自然環境・生物多様性
「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトチームについて
目的
私たちの暮らしは、豊かな飲み水、きれいな空気、食料や資材、自然が持つ防災・減災機能、自然の上に成り立つ特色ある文化やレクリエーションなど、森里川海からの恵みによって支えられている。
一方、森里川海は、過度の開発や利用、管理の不足等により、つながりが分断されたり、質が低下しており、さらに気候変動の進行によってこれらに拍車がかかっている。人口減少、高齢化が進行する中で、どのように森里川海を管理し、それを通じて地方を創生していくかが課題である。
このため、森里川海の恵みを将来にわたって享受し、安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と対策の方向を全省的にとりまとめる。
とりまとめに当たっては、有識者や先進的な取組を行っている方々との対話や議論を行うものとし、他省庁との連携も視野に入れることとする。
※プロジェクト名称「つなげよう、支えよう森里川海」について
自然資源を象徴する「森」「里」「川」「海」を保全してつなげること、また、それぞれに関わる人たちをつなげること、そして、都市部に住む人たちも含めて国民全体で「森里川海」の保全と関わる人たちを支えることを示している。
組織
官房長をチーム長として、総合政策局、自然環境局、水・大気環境局及び地球環境局の職員(26名)で構成する。また、有識者をアドバイザーとして置く。
チーム員は環境事務次官が指名し、アドバイザーはチーム長が委嘱する。
有識者アドバイザー ※五十音順
- 栗山 浩一(京都大学 農学研究科 教授)
- 関 健志(公益財団法人日本生態系協会 事務局長)
- 中貝 宗治(兵庫県豊岡市長)
- 速水 亨(速水林業 代表)
- 涌井 史郎(東京都市大学 環境学部 教授)
活動内容
有識者を招いた勉強会、自治体との意見交換会、公開シンポジウム等を実施し、森里川海の恵みを将来にわたって享受し、安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と対策の方向をとりまとめる。
- ※勉強会や意見交換会については、原則として報道関係者に公開することとしています。