採用・キャリア形成支援情報

環境省サマートライアル2018!

環境省では、今年も「サマートライアル」を実施します!

1.目的

職員との交流を深めながら政策の企画・立案を体験していただくことを通じて、学生の皆さんのキャリアイメージ形成に役立てていただくとともに、国家行政官の仕事や環境行政に対する理解を深めていただくことを目的としています。

2.対象者

大学又は大学院に在籍する学生または既卒の方で、国家公務員総合職の仕事に少しでも関心のある方。環境行政に関する予備知識は一切必要ありません。

3.実施期間・内容・募集人数

(1)各コースの概要・期間

以下の通り、8~9月に各2日間の日程で実施します(宿泊ではなく両日とも日帰り)。複数のコースにご参加いただくことはできません。

Aコース

○日程:8月28日(火)、29日(水)

○テーマ:循環型社会の実現を目指し、産業廃棄物処理業の産業振興政策の立案を体験してみよう!

○概要:

日常生活や経済活動からは必ず廃棄物が発生します。この廃棄物の適正な処理や廃棄物から資源を回収するリサイクルを始めとした3R(リデュース・リユース・リサイクル)の推進は持続可能な社会に不可欠です。

廃棄物のうち、事業活動から発生する産業廃棄物は、年間約3億9000万トンです。国民一人あたりにすると1年間で約3トン強を排出していることになります。

皆さんはこれらがどのように処理されているか見たことがありますでしょうか?この膨大な産業廃棄物を適正に処理したり、そこから有用な資源の回収を担っているのが産業廃棄物処理業です。

本コースでは、1日目に産業廃棄物の処理に関わる一連の施設(廃棄物の破砕、焼却、資源回収、埋立処分等)を見学し、現場での政策課題を発見してもらいます。

2日目には、環境政策の基本的な考え方(ex.規制的手法や経済的手法など)を説明したうえで、グループワークとして政策の立案過程を体験してもらいます。

Bコース

○日程:8月30日(木)、31日(金)

○テーマ:温暖化対策の一丁目一番地 ~再エネ導入の最大化を目指して~

○概要:

 地球温暖化により、異常気象に伴う大雨や、干ばつによる災害が世界各地で頻発しています。パリ協定に基づき、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出削減を世界全体で進めることが人類にとって喫緊の課題です。

温室効果ガスの大きな排出減の一つに、発電に係る化石燃料の燃焼があります。環境省としては、太陽光や風力などの再生可能エネルギー(再エネ)の導入加速化を、温暖化対策の一丁目一番地の政策として掲げています。

再エネは、地域活性化・地方創生にも大いに役立つと期待されています。風力、地熱などの再エネは、主に都市部よりも地方部でポテンシャルが高く、地域に眠っている再エネを活用することで、雇用が生まれ、その利益を地域に還元することも可能です。

環境省ではこのように、環境政策を通じて、我が国の経済・社会問題を同時解決していく、という信念の元、日々業務に当たっています。再エネは、この「同時解決」を考えるのに格好のテーマです。皆さんには、グループワークを通じて再エネの導入加速化方策について議論していただくことによって、環境省における政策立案の醍醐味を体験していただきたいと思います。

Cコース

○日程:9月6日(木)、7日(金)

○テーマ:より環境に配慮した事業計画の作成に向けて ~実践、環境アセスメント~

○概要:

環境アセスメントは、事業を実施する前に、その事業による様々な環境への影響を予測して、環境に配慮してもらおうという制度であり、住民、専門家、地方公共団体、国などと意見を交わしながら、事業の内容や地域のニーズに応じて、よりよい事業、よりよい環境配慮を追求するためのプロセスです。このため、事業の性質、地域状況、様々な環境問題をトータルに扱う能力が求められます。本コースでは、1日目に火力発電所を見学してもらう他、環境アセスメント制度などの概略を学んでいただき、2日目には、実際に審査官になったつもりで風力発電事業の事業計画に関する環境影響審査の一端を模擬体験してもらうことを予定しています。これより、自然・水大気・温暖化など多様な環境分野への配慮をどう事業計画に織り込んでいくかを体験してもらいたいと思います。

Dコース

○日程:9月13日(木)、14日(金)

○テーマ:我が国の国立公園のこれからの利用のあり方検討 ~明日の日本を支える観光ビジョンとその実現を考えてみよう~

○概要:

日本の国立公園は、土地の所有に関わらず指定を行う「地域制自然公園制度」を採用しており、国立公園内にも多くの私有地が含まれています。国立公園内に住んでいる人も多く、農林業なども行われていることから、国立公園の管理は、人々の暮らしや産業などと調整しながら進められています。一方で、経済活性化施策の一つとして国立公園の観光利用の促進が期待されている中、改めてその利用のあり方を、訪日外国人対応も含めて考える必要が生じています。

本コースでは、1日目に富士箱根伊豆国立公園(箱根地域)の観光利用の現状や現場管理の実態について学んだ上で、2日目はグループワークで、目指すべき国立公園の利用ビジョンやその実現に向けた政策を考えます。

※1日目は、箱根において野外活動(ハイキング程度)を行う予定です。

(2)内容

いずれのコースにおいても、参加者同士でグループを編成し、具体的な政策を検討・提案していただきます。主な内容は以下の通りです。

1.担当職員からの概要レクチャー
2.現場見学や関係者へのヒアリングなどのフィールドワーク
3.グループディスカッション
※グループディスカッションでは、フィールドワークで学んだ知見や、オフィスでの情報収集、グループ内での議論等を通して、社会課題の本質的な問題点を深掘りして頂き、それに対する解決策としての政策立案を疑似体験して頂きます。
4.政策課題に対する解決策のプレゼンテーション/職員からのフィードバック
※コースによっては職員との懇親会も含みえます。

(3)実施時間

各日とも午前10時~午後7時
(両日とも日帰り。カリキュラムによって若干変更することがあります。)

(4)実施場所

環境省本省(東京都千代田区霞が関1-2-2合同庁舎第5号館)(予定)

※現場見学や関係者へのヒアリングなど、現場での体験もカリキュラムに含まれています。

(5)募集人数

各コースにつき、それぞれ20~30名程度。

4.募集方法

参加を希望する方は、8月10日(金)までにマイナビのインターン募集ページまたはリクナビのインターン募集ページよりお申し込みください。

5.選考方法

募集人数を超える応募があった場合には、応募期間終了後に選考を行います。
参加が決定した方には、8月14日(火)までにメールにて御連絡する予定です。

6.注意事項

  • 参加される方には、事前に、参加に当たっての遵守事項に関する誓約書を提出していただきます。詳細は参加される方に御連絡します。

  • サマートライアルの必要経費(交通費、滞在費、食事代、保険料等)については、原則として参加者各自で負担していただきます。

  • サマートライアル中に知り得た情報の取り扱いについては、担当職員の指示に従っていただきます。

  • 御登録いただく個人情報は、キャリア形成支援活動に関して使用することがありますが、それ以外に使用することはありません。

  • 本企画は、採用・選考とは一切関係がありません。

7.応募・問い合わせ先

環境省大臣官房秘書課 サマートライアル担当

〒100-8975 東京都千代田区霞が関1-2-2
電話: 03-5521-8211
FAX: 03-3580-2517
e-mail:saiyo@env.go.jp

※本サマートライアルは、「環境省インターンシップ制度」とは異なりますので、お間違えのないようご注意ください。

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