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総合職事務系:FAQ

4.他の主体との関わりについて

Q 「環境問題」であれば民間企業でも関われると思いますが、環境省ならではの関わり方を教えて下さい。

A:

民間企業は社会のプレーヤーですが、行政は社会のルールを作り、それを運用していくルールメイカーです。したがって、世の中には環境技術で売り出している企業や企業活動を環境保全につなげようとしている企業がありますが、環境省の仕事はそうした企業や市民の環境保全活動がきちんと評価され、またそうした活動が更に前進していくためには何が必要かを考え、それを社会のルール化していく仕事です。

特に環境問題は経済学で言うと外部不経済(経済主体の行動が市場を通じないで及ぼす負の外部効果)と位置づけられ、自由な経済原理に任せていては守ることが難しい価値と言えますので、行政の果たすべき役割は極めて大きいです。環境省は、規制的な手法、経済的な手法、情報を用いた手法など様々な政策ツールを駆使して、民間企業の活動の下では十分に守られない環境という社会の共有財産を守っていくという重要な使命を負っているのです。