総合環境政策
環境コミュニケーション・シンポジウム
環境省、サステナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク(NSC)、(財)地球・人間環境フォーラムの共催により、「環境コミュニケーション・シンポジウム」を、平成23年12月1日(木)13時30分より、ニューピアホール(東京都港区海岸)にて開催します。
- テーマ:
- 戦略的環境経営と情報開示
~「バリューチェーンを通じた環境課題への対応とステークホルダー・エンゲージメント」~ - 日時:
- 平成23年12月1日(木) 13:30~17:00
- 会場:
- ニューピアホール(東京都港区海岸1-11-1 ニューピア竹芝ノースタワー1F)
会場アクセス(リンク)
(参加無料)
概要
我が国の経済環境は、少子高齢化や消費意欲の伸び悩みなどの原因に加え、東日本大震災による甚大な被害が加わり厳しい状況となっています。また昨今では、新興国を中心とした世界経済の回復基調の鈍化、円高や資源制約などの影響もあり、先行きの不透明な状況が続いています。
そのような中、本年8月5日に閣議決定された「日本再生のための戦略に向けて」において、革新的エネルギー・環境戦略や空洞化防止・海外市場開拓などが、日本再生に向けた戦略の方針として掲げられ、震災からの復興に全力で取り組むと同時に、経済成長力を含む日本全体の再生にも足取りを緩めることなく取り組んでいく必要があるとされております。世界的に環境問題が深刻化する中、グリーンイノベーションなどの環境課題への取組は、我が国の再生と成長のために、さらに重要になるものと考えられます。
将来を見据えた場合、個々の企業が環境課題に真摯に取り組むことが、企業の持続可能性につながり、ひいては日本の経済競争力を高める基盤になっていくものと思われます。そして、そのために、個々の企業が原料調達から廃棄までのバリューチェーン全体を視野において、社会から求められる重要な環境課題に戦略的に対応していく環境経営が益々肝要となってきます。さらに、その環境経営の全容を適切に開示することにより、ステークホルダーとの対話(エンゲージメント)を進め経営に還元していくことが、更なる競争基盤の確立には不可欠となってきます。
こうした点を考慮に入れ、「戦略的環境経営と情報開示~バリューチェーンを通じた環境課題への対応とステークホルダー・エンゲージメント~」をテーマとしたシンポジウムを開催します。
基調講演には、積水化学工業株式会社 取締役相談役 大久保尚武氏をお迎えし、"環境経営"について、お話いただきます。続いて、上智大学経済学部 上妻義直教授に、環境情報開示の国際的動向と日本の課題に関してご講演いただきます。その後、企業関係者、有識者によるバリューチェーンを通じた環境経営をテーマとしたパネルディスカッションを行います。
企業の環境・CSRご担当様はもとより、環境を軸とした企業の戦略的経営や環境報告の動向についてご関心のある皆様にご参加いただければ幸いです。
なお、今回のシンポジウムに参加された皆様には、事業者の優れた環境報告事例を取りまとめた冊子「平成22年度 環境報告 優良事例集」を配布いたします。
プログラム 予定
- 13:30~13:40
- 開会挨拶
環境省 - 13:40~14:20
- 基調講演
積水化学工業株式会社 取締役相談役 大久保 尚武氏
「積水化学グループの環境経営~エコノミーとエコロジーの両立を目指して」(仮題) - 14:20~14:50
- 講演
上智大学経済学部教授 上妻 義直氏
「環境報告の国際的動向と日本の課題」 - 15:10~16:50
- パネルディスカッション
(テーマ)
バリューチェーンを通じた環境課題への対応とステークホルダー・エンゲージメント
〔パネリスト〕(予定・五十音順)
赤羽 真紀子氏(CSRアジア東京事務所 日本代表)
佐野 由利子氏(味の素株式会社環境・安全部 主任)
竹ケ原 啓介氏(株式会社日本政策投資銀行 環境・CSR部長)
冨田 勝己氏 (パナソニック株式会社 環境本部 環境企画グループ コミュニケーションチーム チームリーダー)
野村 浩一氏 (富士ゼロックス株式会社 CSR部企画グループ長)
〔コーディネーター〕
後藤 敏彦氏 (NSC代表幹事/環境監査研究会代表幹事) - 17:00
- 閉会
環境コミュニケーション・シンポジウムの参加申込み方法
- 参加を希望される方は、申し込みフォーム(リンク)より申し込みください。(参加無料)
- FAXで申し込みされる場合は、こちらから申込書をダウンロード [PDF 100KB]の上、下記連絡先までお送りください。
FAX:03-3580-8265 - 参加可能な方へは、受講票をE-mailにて送付いたします。当日、印刷の上、ご持参ください。
- 参加申込締切は、平成23年11月28日(月)12:00といたします。
- ただし、定員(500名)になり次第受付は締め切ります。
- 申し込みいただきました情報は、個人情報保護の観点から適正な配慮をもって取り扱わせていただきます。
シンポジウム問い合わせ先
環境コミュニケーション・シンポジウム 事務局 (株式会社 ダイナックス都市環境研究所内)
担当:谷口・江澤
〒105-0003 東京都港区西新橋2-11-5 TKK西新橋ビル3階
TEL:03-3580-8221 FAX:03-3580-8265 E-mail: eco-sympo@dynax-eco.com
- 問い合わせ先
- 環境省総合環境政策局環境経済課
- 代表:03-3581-3351(内線:6268)
- 直通:03-5521-8240
- 担当:諸田 淳