政府一体となった京都議定書目標達成計画の着実な実行
京都議定書の温室効果ガス6%削減約束を着実にするため、本年3月に決定した
新しい地球温暖化対策推進大綱を基礎として策定する京都議定書目標達成計画を、
政府が一体となって着実に実行していく。この大綱に基づく政府全体の施策の進捗
状況を的確に把握し、評価していくため、温室効果ガス排出量・吸収量の把握・速
報化への体制整備を進める。
また、高効率発電やバイオマスを活用した廃棄物処理・リサイクル施設、自然体
験施設など、地球温暖化対策の観点も踏まえた施設整備を進める。
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[事業の拡充を図るものの例] |
* 15年度要求額(14年度予算額)(単位:百万円) |
- ごみメタン回収施設等の拡充
(廃棄物処理施設整備費補助のごみ処理施設〔公共〕 64,039 ( 63,330) * のうち)
(施策名:一般廃棄物)
(事務事業名:第8次廃棄物処理施設整備計画に沿った着実な施設整備の推進)
地球温暖化対策に資するごみメタン回収施設の整備を促進するため、現行の補助対象
(1施設で1日処理量5t以上)に加えて、新たに分散型(複数の施設で1日処理量5t以上)
の施設についても補助対象とするよう予算を要求することとした。
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- 温室効果ガス排出量・吸収量管理体制整備費 367 ( 204) *
(施策名:地球温暖化対策)
(事務事業名:エネルギー需給両面の対策を中心とした二酸化炭素排出削減対策の推進)
我が国は気候変動枠組条約に基づき、温室効果ガス排出・吸収量目録を作成してきたところであるが、
本年6月に我が国が締結した京都議定書が発効する見通しとなったことに伴い、
同議定書が各国に求めている排出量・吸収量算定のための国内体制の整備を行うほか、
新たに算定方法の改善、品質保証・品質管理計画の策定などを行うための予算を要求することとした。
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