「つなげよう、支えよう森里川海」シンポジウム in 東京
WEB開催レポート

開催日時
平成28年1月25日(月) 13:30~16:00
開催場所
新宿区立新宿文化センター
参加者数
129名
主催・共催
主催:環境省、後援:特別区長会
プログラム

 「つなげよう、支えよう森里川海」シンポジウムin東京が、新宿区立文化センターで開催されました。
 本シンポジウムは、関東エリア8箇所のミニフォーラム・シンポジウムを受けての中間総括的なシンポジウムです。
 中井徳太郎大臣官房審議官からの主催者挨拶の後、来賓挨拶として後援を頂いた特別区長会の西川太一郎会長、開催地である新宿区の吉住健一区長より、「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトの趣旨への賛同と期待のお言葉を頂きました。述べていただきました。

(1)主催挨拶
中井 徳太郎 大臣官房審議官
(2)来賓挨拶
①特別区長会会長 西川 太一郎 様
②新宿区長 吉住 健一 様
(3)基調講演
『東京湾からみた森里川海』
 水中写真家 中村 征夫 氏

 これまでに撮影された東京湾の海辺や海中、そして様々な生物等の写真を通して、東京湾の姿や変化についてご講演をいただきました。変海の中も場所によって異なり、「海の豊かさは上流の森を見ればわかる」という言葉で森里川海のつながりの重要性についてお話をいただきました。

(4)「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクト紹介
関東ブロックリレーフォーラムの報告
環境省 自然環境局自然環境計画課長 鳥居 敏男

 「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトの紹介と関東エリアで開催したミニフォーラム・シンポジウムの報告をおこないました。関東各地おこなったワークショップでは、森里川海をつなぐアクションを進めていくために、「子どもたちのために!」、「自然は楽しい!」、「郷土愛」という「つなぐ想い」と、「取組の連携」、「つなぐ人」、「活用=稼ぐしくみ」といった「仕組みづくり」が大切とのご意見を頂いたことを紹介しました。

(5)パネルディスカッション
『森里川海とのつながりが都市のくらしも豊かに』をテーマに、5人のパネラーにご登壇いただき、パネルディスカッションを行いました。

コーディネーター:都留文科大学 教授 高田 研 氏

パネリスト:
 ・MS&D インシュアランス グループ ホールディングス
  人事・総務部地球環境・社会貢献担当課長 浦嶋 裕子氏
 ・バースセンス研究所 代表取締役
  公益社団法人誕生学協会 代表理事 大葉 ナナコ 氏
 ・ジャーナリスト/環境カウンセラー
  NPO法人新宿環境活動ネット代表理事 﨑田 裕子 氏
 ・水中写真家 中村 征夫 氏
 ・環境省 自然環境局自然環境計画課長 鳥居 敏男

 冒頭にパネリストの皆さまから活動の報告を頂きました。﨑田氏から、新宿区立環境学習センターでの取組や新宿の森に係る活動等について、大葉氏からは、ご自身の子育てから自然にふれる重要性と幸せな出産と子育ての支援の取組、浦島氏からはMS&AD インシュアランス グループで取り組むラムサールサポーターの取組や防災という観点から渡良瀬遊水池との連携などについて御紹介いただきました。

 コーディネーターの高田氏より、都留市でのご自身の取組からを通して自然の恵みを「非日常から日常に」というお話があり、パネリストの皆さんから2020年のオリンピック・パラリンピックを契機にライフスタイルや原料調達の仕組みの変換を促すこと、都市と地方が兄弟や友達のようにつながる「友産友消」を進めること、親子の自然とのふれあいをもっと増やすこと、自然がもたらす恵みを総合的かつ長期的に考えていくこと、全ての人が自然の恵みは無限では無いことを理解することが必要等の意見が出されました。

 シンポジウム終了後、本プロジェクトのアンバサダーであるアヒル隊長と参加者の皆さんで記念撮影を行いました。

 会場入口には関東エリア内でこれまでに開催された8箇所のリレーフォーラムの結果まとめたパネルと、参加者の皆さまにメッセージを記入頂いた「えんたくん」を展示いたしました。