第2章では、我が国の生物多様性の保全と持続可能な利用に向けた取組について記述します。はじめに、生物多様性の現状として、愛知目標の進捗状況について紹介します。続いて、「第5次環境基本計画」の「第4部 環境保全施策の体系」に沿って、それぞれに関連する取組を報告します。
「生物多様性国家戦略2012-2020」(2012年閣議決定、以下「国家戦略」という。)の第2部では、生物の多様性に関する条約(以下「生物多様性条約」という。)第10回締約国会議(COP10。以下、締約国会議を「COP」という。なお、本章におけるCOPは、生物多様性条約締約国会議を指す。)において採択された愛知目標の達成に向けて我が国の国別目標を掲げているほか、それについての関連指標群を設定しています(表2-1-1)。
関連指標群の状況と、我が国の本条約の実施状況をまとめた国別報告書を条約事務局に提出しました。
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