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この地球には美しく、()かな自然()があふれています。いろいろな動物や植物、目に見えない小さな生きものが、長い時間をかけて、森、里、川、海などの生態()()をつくってきました。そこでは、生きものたちが食べたり、食べられたり、役に立ったり、じゃましたり、おたがいに()わり合いながら()らしています。わたしたち人間も、この()わり合いの中で、食べものや水、()らしやすい環境()、生きものとのふれあいなどのさまざまなめぐみに()えられ、生活しています。
しかし、今、人間の活動などの影響()により、この自然()()わり合いがくずれてきています。たとえば、建物()などを作るための開発が、森や川や海を()つけてきました。地球温暖化()などの地球環境()変化()影響()で、たくさんの生きものたちが、今までのように()らせなくなっています。わたしたちが()のところから持ちこんだ生きもの(外来()())が、もともとその場所にいた生きもの(在来()())を食べてしまったり、住みかや食べものをうばったりしています。わたしたちが大きな()()らし、山や畑の手入れをしなくなり、森や里が()れてしまったことで、わたしたち人間といっしょに()らしてきた生きものが()っています。
わたしたちは、そうした多様で()かな自然()や生きものを守らなければなりません。それは、わたしたちの()らしを守ることにつながります。このために環境省()では、いろいろなことに取り組んでいます。
たとえば、全国の自然()の様子を調べ、大切な場所がどこかを分かるようにしています。わたしたちの仕事や()らしがどのように自然()()わっているのかを調べ、会社のレポートに生きものとの()わり方を書いてもらったり、森や里の()らしの中で守られる()かな自然()を、会社や町の人たちみんなの力で守るための仕組みをつくったりしています。()れた自然()風景()がある地域()を国立公園として守りながら、だれもが楽しめるような観光()地づくりを進めています。()めつのおそれのある野生の動植物を守るルールをつくっています。また、世界の国々と協力()して、森林を守り、()ばくを広げないための活動もしています。
他にも、人と動物のよりよい関係()づくりのために、ペットは最後()まで責任()を持って()うように()びかけたり、人とペットの災害()対策()などの取組もしています。
このように環境省()は、人が自然()の中で多くの生きものと()に生きることのできる社会を目指して、さまざまな取組に力を入れています。
湿地 写真
美しい山々に囲まれた日本最大の山岳湿地()、「尾瀬()国立公園」

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