「つなげよう、支えよう森里川海」シンポジウム in 熊本
WEB開催レポート

開催日時
平成28年1月15日(金) 14:00~16:00
開催場所
くまもと森都心プラザ「プラザホール」
(熊本市西区春日1丁目14番1号)
参加者数
190名
主催・共催
主催:環境省、共催:熊本市
プログラム

 冬晴れの天気に恵まれ、くまもと森都心プラザにて、「つなげよう、支えよう森里川海」シンポジウムin熊本 が開催され、熊本市内をはじめとした多くの地域住民の方々、各企業団体関係者の皆さまにご参加いただきました。

 シンポジウムは、MCであるエフエム熊本のパーソナリティ 松崎ひろゆきさんによる開会・開催趣旨説明からスタートし、続いて、環境省亀澤審議官から主催者挨拶、そして、大西一史熊本市長から共催の挨拶が行われました。
 そして、基本講演として、環境省より「つなげよう、支えよう森里川海」プロジェクトの中間報告と、本プロジェクトが目指すビジョンの説明がありました。
 続いて、特別講演として、NPO法人環境ネットワークくまもと大住和估さんがご登壇し、熊本市における環境保全の各団体の取り組みについてご講演頂き、「熊本の地下水を次世代に残すため、パートナーシップを組んでいきましょう」と呼び掛けました。
 次に、企業における地下水保全の取り組みについて、サントリーホールディングス株式会社三枝直樹さんからご講演頂きました。「熊本の宝である地下水を育む事が出来るようにこれからも企業努力を続けていきます」とまとめられました。
 最後に、多良岳~有明海・水環境保護団体「水の会」西村宰さんがご登壇され、鹿島市における環境保全の取り組みについてご説明頂き、「より効果的で続けて楽しい環境保全活動をやり続けます」とご発言されました。

 休憩を挟んで後半は、「森里川海は地域の資源。これからの未来を語ろう!」をテーマとしたパネルディスカッションが開かれ、熊本学園大学教授坂本正さんにモデレーターとして立っていただき、特別講演、主催者挨拶でご登壇されました大住さん、三枝さん、西村さん、亀澤審議官の4名がパネラーとして参加されました。

 パネルディスカッションでは、それぞれの発表に対して感想が述べられた後、「どういう未来を作っていくか」という視点で、各パネラーの講演を聞いた上で意見を出し合い、「森里川海」プロジェクトを盛り上げていく具体策が話し合われました。
 会場からは、「今後、森里川海をつなげていくために、山から最後の海まで力を入れていただけるような支援をお願いしたい」という声があがりました。

 最後にモデレーターの坂本さんから、「各省庁が連携して、森里川海をトータルで考えていってほしい。これからの子どもたちに向けて、子どもたちが水に親しめる環境を作り、環境学習も体系的にやっていく必要があります。座学だけでなく現場に出て感覚で捉える事が出来る環境教育を取り入れていきましょう」というまとめがあり、パネルディスカッションが終了しました。

(1)開会・開催趣旨説明
MC エフエム熊本 松崎 ひろゆき
(2)主催挨拶
環境省大臣官房審議官 亀澤 玲治
(3)共催挨拶
熊本市長 大西 一史様 
(4)特別講演
①熊本市における環境保全の取り組み
『熊本の地下水を飲み続けるために』
NPO法人 環境ネットワークくまもと 大住 和估様
②企業における地下水保全の取り組み
『水と生命(いのち)の未来を守る』
サントリーホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション本部エコ戦略部 三枝 直樹様
③鹿島市における環境保全の取り組み
『まちのチーム力で、もっと豊かな海へ!』
多良岳~有明海・水環境保護団体
「水の会」 会長 西村 宰様
(5)パネルディスカッション
テーマ:森里川海は地域の資源。これからの未来を語ろう!

 また、190名の参加者の皆様には、会場後方に設置した各パネルを観覧され、えんたくんに、森里川海への想いや今後取り組みたいアクションなどを各々の言葉で書いていただきました。