既に実用化された先進的環境技術の環境保全効果、副次的な環境影響、その他環境の観点から重要な性能(「環境保全効果等」)を第三者が客観的に実証することにより、環境技術の利用者による技術の購入、導入等の際に、環境保全効果等を容易に比較・検討し、適正な選択を可能にし、もって環境技術の普及を促進し、環境保全に寄与し、中小企業の育成も含めた環境産業の発展に資することを目的とした事業です。
環境技術の開発者でも利用者でもない第三者機関が、環境技術の環境保全効果等を試験等に基づき客観的なデータとして示すこと。環境技術とは環境改善効果又は環境保全効果をもたらす先進的技術、並びに環境に関する先進的な測定技術と定義します。「実証」は、一定の判断基準を設けて、この基準に対する適合性を判定する「認証」とは異なる。
信頼できる第三者機関(実証機関)が、環境技術を実際の現場等で実証し、その結果を広く公表することで、
環境技術の普及を支援する事業
・平成15年度〜:モデル事業実施 / 平成20年〜:本格実施
・専門家の意見を踏まえて実証方法・評価項目について検討(技術実証検討会)
これまでに661技術を実証してきました(令和3年度末現在)
実証報告書(詳細版)とは、実証機関が作成するもので、以下に示す内容を含む実証の全ての
結果を取りまとめたものです。
有識者により組織される技術実証検討会での検討を経た上で、環境省の承認を得るものであり、
全ての報告書が環境技術実証事業ウェブサイト等に登録・公開されます。
● 全体概要
● 実証の概要と目的
● 実証内容
● 過去に調査した試験データの活用の検討(必要な場合)
● 試験結果
● 試験結果に基づく実証結果
● 実証結果に関する考察
● 付録 専門用語集、品質管理に関する事項等の情報(必要な場合)
実証報告書(概要版)とは、実証報告書(詳細版)をもとに、重要な実証結果を中心にコンパクトにとりまとめたものです。
▶ 個別の実証報告書は「実証済み技術一覧」のPDF書類からご覧下さい。
▶ 実証事業実施要領 … 環境技術実証(ETV)事業の事業運営に関する文書
▶ 実証要領 … 実証事業実施要領に基づく、各技術区分の実証手順等を記載した技術文書