採用・キャリア形成支援情報

職員インタビュー企画 霞が関で子育てはできるのか

~総合環境政策局 環境計画課~

こんにちは!

環境省採用チームです。

今回は、現在、3児の父親をされている、錦織善隆係長(総合環境政策局環境計画課)に、環境省におけるワーク・ライフ・バランス、という観点からお話を伺いました。

育児休業の取得や、家事・子育てと仕事の両立などについて触れられていますので、是非、御覧下さい!

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 私は3児(小2、年少、1歳児)の父親です。20代後半に初めての子供を授かり、現在に至ります。

 子供がまだ2人だった頃は、平日の子育てを妻に任せきりというスタイルでしたが、一番下の子供が生まれたタイミングで、4ヵ月間の育児休業を取得させて頂きました。取得にあたっては、妻の産後の体調と家事・子育ての両立等を踏まえ相談し、決意しました。

 育休取得について当時の上司への相談のタイミングを計っていた時期は、妻から「早く相談しないと、組織に迷惑がかかるよ。」とよく指導されていたものでした。意を決し、上司に相談した際は、家庭の状況を真摯に受け止め、ご理解頂き、その後の関係部署との調整等、ご尽力頂きました。そのおかげで、子供が生まれると同時に、育休をスムーズに取得できました。

 育休中は、家事や子育てという仕事を家内と共有しながら行っておりましたが、職場での仕事との違い(目標、達成感など)に戸惑う反面、子育ての大変さに気づくことができ、あわせて、今までの妻の家事・子育てに対し、感謝の気持ちが芽生えました。

 現在、平日は職場から自宅までの通勤時間の関係もあり、夜は子供達の寝顔を見ることぐらいしかできませんが、毎朝、子供の通学時間に合わせて起床し、短い時間でもコミュニケーションを取るよう心がけております。(「いってらっしゃい」の挨拶だけの時もありますが。)

 また、日々の生活の中、特に仕事が忙しい時は、育休中に感じた気持ちを忘れてしまうこともありますが、時には振り返り、感謝の気持ちを大切にし、生活していきたいと思っています。

~関東地方環境事務所 放射能汚染対策課~

こんにちは!

環境省採用チームです。

掲題のテーマについて、今回は、前回の錦織係長に続き、現在、2児の父親をされている、豊村紳一郎課長(環境省関東地方環境事務所 放射能汚染対策課)にお話を伺いました。

御覧下さい。

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 17年入省で、現在、関東管内の除染を担当しています。今回は、2児(4歳&1歳)の父という立場で、育児と仕事の両立に関し、自分の経験をお話ししたいと思います。

 実は、子を授かるまで、この手のことをまともに考えたことはなく、特別な準備はしていませんでした。それでも、職場の理解や支援制度のお陰で何とか両立が図られており、組織の懐の深さを感じています。(妻や両親の協力は言わずもがな。)

 思い返せば、長男の保育園入園(=妻の復職)に際し、初めて子育てを意識した体制づくりを迫られました。試行錯誤を経て、出勤と終業時間をともに遅くする制度(遅出制度)を活用することにしましたが、震災関連業務で慌ただしい時期にも関わらず、上司や同僚に快く受け止めていただいたと記憶しています。これで妻との就業時間の重複が減り、仕事量はキープしつつ、子への負担を減らすことができました。

 また、次男の誕生後、「育児休暇」を半年取得しました。先ほどとは違い純粋な欠員となるため、取得1年ぐらい前から人事と相談をしてきました。男性職員の育休取得はもう珍しくないようで、世間で言われるような肩身の狭い思いをすることはなかったです。

 育休中は育児や家事だけでなく、復帰後を見据え、保活(居住地にも寄るが2人目は大変!)や持病のある子供の治療に充てました。また、家庭円満には「パートナーの家事にケチをつけない」、「気付いたら自分がやる」ということが必要と実感でき、いい反省の機会となりました。

 現在は、子供達を保育園に送り届けてから出勤し、計画的に業務をこなし、極力お風呂の時間に帰宅するという毎日を送っています。家事・育児を分担することによって、息子達はよく懐いてくれていて日々の癒やしになっています。

 振り返ってみれば、我が事のように相談に乗ってくださる先輩も多かったですし、人事や上司に随分前から制度活用について話しておいたことがよかったのかもしれません。

 学生の皆さんで結婚や育児を見据えて就職活動される方はそう多くないと思います。私自身の育児もこれからが本番(小1の壁とか小4の壁というものがあるそうですよ)ですが、本稿を見て気になることがあれば何でもお問い合わせください。