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南極が解き明かす太古(たいこ)の地球

ペンギン

太陽系にある地球は、小さなチリがぶつかってだんだん大きくなってできました。隕石(いんせき)は、太陽系が生まれた時に地球や他の惑星になれなかった小さなかけらです。ですから、隕石(いんせき)の成分を調べることで太陽系が生まれた頃の情報を手にいれることができます。

南極にある厚い氷の中には、氷ができた時の空気が閉じこめられています。何十万年も前にできた氷の中には、そのころの空気が含まれているのです。その空気を取り出して成分を調べることで、大昔から現在までの気候のうつり変わりを知ることができます。たとえば、氷に閉じ込められた二酸化炭素を分析することで、今後の地球温暖化(おんだんか)の対策や将来の地球に与える影響を考えることができるのです。

グラフ。南極の気温の変化と二酸化炭素の変化と氷の量の変化の比較。参考:南極科学館(国立極地研究所編)
参考:南極科学館(国立極地研究所編)

二酸化炭素の変化と気温の変化が似ていますね。

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