ESG 金融懇談会 第2回 議事要旨

日時

平成30年2月9日(金)15:00~17:00

場所

環境省(中央合同庁舎5号館)22階 第1会議室

出席者

【出席委員(50音順)】

稲垣  精二 委員   第一生命保険株式会社 代表取締役社長

岩崎  俊博 委員   一般社団法人投資信託協会 会長

大場  昭義 委員   一般社団法人日本投資顧問業協会 会長

翁   百合 委員   株式会社日本総合研究所 副理事長

北川  哲雄 委員   青山学院大学大学院国際マネジメント研究科 教授

黒本 淳之介 委員   一般社団法人第二地方銀行協会 会長、

株式会社栃木銀行 取締役頭取(和南城 憲一 氏 代理出席)

佐久間 英利 委員   一般社団法人全国地方銀行協会 会長、

株式会社千葉銀行 取締役頭取(飯嶋 大三 氏 代理出席)

佐藤  浩二 委員   一般社団法人全国信用金庫協会 会長、多摩信用金庫 会長(渋谷 博之 氏 代理出席)

末吉 竹二郎 委員   国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)特別顧問

鈴木  茂晴 委員   日本証券業協会 会長(岳野 万里夫 氏 代理出席)

多胡  秀人 委員   一般社団法人地域の魅力研究所 代表理事

玉木 林太郎 委員   公益財団法人国際金融情報センター 理事長(OECD前事務次長)

成田  耕二 委員   株式会社日本政策投資銀行 取締役常務執行役員

濱口  大輔 委員   企業年金連合会 運用執行理事 チーフ インベストメントオフィサー

平野  信行 委員   一般社団法人全国銀行協会 会長、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

取締役 代表執行役社長 グループCEO(大嶋 幸一郎 氏 代理出席)

牧野  光朗 委員   飯田市長

水口   剛 委員   高崎経済大学副学長、同大学経済学部 教授

宮原 幸一郎 委員   株式会社東京証券取引所 代表取締役社長

【オブザーバー】

金融庁

経済産業省

日本銀行

議事

1. 開会

 中川環境大臣及びとかしき環境副大臣より、冒頭、挨拶があった。

2. 話題提供(水口委員、柳様、木村様)

(1) 高崎経済大学副学長、同大学経済学部 教授 水口剛委員より、概要、以下の話題提供があった。

  • 持続可能な経済のあり方を長い目で見据えた場合、財務資本、知的資本、社会・関係資本、自然資本と資本概念を拡張することは、論理的かつ合理的な行動であること。
  • ESG金融の促進には、ESG投資の質の向上、企業の情報開示の枠組みの整備、脱炭素に関する政府からの具体的で一貫性のある方針等が必要であり、さらに、ESG金融の機運を高めるためにも本懇談会からのメッセージの発信は重要であるということ。   等   

(2) エーザイ株式会社 常務執行役CFO兼東洋大学客員教授 柳良平様より、概要、以下の話題提供が
  あった。

  • 日本企業には、人的資本や自然資本など、財務価値につながる非財務的な価値がまだまだ埋もれており、日本こそ「ESGの国」。一方、ESGに関する理解が不十分であるために、結果として企業価値が過小評価されている「不都合な真実」が顕在化していること。
  • そうした日本企業ならではのポテンシャルを引き出す上で、建設的な対話は極めて重要。企業側も、サステナビリティ経営に対するトップの強いコミットのもと、最高財務責任者がESG要素を戦略的に加味していく必要があること。   等

(3) 一般社団法人機関投資家協働対話フォーラム 理事長 木村祐基 様より、概要、以下の話題提供が
  あった。

  • 企業が抱える環境・社会課題に関して、複数の機関投資家と企業が対話を通じて認識共有・相互理解を深めることは、企業の価値創造や競争優位の源泉である非財務的な価値を引き出す上で有効と考えられること。
  • そうした協働対話のプロセスは、ESG情報を「ビジネスモデルの持続可能性に関する重要課題」等として的確に捉え、企業価値評価の適正化へつなげる投資家リテラシーの向上にも有用と言えること。   等

3. 自由討議

議事2.を受けて自由討議が行われた。討議では、各委員より、主に以下のような論点について意見が示された。

  • 市場機能を支える対話の担い手としての投資家の役割
  • 企業価値評価における投資家のESG情報リテラシーの向上
  • ESGの取組に関する企業の経営・財務トップの意識向上
  • 環境情報の開示を促すための環境整備
  • 長期的・合理的な投資家行動を後押しするためのフレームワーク
  • FSB-TCFDを巡る世界の動き
  • ESG課題に関する政府における政策の一貫性   等

4. 閉会

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