有明海・八代海等総合調査評価委員会 海域再生対策検討作業小委員会(第1回)

1.日時

平成24年9月11日(火)午前10時~12時

2.場所

経済産業省別館1020号会議室

3.出席者

小委員会委員長 滝川清委員長
委員 有瀧真人委員、小松利光委員、山口敦子委員、山口啓子委員
専門委員 白谷栄作委員、橋本晴行委員、牧秀明委員、松野健委員
事務局 環境省水・大気環境局水環境課長、水環境課閉鎖性海域対策室長、水環境課閉鎖性海域対策室長補佐

午前9時58分 開会

○阿部室長補佐 定刻よりも若干早いですけれども、ただいまから、有明海・八代海等総合調査評価委員会第1回海域再生対策検討作業小委員会を開会いたします。
 まず、本小委員は公開の会議となっておりますことを申し上げます。
 また、本日の会議、委員全員で11名の定員ですが、本日、清水委員と古川委員からご欠席という連絡を承っており、9名がご出席されております。
 続きまして、当省水・大気環境局、北村水環境課長よりごあいさつを申し上げます。

○北村水環境課長 環境省水・大気環境局水環境課長の北村でございます。本日は、局長の小林が参りましてごあいさつを申し上げるところでしたが、急遽、急用が入りまして、私がかわってあいさつをさせていただきます。
 本日は、委員の皆様には大変ご多忙のところ多数お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。有明海・八代海等総合調査評価委員会の第1回海域再生対策検討作業小委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 昨年8月に有明海・八代海再生特措法改正法が成立をしたことを受けまして、本小委員会の親の委員会でございます有明海・八代海等総合調査評価委員会が、約4年ぶりに審議を再開したところでございます。それ以降、委員会では、4年間のブランクの間の有明海及び八代海等の海洋環境や水産資源の動向、関係省庁による再生等の取組状況の報告を受けますとともに、委員会の果たすべき役割について改めて確認をされたところでございます。
 この役割の一つに、有明海及び八代海等の再生に関して科学的な知見で成立し得る再生像を提示するとか、その再生像を実現するための再生手順を提示していくということがございます。これに関しまして、今年の6月19日に開催されました第30回の評価委員会で、審議の円滑化・加速化を図る目的で、審議に必要な情報の収集・整理・分析を行う役割を担う本小委員会の設置が決定をされたところでございます。
 本小委員会には、水産関係の研究者の方々のほか、環境分野、工学分野、理学分野等、さまざまな専門分野の研究者の方々にご参加をいただいているところです。このことは、有明海及び八代海等の再生を図るということが、生物や海域のみならず、農業、森林など陸域部分までも含んで、地域が一体となって、さまざまな専門分野から再生に向けアプローチすべきものであることを示していると思っております。
 また、再生を考えていく上で必要な情報は、有明海及び八代海等に係る情報のみならず、全国各地あるいは世界各地で取り組まれています海域あるいは湾再生等の情報まで、範囲を広げて収集する必要が出てくるかもしれません。このような意味でも、ここにお集まりの委員の皆様には、豊富な知識や経験をお持ちでいらっしゃいますので、本小委員会の調査・検討にご発揮いただければというふうに考えております。それを通じまして、親委員会であります評価委員会における有明海及び八代海等の再生の評価の加速化が果たされるものと、心より期待をしているところでございます。
 委員の皆様には、どうか本日、どうぞよろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 続きまして、今回、第1回目の会合でございますので、最初に委員のご紹介をさせていただきます。お手元の資料1をご覧ください。委員名簿となっております。委員名簿に基づきまして、委員のご紹介をさせていただきます。
 有瀧真人委員です。独立行政法人水産総合研究センター西海区水産研究所有明海・八代海漁場環境研究センターでセンター長をなさっておられます。

○有瀧委員 有瀧です。よろしくお願いします。

○阿部室長補佐 なお、有瀧委員におかれましては、昨日行われました、もう片一方の小委員会、生物・水産資源・水環境問題検討作業小委員会の委員長もなさっていただいておりますし、親委員会の委員としてもご活躍いただいております。
 続きまして、小松利光委員でございます。九州大学大学院工学研究院特命教授をなされておられます。

○小松委員 小松です。よろしくお願いします。

○阿部室長補佐 続きまして、滝川清委員でございます。熊本大学沿岸域環境科学教育研究センターのセンター長で、また、教授をなされておられます。

○滝川委員 滝川でございます。よろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 続きまして、山口敦子委員でございます。長崎大学大学院水産・環境科学総合研究科の教授をなされておられます。

○山口(敦)委員 山口です。よろしくお願いします。

○阿部室長補佐 続きまして、山口啓子委員でございます。島根大学生物資源科学部准教授をなさっておられます。
 続きまして、白谷栄作委員でございます。農業・食品産業技術総合研究機構農村工学研究所企画管理部業務推進室の室長をなさっておられます。

○白谷委員 白谷でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 続きまして、橋本晴行委員です。九州大学大学院工学研究院の准教授をなさておられます。

○橋本委員 橋本でございます。よろしくお願いします。

○阿部室長補佐 続きまして、牧秀明委員でございます。国立環境研究所地域環境研究センター海洋環境研究室の主任研究員をなさっておられます。

○牧委員 牧でございます。よろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 続きまして、松野健委員でございます。九州大学応用力学研究所の教授をなさっておられます。

○松野委員 松野でございます。よろしくお願いします。

○阿部室長補佐 なお、本日、この委員名簿で出てきます、「臨時」と書いてある清水晃委員、あと古川恵太委員につきましては、本日欠席の連絡をいただいております。
 続きまして、事務局の紹介をさせていただきます。
 先ほどごあいさつをいたしました北村水環境課長です。

○北村水環境課長 よろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 あと、私の隣にいますのが、名倉閉鎖性海域対策室長です。

○名倉閉鎖性海域対策室長 名倉です。よろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 私が閉鎖性海域対策室の室長補佐をしております阿部でございます。よろしくお願いいたします。
 続きまして、当小委員会の委員長ですけれども、参考資料3をご覧いただけますでしょうか。参考資料3には、本小委員会の親委員会であります有明海・八代海総合調査評価委員会の運営方針をお付けしております。参考資料3の裏面を御覧下さい。4のところに「小委員会について」とあります。小委員会は、そもそもこの規定に基づいて設置できるとことになっているんですが、ここの③をご覧ください。「小委員会に小委員会委員長を置き、委員長の指名」、これは評価委員会、親委員会の委員長の指名によりこれを定めるということになっています。この規定に基づきまして評価委員会の委員長であります岡田光正委員長から事前に、滝川清委員に委員長の指名がなされておりますので、このことをまずご紹介させていただきます。
 滝川小委員会委員長、すみませんが、何かごあいさつがあれば、お願いしたいのですが。

○滝川小委員会委員長 ただいま事務局よりご紹介いただきましたが、親委員会の岡田委員長のほうから、新たに新設されるこの小委員会の委員長の指名をいただきました、熊本大学、滝川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 私、これまで有明海・八代海、両海域において、いろんな研究をやってきたところですが、特に最近は自然再生を何とかしなきゃいけないということで取り組んでおります。そういった点を岡田委員長にご評価いただき、本小委員会のメンバーに加えていただいたと理解いたしております。また、今回小委員会の委員長という指名までいただきまして、大変な役割と痛感いたしておりますが、ご期待に添えるよう一生懸命努力してまいりたいと思いますので、何とぞご指導よろしくお願いいたしたいと思います。
 実は私、2000年の冬にノリの不作ということで、農林水産省に、いわゆるノリの不作第三者委員会というのが立ち上がりまして、それを受けて2003年ですか、環境省に有明・八代海の特別措置法に基づく委員会ということで、平成15年の創設当時より継続して委員を務めさせていただいております。その流れの中で委員会報告、評価委員会と俗に言っていますが、18年度には、その評価委員会の報告がなされましたが、そのときの委員長である須藤委員長、それから現親委員会の委員長の岡田委員長、それに今日ご列席いただいている小松先生、山口敦子先生ほか多くの研究者にもご参画いただいて、その委員会の報告というのを、第26回の審議を経まして、科学的知見からいろいろ検討して参ったところでございます。その委員会の取りまとめに関しましては、個人的には、ある程度、まとまりができたのかなと思っておりますが、一番気になるのがやはり海の再生ですね。その部分について、より具体的な表現がやっぱりできていないという現状もございます。そういった中で、何とかならないのかなとずっと思い続けていたという実状でございます。
 その後、この委員会が特別措置法の関係でしばらくお休みということになっていましたが、昨年、環境省より特別措置法がまた再開されまして、委員会を再開するに当たりまして、再び委員として参画しなさいとご連絡をいただいたときには、今申し上げたような懸案といいますか、再生を何とかしなきゃいけないということがよみがえってまいりまして、もう少し再生のことについて議論できたらなと思っておったところでございます。
 つい最近再開されましたが、その委員会の審議の中で、委員会の果たすべき役割としては、有明海及び八代海の再生へ向けて、科学的知見で成立し得る再生像を提出しなさいと、そして、その手順を明らかにしなさいということが示されております。それに関して、この小委員会が設置されたという経緯がございます。
 しかしながら、閉鎖性沿岸海域の環境というのは非常に多くの要因が複雑に絡み合っているということで、どのように再生像を描くのか、あるいは、どのような再生方策が考えられるのかと、そういったことを議論するということは非常に不可欠の課題でありまして、改めてその任の重さといいますか、それを痛感しているところでございます。
 このような意味におきましても、本日お集まりいただいているメンバーの顔ぶれというのは、先ほどご紹介ありましたが、水質環境、底質環境、それに環境分野、工学分野、理学分野、いろんな分野からの、いわゆるスペシャリストの集まりでございますので、この両海域の再生について検討していく上で、非常に力強く、また非常に大きな期待をしているところであります。本小委員会の成否は、私を含めました皆様の全員の委員のやはり英知といいますか、それを集約しないと次のステップに進まないというふうに思っておりまして、覚悟して取り組む必要があると意を新たにしているところであります。
 本小委員会は、後で事務局より説明があると思いますけれども、あくまでも本委員会の審議を円滑に進めるための情報の収集、それから整理・分析を行って、本委員会に検討資料として提出するのが仕事だと明記されております。そういった意味で、作業的な部分も、それぞれの各委員に今後お願いするところがたくさん出てくると思っております。この本小委員会の目的を達成できますように、委員皆様の最大限のご協力とご尽力をお願い申し上げまして、私のごあいさつにかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 滝川委員長、どうもありがとうございました。
 報道取材の皆様、これ以降のカメラ撮影はお控えいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 議事に入ります前に、配付資料の確認をさせていただきたいと思います。
 まず配席図、その後、議事次第、資料1、資料2、資料3までが、各1枚紙になっております。資料4が左上ホチキスとじのもの。資料5ですが、A3判の資料を折り畳んでA4判にしているものが1枚です。続いて、参考資料1、参考資料2、参考資料3。参考資料1につきましては、すみません、法律をとじているんですけれども、とじ方の関係で、裏側になっているかもしれません。参考資料の2、参考資料3、参考資料4までが1枚紙のものです。参考資料5、これ、左上ホチキスとじの「委員会報告(抜粋)」でございます。続いて参考資料6です。こちらはA4の横長になっていまして、第28回から第30回までの評価委員会の提出された資料の抜粋です。かなり分厚い資料になっておりまして、資料のボリュームの関係で、委員の皆さんと事務局のみしか配付しておりませんので、すみませんが傍聴の皆さんにはこの分の資料がついておりません。続いて参考資料7ですが、これは評価委員会、親委員会の委員の名簿でございます。続きまして参考資料8ですが、もう一方、昨日行われました小委員会の委員名簿をお付けしております。
 以上が今回提出している資料です。不足等ございましたら事務局までご連絡願います。
 大丈夫でしょうか。
 それでは、これ以降の進行は滝川委員長にお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。

○滝川小委員会委員長 それでは、早速でございますが、議事に入らせていただきたいと思います。
 一番最初に議事次第がございまして、本日の議題は、既にご連絡が行っているかと思いますが、4つございまして、「小委員会の設置について」、それから、「小委員会の作業方針」、それから、その作業の内容といいますか、「情報収集方針について」、「その他」ということで、時間が12時までということでございますので、ご協力を得ながらスムーズに進みますように、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 まず最初に、資料の2あるいは3になるかと思いますが、「小委員会の設置について」、その経緯を含めたご説明をして、初めての委員の先生方もいらっしゃるので、その経緯等についてのご紹介だと思います。よろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 それでは、次第の議題の1、小委員会の設置についてということで、ご説明させていただきます。
 まず、先ほど滝川委員長からご紹介のあったとおり、本日、第1回目です。既に親委員会の委員としてご出席いただいているメンバーもいらっしゃいますが、4名の委員が今回新たに招集されていますので、法律の部分から含めて、簡単に説明させていただきたいと思います。
 この親委員会の有明海・八代海等総合調査評価委員会が、何に基づいてどういうことをやるのか、設置されているのか、というのをまず説明します。参考資料1をご覧ください。評価委員会が規定されている法律をつけさせていただいております。
 法律名が、「有明海及び八代海等を再生するための特別措置に関する法律」といいます。まず、資料の中に傍線が入っていますけれども、傍線で記している部分は、昨年の夏に法律改正がなされたんですが、その改正部分を示しているもので、今回特にそこを見てくださいという意味での傍線ではございませんのでご注意ください。
 法律自体の目的ですけれども、第一条をご覧ください。「この法律は、有明海及び八代海等が、国民にとって貴重な自然環境及び水産資源の宝庫として、その恵沢を国民がひとしく享受し、後代の国民に継承すべきものであることに鑑み、有明海及び八代海等の再生に関する基本方針を定めるとともに、有明海及び八代海等の海域の特性に応じた当該海域の環境の保全及び改善並びに当該海域における水産資源の回復による漁業の振興に関し実施すべき施策に関する計画を策定し、その実施を促進する等特別の措置を講ずることにより、国民的資産である有明海及び八代海等を豊かな海として再生すること目的とする。」と規定されてございます。ここに書いてあるのは、有明海・八代海等には非常に貴重な自然環境や水産資源があり、それを、海域の特性に応じて環境の改善をしたりだとか、水産資源を回復させることによって、豊かな海に再生させようということでございます。
 以下、定義のところで本法律の対象となる海域などについて説明しております。こちらもご紹介します。第二条ですけれども、「この法律において「有明海」とは」と書いてあるんですけれども、有明海、その次の項で八代海、第3項で「この法律において「有明海及び八代海に隣接する海面」とは」と書いてありますけれども、橘湾と熊本県天草市牛深周辺の海域というのが指定されています。
 これが詳しくわかるのが参考資料の4です。4をご覧ください。資料の4自身は陸域部分も含めた色塗りになっております。この陸域部分の色塗りは、有明海・八代海等に流れ込む河川等の流域に面する地域ということで、かなりのエリアが含まれているんですが、ここに、有明海、八代海というブルーがかった海域と、あと、橘湾と、その下に熊本県天草市牛深町周辺の海域というのが指定されています。この4つの海域を含めて、本法律の対象となっています。
 法律の中で、肝心の評価委員会に関する部分ですけれども、先ほどの参考資料1の7ページ目の真ん中のところ、第二十四条から第二十七条のところまで該当部分ですけれども、第二十四条をご覧ください。「環境省に、有明海・八代海等総合調査評価委員会を置く。」ということで、ここで設置が定められています。
 また、第二十五条で、評価委員会の所掌事務、やるべきこととして、「国及び関係県が第十八条第一項の規定により行う総合的な調査の結果に基づいて有明海及び八代海等の再生に係る評価を行うこと。」とあります。また、第二号で、「前号の規定する事項に関し、主務大臣に意見を述べること。」とあります。
 それで、ここの第一号である「国及び関係県が第十八条第一項の規定により行う」調査というのは、その前の6ページにありまして、十八条で、「国及び関係県は、有明海及び八代海等の海域の環境の保全及び改善並びに当該海域における水産資源の回復等による漁業の振興を図るため、次に掲げる調査を行うとともに、その結果を公表するものとする。」とあります。それで、一号から九号までの調査が書いてありまして、こういう調査を国及び県が行って公表する。その公表の結果に基づいて、評価委員会は有明海及び八代海等の再生の評価を行う。行った結果は主務大臣に意見をするということです。
 それで、その際に、評価する上で情報が足りない場合には、第二十五条の第二項で、「委員会は、その所掌事務を遂行するために必要があると認めるときは、関係行政機関の長に対し、資料の提出、意見の表明、説明その他必要な協力を求めることができる。」と、役所の協力を得ながら評価委員会は有明海・八代海等の再生の評価を進めていくという形になっていることをまずご理解ください。
 それで、この法律が平成14年11月に施行された法律でございまして、平成15年2月に評価委員会の第1回がスタートしております。それで、実は18年12月に委員会報告という、それまでの結果を取りまとめた報告を出しています。それが参考資料の5に当たる。抜粋ということで、表紙と、あと本当にポイントとなる部分しかつけていないんですけれども、報告書を出しています。
 それで、先ほど滝川委員長から話がありましたとおり、報告書を作成して以降、ほとんど活動しなかった。それが昨年、活動を再開したわけです。
 参考資料2を見ていただきたいんですけれども、こちらに、先ほど参考資料1で説明した法律について、簡単にまとめて整理したものですけれども、こちらで、有明海・八代海等総合調査評価委員会という黄色の塗りつぶしの部分がありますけれども、その下に、黒丸の小さい文字で説明している部分で、「法律の施行の日から5年以内に、法律の施行状況、各種調査の結果を踏まえ、必要な見直しを行う。」と法律の附則で規定されていまして、平成14年にできた法律を、5年以内に必要な見直しを行うことについて規定している。「各種調査の結果を踏まえ」という部分に関して、有明海・八代海等総合調査評価委員会が、この見直しに当たる各種調査の結果の分析し再生の評価を行うことが評価委員会に課せられていた使命であったのです。平成14年にできた法律で、5年以内の見直しなので、平成19年に見直しを行うのに間に合うよう取りまとめをしなければいけないということで、前身というか、先の評価委員会は平成18年12月に報告書をまとめたのです。
 ただ、それ以降、有明海・八代海等を巡って、赤潮の発生で何十億という漁業被害が出たり、有用二枚貝類である貝類がとれないだとか、いろんな問題が多々発生しているということもありまして、昨年8月に議員立法により法律が見直されましたが、そのときに、この評価委員会の5年以内の法律の見直しに対して、役立つ情報を提供するための評価をするという部分が削られて、常設の委員会として設置されたのです。このことは、有明海・八代海が、この特措法の目的を達成するまで、当該法律があり続けている間は、有明海をずっと再生していくための点検というのですかね、評価をしていかなければいけないという役割を今後も担い続けていくことになったということです。
 これが特措法の評価委員会の役割ですけれども、それで、資料の2に戻っていただけますか。有明海・八代海等総合調査評価委員会がそういうことで昨年改正された法律に基づいて再開したわけです。それで、第28回委員会を昨年の10月に開催し、さらに29回、30回と開催してきました。
 その中で、資料2にあるんですけれども、この裏面をちょっと見てください。評価委員会として4年間というブランクがあるので、28回から第30回までは、そのブランクがあった間の有明海・八代海等の状況について、各省庁だとか各委員から報告をいただきながら、現況の情報を伺ったわけですけれども、今後、再生の評価していく上で果たすべき役割もあるよねということで、報告事項とともに、そういうものを第29回で行いまして、それが趣旨のところに書いてある①と②ということで、「これまでの委員会の最大のミッションを継承し、有明海及び八代海等で生じている生物・水産資源をめぐる問題点の原因・要因、発生機構の究明を進めるとともに」、「有明海及び八代海等の再生に向けて、科学的な見地から成立し得る再生像を具体的に提示するとともに、その再生像を実現するために最も効率的かつ現実的な再生手順を明らかにする」と、こういうことを今後評価委員会として打ち出していきましょうと確認しました。また、これら審議を機動的・効率的に進めるため、第30回委員会で、この資料2の内容のことを決定したわけです。
 それで、2つの小委員会を同時に設置することに至ったのですけれども、本小委員会と、昨日行われました生物・水産資源・水環境問題検討作業小委員会ですけれども、こちらのほうの既に役割分担を、委員会が決めていますので、ご説明いたします。
 海域再生対策検討作業小委員会につきましては、所掌事務ですけれども、有明海及び八代海等の再生像に関すること。再生像を達成するための再生手順に関すること。また、再生技術の評価に関すること。また、再生像、再生手順に関して、環境特性の把握、課題整理に関すること。また、これらについて順次取りまとめて委員会に提出することの役割を定めたところでございます。これに基づいて、この小委員会が今回開かれることになったところです。
 また、資料3を見ていただきたいのですけれども、この小委員会を運営するための方針とルールも定めていまして、これは、平成15年5月14日、小委員会決定ということで書いておりますけれども、評価委員会が、法律が制定されて15年にスタートしたときに、本小委員会とは目的の異なる小委員会が設置をされていました。その内容は、評価委員会をスタートさせるときに、平成15年当時は国も県も、有明海・八代海等でそれほど調査がなされていなくて、評価するための必要な情報がほとんどなかった。ただ一方で、大学の研究者やなんか、多くの研究者が有明海・八代海で研究していたと。その成果をある程度評価に活かそうではないかということで、文献を収集して、それをある程度整理するという部分で小委員会を設置してきました。
 そのときに運営方針を定めたものですが、先ほどちょっと見ていただいた参考資料3で、親委員会の運営方針がございますが、基本的にこの資料3の内容は、参考資料3の親委員会の運営方針と同じ内容になっていますし、こういうルールは評価委員会、親委員会と同じルールにすべきではないかということもありますし、昨日行われました小委員会でも、このルールでいいということでしたので、この運営方針に倣って今後議事を進めていくということ、議事や会議の運営を進めていくということにさせていただきたいと考えております。
 説明は以上です。

○滝川小委員会委員長 どうもありがとうございました。
 ただいま、本小委員会の設置の経緯ということに関しまして、もともとの評価委員会、親委員会の設立の目的、あるいは法的な条約といいますか規約、それのご説明をいただきながら、その経緯について、特別措置法で一回中断しましたというお話が、その成果の一応の報告として、参考資料の5の中で委員会報告が出ていると。ここまででとまっているということで、新たに始まった本委員会といいますか、有明海・八代海「等」ということで、橘湾、牛深沖を入れた、そういう新たな評価委員会がスタートしている。その中で当面、そういう目的を達成するために2つの小委員会を設置しましたという、そういうご説明をいただきました。
 何か、これに関しまして、ご質問等ございますか。非常に資料が多くて、あっち飛び、こっち飛びになっているので、初めてご覧になる方は大変かなとは思いますが、何かご質問等ございませんでしょうか。
 はい、どうぞ。

○牧委員 これは要望ですけれども、できれば時系列で、法律改正とか、特別措置法とか、過去の有明の委員会とか、何があったというクロニクルの表をちょっと、もしあればいいんだけどなと。

○阿部室長補佐 はい、わかりました。新しい委員に対しましては、そのような資料を準備して、次回小委員会までに、送付させていただきたいと思います。

○牧委員 よろしくお願いします。

○滝川小委員会委員長 はい、ありがとうございます。
 ほかにございませんでしょうか。
 一応そういうストーリーで来ているということを踏まえていただきまして、また今から先もいろいろ議論は出てきますので、そういったところでご質問あれば、忌憚なくご意見いただきたいと思います。
 それでは、次の議題に進ませていただきたいと思います。次は「小委員会の作業方針について」ということで、主に資料の4になりますでしょうか。この小委員会の中で一体何をやるんだと、何をベースに取り扱っていくんだという、その取り扱い、あるいは議論の所掌と、その方向ということについてのご紹介をしていただきたいと思います。それでは事務局から説明をお願いします。

○阿部室長補佐 それでは、委員の皆様、資料4をご覧ください。「小委員会の作業方針及び当面の作業について(案)」を説明させていただきます。
 まず、作業方針ですけれども、概略を読み上げながら説明いたします。
 小委員会は、有明海・八代海等総合調査評価委員会の審議に必要な情報を収集・整理・分析することを担う作業グループとして組織された下部組織であります。委員会におけるこれまでの審議の取組状況や委員会が取りまとめた報告書の内容、今後の審議事項や審議の流れなどを踏まえながら、当然ながら作業を進めて、必要な情報を提供していく必要がございます。
 また、今回、作業の効率化を図るためということで、生物・水産資源・水環境問題検討作業小委員会と本委員会の海域再生対策検討作業小委員会という2つの小委員会が同時に組織されたということも、意義も作業を進める上で考慮していく必要があります。
 まず、委員会報告ということで、簡単な説明をつけているんですけれども、先ほどの参考資料5をご覧ください。
 これが委員会報告の本体の抜粋ですけれども、目次を見ていただきますと、1ページからずっと82ページまでが、「おわりに」ということで、大体ここが整理された報告書の本文ですね。その後にデータ等資料がついているような報告書の体裁になっています。本日、報告書全体をお付けしようかと思ったんですが、ボリュームの大きな資料になりますし、環境省のホームページでアップされていますので、見ていただくことは可能ですので、今回は、こちらの事務局の作業の簡略化ということも念頭にあり、付けさせていただけておりません。
 報告書の中で、有明海及び八代海等の環境変化について、汚濁負荷だとか、水質だとか、底質環境等の各環境要素ごとに、現況、問題点、現況から問題点を抽出、整理して、文献情報を参考に、例えば、有用二枚貝、ベントス等の生物・水産資源の減少等の問題ごとの原因・要因を考慮・考察しました。考察に当たって、問題点と、その直接的要因、及び同要因を引き起こす環境要因についての可能性のあるものを関係線で結んだ図をつくりました。それが参考資料5の報告書の42と43と書いてあるところの図です。これが、報告書をまとめた当時の委員会が可能性まで考慮して有明海・八代海をめぐる環境悪化の環境変化の因果関係を整理した図でございます。
 実際、可能性のあるものということで選んでいますので、その後の新しい知見を含めて、今後、整理していく必要があるものだと思いますが、実は、この資料は、有明海・八代海の環境変化を説明する上でよく利用されております。この資料が非常に役立っているので、これをつくったことの成果は一つあるなと感じております。
 また、委員会報告では、残された課題だとか、取り組むべき再生方策について、最後の章で、簡単に箇条書きの形で整理がされております。先ほど滝川委員長がおっしゃられていたとおり、箇条書きでは整理はされているけれども、具体的に突っ込んだ内容になっていないというところに関しては、評価委員会として今後やっていく課題であると。そのようなことから、第29回委員会で、改めて果たすべき役割として整理がなされた次第です。
 資料4の1ページ目の中段以降について説明します。委員会における今後の審議の流れですけれども、先ほどの資料2でも説明しましたが、第29回委員会で果たすべき役割として2つのことを決めております。それに関して、今後、審議を進めていくということです。括弧で書いてあるのは、先ほど法律の目的ということで説明しました部分を括弧で囲っております。
 1枚めくってください。次のページですけれども、これらに係る委員会の審議について、有明海及び八代海等をめぐる自然環境や水産資源という大きなテーマがありますので、それに関して、委員会では、今後こういう流れで進めていくだろうというもの記述しております。まず、①特徴と現況、現況の問題点をまず把握する。そして、問題に係る原因・要因、発生機構を解明するとともに、将来の見通しをある程度予測を立てる。その見通しを踏まえて、再生方策の実施によって得られる再生像を提示する。その再生像に向けて、再生像を実現するための具体的な再生手順を提示する。こういう流れで評価委員会の審議が進んでいくのではないかと事務局では考える次第でございます。
 次ですが、両小委員会の役割分担ということで、特に重複部分の取り扱いを書かせていただいております。生物問題小委員会、こちらは昨日行われた小委員会の略称です。それと海域再生小委、こちらは本委員会の略称ですけれども、2つの小委員会の設置が第30回委員会で同時に決定され、それぞれの小委員会ごとに所掌事務が整理されています。両小委員会は、それぞれの所掌事務に則って作業を進めていくことになるのですが、その際、両小委員会で情報の収集の部分、整理、分析の各段階で、重複が生じることと想定されます。このうち、収集する情報の重複の部分については、両小委員会で同じ情報を収集するのは非効率ですし、収集する情報を事前に調整して、両小委員会間で収集した情報の共有化を図っていけば、そこの問題はクリアできるのではないかと考えている次第です。
 また、整理、分析段階での重複もあり得るのですけれども、これは所掌事務に由来するもので、両小委員会の整理、分析が食い違うことも当然想定されます。小委員会が作業グループであることを考慮すれば、委員会が審議の中で判断すればよいので、この段階で両小委員会間で調整することは非効率である上、調整にも時間を要します。このため、整理、分析段階での両小委員会間の重複については、調整は行わなくてもよいものと考えています。
 以上を踏まえ、小委員会の作業方針としては、次の(1)から(3)までのとおり考えております。1つは、委員会が平成18年12月に作成した委員会報告の整理をベースにしながら、自然環境や水産資源について整理を行っていく。(2)委員会の審議の流れに沿って作業を進める。また、作業の進捗状況等は随時委員会に報告し、委員会の指示を受けつつ作業を進める。(3)両小委員会が作業を進める上で生じる重複について、収集する情報に関する重複は、事前に両小委員会間で調整し、収集する情報の重複を避ける。他方、それで収集した情報は共有化する。また、整理、分析段階での重複は、両小委員会間で調整は行わない、という方針で今後は作業を進めたいと思っております。
 続いて、当面の作業ですが、作業の内容及び流れとして、上述の作業方針を踏まえ、当面の小委員会の作業としては、委員会の審議の流れの①、②に必要な情報を収集・整理・分析する。委員会の審議の流れというのは、前ページの点々で囲ってある中にゴチック体で書かれている部分ですね。こちらの①と②に必要な情報を収集・整理・分析することが当面の作業である思っております。
 また、委員会に提供する資料としては、こういう形がよいのかなと、事務局で考えておりますのは、1つは、平成18年12月の委員会報告に記載されている、先ほどから見ていただいております参考資料5、こちらの委員会報告の78から80ページの部分、こちらに具体的な再生方策、解明すべき課題を挙げております。これがどうなっているのか、今どういう状況なのかを整理する資料が要ると考えています。
 参考資料6を見ていただきたいのですが、表紙を1枚めくったところに「委員会報告(平成18年12月)への対応状況について(概況報告)」ということで、実は既に、同様のものを事務局が、各省及び各県が実施したものを取りまとめて、一度、第28回委員会に提出しました。ただ、そのときには、非常に内容が多岐にわたることや事務局自身の説明・内容の理解力も不足していて当該資料の説明もおぼつかないということで、提出するにとどめたという状況です。
 それで、これに関して委員会から、きちんと評価委員会で評価できるだけの形に再整理する必要があるとの意見も出されてますので、第28回委員会に提出した本資料をベースに、小委員会の委員の目で、評価委員会に出せるレベルの資料に修正していくことがあるのではないかと考える次第です。
 また資料4に戻っていただいて、あと3つ考えているんですが、平成18年12月の委員会報告に記載されている問題点、原因・要因との関連性、先ほど見ていただいた参考資料5にカラー刷りになっているところです。これは有明海の問題点の原因・要因を結んだ関係図ですけれども、こちらが現況ではどうなっているのかということも、提供する情報として貴重ではないかと思っている次第でございます。
 また、第3番目といたしましては収集した情報についてですが、後で説明しますけれども、情報収集方針に則って、各項目ごとに例えば項目別に、現況、原因・要因、将来の見通し等、各必要な項目に整理していく。各項目別に整理した表も必要であると思っておりますし、また、再生に関する技術についてもまとめた情報を委員会に上げていくことも考えられます。これは、あくまで事務局で考えているものです。
 また、「当面の作業の流れについては、委員会の流れを参考に別図のとおりとする。」と書いております。別図については、1枚資料をめくっていただいた、資料4の最終ページに書いておりますけれども、「小委員会の当面の目標として、有明海及び八代海等をめぐる現況及び問題点、問題の原因・要因究明、発生機構等の情報、再生等の技術情報を委員会に提出するための作業の流れを示したものである。」ということで、フローで書いてあります。
 一応、このような流れかなと思って書いているのですけれども、まず、作業方針の確認をする。これが、まさに今、事務局が説明しているものでございます。次いで②です、情報収集方針の決定。これは次の議題に当たるものです。それに基づいて情報の収集をすると。それで、情報の収集したものについて、③ですけれども、情報収集状況の確認ということで、必要な情報が集まっているか確認し、集まっていなければ、対象を拡大し再収集するのか、それとも、この情報はとりあえず置いておくのか、そういう判断をする。それで、集まっているのに関しては、情報収集の整理・分析方針、取りまとめ骨子案の確認へと作業を進めます。このときに、委員会へ提供する情報を取りまとめるについて、各委員へ作業分担をお願いすることがあるかもしれません。それで、ある程度そういう方針に基づいて情報の整理・分析、取りまとめ素案の作成を進めていきます。それがある程度進んだ段階で、その素案に基づいて取りまとめ案を検討するカテゴリーに進みますが、場合によっては、各委員から素案を持ち寄ってもらって検討します。それで、評価委員会に出していいんじゃないかという判断がこの小委員会でできた段階で、取りまとめ案を委員会へ説明するという流れかなと思っております。
 大体そのような流れのもとに、当面の作業としては、委員会の審議の流れの①、②の部分について、進めることで考えております。
 それで、作業の流れが順調にいくこともあれば、このどこら辺かで引っかかって結構時間を要するかもしれませんので、もし、かなり時間を要したとなれば、委員会が、小委員会では、今、何やっているんだろうと心配する向きもあると思います。また、委員会も年に何回かは会合を持ちたいと事務局では思っておりますので、状況によっては途中段階で委員会に状況報告するやり方で、委員会への適宜進捗状況の報告を進めながらやっていくことも念頭にやっていきたいと思っております。
 続いて、また1枚戻っていただきまして、当面の作業のところの作業分担です。それで、上記1の作業の内容、流れに係る両小委員会の作業について、収集する情報の重複を避けるため、生物問題小委員会、昨日行われた小委員会と本小委員会は、便宜上―これは便宜上ということで分けさせていただいております―次表の分担に則り情報収集を行うものとするということです。それで、生物問題小委員会は水産資源にかかわる情報を集めて、本小委員会については自然環境にかかわる分野を集めることで整理しました。
 それで、生物・環境等の現況等の情報、もしくは技術の情報、その他の情報として、本小委員会につきましては、生物生態系にかかわる情報、例えば、もう片一方の小委員会が水産資源に特化した情報を集めるけれども、こちらは海域全体の生物の生態系にかかわる情報を集めていく。もしくは環境、水環境、底質環境とかの部分についても、一方は漁場環境とか赤潮・貧酸素に係る情報を特化して集めていくけれども、こちらの小委員会は、もう少し全般的に情報を集めていく。
 さらに、技術についても、生物の小委は、漁場再生だとか増養殖の技術、赤潮・貧酸素に特化した技術を中心に集めるけれども、本小委員会はもう少し幅を広げて、自然再生だとか、自然をさらに活性化させる技術だとか、負荷の管理の技術だとか、再生に必要な技術を集めていこうということです。
 その他ということで、生物問題小委は、漁業とか養殖業とか、実態について知らないと評価委員会での評価が難しいので、漁業とか養殖業の実態の情報とか、もしくは、水産関連で行っている施策、規制だとかの情報。片や本小委員会は、海域の管理のシステムだとか、今後のモニタリングだとか、順応的管理のシステムでうまくいっている話だとかを集めたり、もしくは、関係する施策だとか振興策だとか計画だとかを集めるのかなと考えております。
 こういう小委員会の作業の方針、当面の作業についてということで、事務局で考えております。
 以上です。

○滝川小委員会委員長 どうもありがとうございます。
 申し遅れましたけれども、資料4の「当面の作業について」という、この方針は、昨日開催されました、有瀧委員が委員長をされている生物・水産資源・水環境問題検討作業小委員会でも一応ご承認されて、この方針でいきましょうとなっております。
 そういったところで、この方針でいいか、ご質問を含めて、皆さんのご意見を伺いたいと思うんですが。ちょっと交通整理したほうがいいのかなと個人的に思うのは、先ほどご紹介ありました平成18年12月に出た委員会報告がございます。そこまでしか進んでいないというのは変ですけれども、その後の状況がどうなっているのか分からないというのが基本ベースにありまして、ここで資料で出されている委員会報告の中に残されている課題、あるいは、この要因・関連図が一体どうなったのというところの見直しをやっぱりやっていかなきゃいけないだろうというのが基本ベースにあるということです。
 委員会全体としての方向性は、今、資料4の2ページの上のほうに括ってあるように、全体の委員会の目標としたら、特徴と現況、現況の問題点を把握する、問題点を明らかにするということ、それから、要因・原因を明らかに、発生機構を解明しながら、将来に向かってどうするのかということを考える。それをベースに再生像を考えたり、実現するための再生手順を考える。これが大きな委員会の流れになっている。
 それをサポートすると言ったら変なんですが、それのための審議資料をつくるために、資料4の3ページ目の右側の上のほうに書いてあるんですが、作業内容及び流れということで、事務局案があるんですが、具体的に各委員の方がどこまで仕事するのか、作業するのかというのは、ちょっと後のご説明があるかと思うんですが、事務局の案としては、18年の委員会報告の後半に書かれている残された課題、それが一体どうなっているんだろうと、そこをチェックしていただきたい。それから、要因・関連の図がございますが、その要因・関連の図も、その後の研究、特に国の調査等が進んでいるので、そういったことを含めたところで、要因・関連の、要因・原因の図を見直しましょうと。それと今回集めた資料を、それぞれの評価項目というのがございますが、それに従って整理をすること。それと、再生ですから、再生の技術はどういったものが考えられるか、この4つをアウトプットとして提示したいと。ですから、作業の委員会で、ただ文献を集めてやるというのではなくて、これが一つのゴールといいますか、アウトプットとして、4つの項目を目標に作業していただく。ですから、文献収集するにしても、これに合うようなストーリー性といいますか、意思を持った文献収集が必要になります。そういうご説明であります。作業分担については、生物問題小委と海域問題小委の中では一応、収集の項目を分けてやろうということです。
 後でまた、必要であれば、この委員会の皆さんにも小委員会のほうの作業項目ですね、具体的な、それも多分お示しされるとは思いますが、そういった議論していただければと。
 ちょっと長々になりましたが、そういった意味で、何かご質問等あればお伺いします。

○小松委員 2点、ちょっとお聞きしたいんですが、本委員会は、この2つの小委員会のアウトカムを見て審議を進めるということなんですか。それともパラレルに、これとはまた別に、本委員会は本委員会で、それなりの審議の進行を考えているのかというのが1点。
 それからもう1点は、この小委員会は作業部隊だということのようなんですが、我々自身が相当作業をしなきゃいけないのか。それとも、事務局にある程度作業能力があって、我々はそれを指示したり、手助けしたりというような感じなのか。その辺を教えてください。

○阿部室長補佐 まず、評価委員会と小委員会の関係ですけれども、評価委員会は基本的には、果たすべき役割を決めて、それで、それを下部組織である小委員会におろしたということですので、ここの部分は、評価委員会としては、下部組織である小委員会からの結果を待って活動することになります。
 また、小委員会に下ろした部分以外で、評価委員会にご判断いただくような状況がもし今後生じれば、評価委員会を開催し、審議をしていただくということになりますけれども、基本的には、事務局で思っておりますのは、評価委員会で特にこれまで審議してきた内容、過去やってきた内容というのは、すべて両小委員会に下ろしている内容に含まれていると思っておりますので、基本的には、小委員会からの報告がある程度出せるような段階で次の評価委員会を開き、その内容についてご審議いただくと。
 それ以外に、例えば、国でこんなことを新しくやりますよとか、情報提供できるようなものがあれば、その際にあわせて開かせていただくという感じに委員会運営はなっていくんだろうと思っております。
 続きまして、小委員会の作業ですけれども、ここは、どれぐらいの作業量が生じるのかということに比例してくるかと思うんです。それで、次の議題でご審議していただくんですが、例えば情報収集しましょうといったときに、あれもこれも情報を集める、後で見ていただく方針はそうなっているんです。それで、これを全部集めて、全部整理してくださいということになったら、事務局だけでやると相当の手間のかかるので、ある程度各委員に協力いただきながら、作業を進めるといったことはあるのかなと。
 あと、取りまとめについても、基本的には、情報が集まった段階で、こういう取りまとめ、とりあえず事務局で考えているのは4つの取りまとめをして委員会に報告するということで、考えていますけれども、最終的に情報が集まった段階で、もう一度これは小委員会で決めてもらうべきものなのかなと思っておりますので、そういう項目に基づいて、例えば、この項目はこの方、この委員が専門家なので、この委員にある程度ストーリーを考えていただいて、それに沿うような形で事務局で情報を集める役割分担とか、もうその部分はすべて委員に丸投げするとか、いろんなやり方も考えられますので、そこはまだ事務局としては決めておりませんので、情報量・密度と、それとスピード、多分、委員がやられたほうが私は早いんじゃないかなと思っているので。丸投げするというのはさすがにあれだと思うんですけれども、基本的には、ある程度委員のご意見も踏まえながら、作業は事務局で進めていくという形です。
 ただ、まだ、どういうことを事務局から各委員にお願いするということは、今後の状況によると考えております。

○滝川小委員会委員長 小松先生、よろしゅうございますでしょうか。
 多分、たくさんの作業が来るか、あるいは専門的になると、やはりご専門の先生方のご指導を仰ぐというんですか、これをまとめる場合。でも、その骨子そのものを、ある程度は事務局でつくられるはずだと期待しておりますが、余り重労働にならないように配慮いただければというに思います。よろしくお願いします。
 ほかに何かご質問。

○白谷委員 資料4でご説明いただきまして、当面の作業のことなんですけれども、ここで言う「当面」というのは、この資料によると、別図にある、このすべてを指すんですか。というのと、もしこの作業をやるとすれば、どういうタイムテーブルを描いておられるのか。

○阿部室長補佐 当面の作業というのは、評価委員会の審議の流れの①と②に係る部分について作業するというのが目標で、その①と②の関係で委員会に提出する資料として、例えば、当面の作業のところの2ポツの(1)の括弧でくくっているような4つの資料を整理すると。それを行うための作業の流れが別図の作業の流れで、要は、この4つの資料をつくるのにこういう作業の流れでやるという流れです。
 それで、タイムテーブルですけれども、この手順を踏んでいきます。それで、平成15年に評価委員会ができたときは、平成19年の法律改正を行うに向けて、整理しなければいけないと、しっぽが決まっていたんですね。何が何でも整理しなければいけないという切迫した感じだったのですが、今回は、そこの時間的制約が法律上はないと。ただ、世間的には当然、のんびりやっているなと思われてもまずいので、そこのところはある程度急ぐということです。
 そういう意味で、ある程度、小委員会で、例えば集めた情報が全然足りていないのに、とりあえずまとめましょうということでいいのかどうかという判断をする部分にもよると思います。ずっと必要な情報が揃うまで集めるところに労力をかけたりすると時間がかかるでしょう。ただ、次回、又は今年度内ぐらいにはある程度、これぐらいかかるんだなぐらいな感じは見極めたいと思っています。

○滝川小委員会委員長 よろしゅうございますか。

○白谷委員 はい。

○滝川小委員会委員長 ほかに何かご質問等はございませんでしょうか。
 よろしいでしょうか。ちょっと時間もあるものですから、次の議題に移らせていただきたいと思います。
 本日の最終的な、具体的な調査方針ということでございます。資料5に基づきまして、「情報収集方法」ということについてのご説明をお願いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。

○阿部室長補佐 それでは、A3の資料ですけれども、資料5について説明させていただきます。この資料は、先ほど、資料4の別図の②の部分に該当する資料でございます。
 「情報収集方針について(案)」ということです。「平成18年の委員会報告の整理等を踏まえた上で、当面の情報収集範囲は次の通りとする。(有明海・八代海・橘湾で共通)」ということで考えております。
 それで、事務局から提案させていただく方針といたしましては、評価委員会の18年の報告に基づいて、必要だなと思う項目を、基本的には羅列したものです。それで、項目としては、例えば生物生態系だとか、地形だとか、汚濁負荷、海洋構造、潮流・潮汐、河川、底質環境、森林、その他として定期調査、さらにその他という整理をさせていただいております。これに関して、事務局で、情報として、データとしてなければいけないものということで、例えば生物生態系だと、種名とか種類数だとか、資源量とか資源状況だとか、わかったほうがよいなと考えられるものを列記させていただいています。
 それで、昨日行われた小委員会でも意見が出たんですけれども、結局、ここに記載された項目を事務局が提案するのは、集める情報に漏れがあっては困るというので、確認のためこういう整理をさせていただいているのですけれども、先日は親委員会の岡田委員長もご出席されていまして、岡田委員長が言っていたのは、小委員会として、ある程度、方向性を持って、どういう仮説のもとにこの小委員会では取りまとめていくのかというものがなければ、ただ単に情報を集めても意味がないし、その作業は無駄だよという話がありました。私どもも岡田委員長のおっしゃるとおりと考えていますが、まずは、事務局としては、情報収集する項目に漏れがあっては困るので、情報収集する立場として、それで項目別に整理させていただいているわけです。
 ただ、多分、今日お集まりの委員の方もそうですし、昨日集まった皆さんも同じ意見だったかと思うんですけれども、項目は、こういう項目があったほうがいいんだろうということだけれども、果たして自分の審議をしていく上で、この項目はすべてないとだめかどうかという部分については、例えば、この項目は要るし、これがないとダメという、情報自体の必要度合いはあるとは思います。この一覧は、繰り返しになりますが、情報収集する立場として、集める情報を一覧表に整理しておく必要があると思いましたので、一応項目、収集内容としてはこういうものを挙げさせてもらったところです。
 それでさらに、事務局の立場からすると、効率的な収集を行うために収集先も決めていただきたいということで、項目のほかに収集先の欄も設けています。ただし、先ほど一番最初に法律の説明をしましたけれども、評価委員会自身が、国及び県が行った調査に基づいて評価をするというスキームになっているものですから、基本的には、情報収集先としては国及び関係県の調査を優先して集めたいということです。
 また、収集対象とする、その情報の期間ですけれども、平成18年12月の委員会報告自身が大体平成16年ぐらいまでのデータをもとに取りまとめているので、17年以降のものについて、きちんともう一度集めていくことで考えております。
 話は戻りますが、事務局で一番心配するのは、こういう項目、こういう内容で集めないと、もとのような報告書ができないんじゃないかということを懸念しています。そのためにも、まず第1回目の本小委員会で収集する項目の確認はさせていただきたい。ただし、集める側の事務局としては、実際の収集作業に関しては、余り優先順位の低いようなものも含め全ての項目。内容を、一生懸命最初から並行して集めるよりかは、例えば、委員会の審議として、こういうものが先行して収集した方がよいのではないかみたいなものがあれば、そのものから順次優先して集めていきたいと思いますので、そのような優先収集項目などのご意見、ご指導をいただければと思います。
 あと、留意点の説明をさせていただきますけれども、先ほど、収集先のところで話をしましたけれども、大学等の研究については、平成15年に委員会を立ち上げたときは、国及び県の調査がまだ非常に限られた情報しかないという中で、このような限定的な情報だけでは評価委員会の審議は進められないでしょうという前提があったので、小委員会をつくって一生懸命大学研究者等の文献情報を集めて、分類して整理して集めましたけれども、今回に関しては、その当時と状況が違ってきており、かなり各機関で調査実施等、情報をとることに努めてきています。よって、大学等の研究機関の情報については、本小委員会であらかじめ、これだけは最初の整理の段階から集めといてくださいというものがなければ、基本的には、国及び関係県の情報だけでは該当項目に関する情報がないとか、情報が不足することが確認された段階で初めて、大学等の文献について、集めるという作業を進めるという形でよいか、事務局として提案させていただきたいと思います。
 以上です。

○滝川小委員会委員長 どうもありがとうございました。資料5の「情報収集方針について」、事務局からご提示いたただきました。
 見ていただきますと、非常に細かい項目、多岐にわたる項目がたくさん並んでいます。左側の「項目」と書いてある、例えば生物生態系あるいは地形、汚濁負荷、この項目につきましては、先ほどから申し上げている平成18年度の報告、その中で自然環境について項目分けされた事項です。それが、18年以降といいますか、その後、新たな情報を含めて、どうなっているかということを調べる必要があるので、こういう項目についての情報を再度収集しようということで書いてある。
 この収集内容につきましては、事務局からたくさん項目を書いて、考えていただいているんですが、この項目の中でも何かが抜けているとか、あるいは、もうちょっと違う方向を加えたらどうかとか、そういうご意見をまずいただきたい。ただし、その情報をいただくときに、その項目ごとに、これ全部同時に収集すると事務局としてもパンクするということみたいなので、特にこれというもの、特に1つじゃなくてもいいんですけれども、これとこれは欠かせませんという項目ごとの優先順位や、あるいは不可欠な収集内容などについて、まず委員の方々にお伺いしたい。そういうのがあればですね、ぜひそれに関してご発言をお願いしたいと思います。
 そういった意味で、この情報収集は一体何のためにというところですが、先ほど4つのアウトプットがありましたが、その海域環境の変化、要因・原因はどうなっている、それを踏まえての再生の方向性を考えていくときの類型をまとめやすくするために、一番左のところに分類という形で、生体系、水環境、水質・底質、底質、あるいはその他と、要因・原因と考えられる、あるいは、その現象として生じる分類もあえてやっております。そういった中で、それらがどういう因果関係にあるかを含めた議論をきちっとやっていく必要があるだろうと思っています。
 とりあえずは、収集する項目の優先順位、あるいは収集内容についてのご意見を各委員の方々から今いただければ非常にありがたい。それともう一つは、こういうデータに対して、それぞれのご専門の先生がいらっしゃるので、そういうものについてはもう既に国の機関、行政機関等で調査された報告書等があるから、それを見たほうがまとまっていていいんじゃないのかという場合も多々あると思います。それをご紹介いただけると事務局として非常に効率的に収集・整理ができるのですが、というお話もあったと思います。
 それで、早速なんですが、その優先順位あるいは収集内容について、まずコメント、ご意見等をいただければと思いますが、どなたかございませんでしょうか。

○橋本委員 河川の収集の内容ですけれども、例えば河口域、河口から有明海に流出する土砂の量を、直接測定できませんから、いろいろ間接測定というか、水位とかそういう観測情報を使って計算をやるんですね、シミュレーション、それで大体評価をやっていきます。したがいまして、水位の詳細情報、時系列ですね、そういうのが必要になります。この方針の中には、水位というのが落ちていますね。

○滝川小委員会委員長 これ、どこに書けばよろしいんでしょう。

○橋本委員 流量の横ですかね。

○滝川小委員会委員長 とすれば、流量・水位ですか。

○橋本委員 いいえ、水位ですね。流量と水位が何か並列になっていますと、ちょっとそれもおかしいような感じ。大体、第一義的には水位を大体はかりますので。水位は独立して最初にあったほうがいいと思うんですね。その水位は比較的、観測技術というか、詳細にはかれますので。

○阿部室長補佐 はい、わかりました。水位を第1番目の収集内容として追記させていただきます。

○滝川小委員会委員長 ご指摘ありがとうございます。ほかに。

○白谷委員 18年の報告書の中でも指摘されていたとは思うんです、ちょっと斜めに読んだ限りなんですけれども。その18年度までの委員会で審議された内容を見ていると、やはり海域中心でしたですよね。しかしながら、やはりあの海域、閉鎖性の海域というのは、流域の社会活動、自然条件の影響を非常に受けるわけでありまして、この小委員会の仕事として一つ、再生のイメージを出すということになると、過去の社会活動の状況、流域で行われた社会活動の状況変化、自然環境の変化、こういったものを押さえる必要があると思うんです。これが平成18年の報告書の段階ではちょっと手薄であったと思います。
 また、農地関係についても、環境省では今、非点源汚染源の原単位の検討とかやっておられますけれども、そういった最新の情報をもって、過去のそういった流入負荷の変化を整理する必要があると私は思っておりまして、そういう意味で、ここで17年以降に実施したものということについては原則ではありますが、必要であれば、そういった流域の面についてはさかのぼった調査も必要かと私は思っております。

○阿部室長補佐 はい、わかりました。その部分については環境省でやっている範囲についての情報はその分も含めて、こちらの委員会に提示したいと思います。
 また、白谷委員にご協力いただける部分がありましたら、すみませんが、いろいろアドバイスいただければと思います。

○滝川小委員会委員長 ありがとうございます。ここで収集期間というのが17年以降とは明記されているんですけれども、主にということで、やはりその変遷というのは非常に大事であるというご指摘なので、これは当然議論していく中ではそういったデータも必要になってくるだろうということで、一番情報をお持ちの委員の先生にご協力いただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 ほかに。小松先生。

○小松委員 2点なんですが、分類で、水質環境となっているところで、項目が汚濁負荷と海洋構造、潮流・潮汐となっているんですけれども、汚濁負荷のところが何となくインプットだけがほとんど出ていて、いわゆる水質環境と言いながら、海の水の化学的なものが入っていないですよね。ですから、分類が水質環境ですから、水の化学的なものをどこかに入れてほしいなというのが1つ。
 それから、分類の水質・底質環境で河川というところがあるんですけれども、ここも何となく材料とかそういったものばっかりで、やっぱり化学的なものがないですよね、水質・底質環境と言いながら。ここも化学的なものを入れてほしいという2点です。

○滝川小委員会委員長 ご指摘ありがとうございます。多分、汚濁負荷というタイトルがちょっとそぐわないのかもわかりませんが、どこかに今おっしゃった、非常に水質、底質、生き物というのは直結しているので、ご指摘のとおりだと思います。どこかに頑張って入れたい。頑張ってじゃなくて、必ず入れなきゃいけないと思います。項目は、河川という項目も、ちょっと何かそぐわない、全体的からするとそぐわないのかなというのもありますが、これは18年度の報告書の項目を参考にしたもので、わかりやすくするためにこうしておりますが、ご指摘のように、化学的な水質という項、ぜひ入れさせていただきたい。ありがとうございました。
 どうぞ、先生。

○松野委員 頭の中まとまっていないんですけれども、目的は、やっぱり自然環境がどうなっているかということを知りたいというのが大きな目的だと思うんですが、こういう情報たくさんあって、さまざまな研究というか、調査機関が報告書を出されていますが、多分これは、データ自体は正しいんだと思いますが、そのデータを使って、これはこういうことなんだと言われている中身、それが、その報告書で言っていることが本当かどうか、なかなかわからない。本当はきちっとした査読があるような論文をベースにしたほうがいいと思うんですけれども、そういうのはデータとしてはそんなに多くなくて、多分、調査結果の報告書が多いと思うんですが、やっぱりこれをそういう報告書に基づいて、その報告書、言われたことが正しいとは限らないという前提でいるとすると、自分で自分の首絞めるのは嫌なんですが、やっぱり評価、レビューが必要なんじゃないかなと思います。
 それで、結局知らなきゃいけないのは、このプロセスがあって、あり得るプロセスじゃなくて、実際にどういうことが支配しているのかということで、つまり、量的評価をしなきゃいけないと思うんですね。この前、先ほど紹介された参考資料の中のフロー図は、恐らくあり得るプロセスだと思うんですね。こういうことがあればこうなるということは、多分何もしなくてもこのぐらいの線はかけそうな感じですが、それがある程度データに基づいてつくられたものだとは思うんですけれども、それぞれの原因が、こうあればこうなるとは限らなくて、それが量的にどうなっているかということは、まだ余りわかっていないところがたくさんあるんですね。その量的なそれぞれのプロセスの組み合わせで全体の環境が成立しているわけですので、そこをどこまで評価するかということで、そういう意味では、このデータ、こういうデータが必要だ、それを集めなきゃいけないというのは、多分それは正しいと思うんですけれども、それは正しいというか、それは必要だと思うんですけれども、ここで、この海域で起こっているプロセスが、量的評価をされているもの、しかも、みんながある程度、まあそうだねと思えるような解析手法なり解釈がなされているものを集めて、それに基づいて、じゃ、それだったらそれが本当にそうなのかということを、サポートできる情報を積み重ねることが必要なんじゃないかなと感じます。

○滝川小委員会委員長 ありがとうございます。
 今のご指摘の点はもっともだと思います。そういった意味で、先ほど事務局から説明があって、第29回、28回の委員会で報告した、各省庁が今こんなことやってますという、参考資料6がございますよね。18年の委員会報告後、各省庁等がいろんな取組をやっておられるんですけれども、これはこうしました、その結果こうですよという答えを書いてある。しかしながら、松野委員がおっしゃるように、客観的に、それが本当なのか、うそなのというのがよくわからない。
 そういったことも含めてデータを、生のデータって大変ですけれども、そのデータをまず各省庁、関係県に提供していただきたいとお願いするというのは、この委員会といいますか、小委員会のまず最初の任務である。
 おっしゃるように、各大学あるいは研究機関等々でレフリーといいますか、チェック受けたような文献も大事ですけれども、それというのは、前の評価委員会の中でたくさんの文献を整理されていて、今おっしゃるような連関図も、線が引いてあるのは、その文献の調べた結果、こことここは確実に結べるという根拠のもとに引いてあるということです。ですから、そういった意味で、今後、本当にその線が大きかったのか、また違うルートがあるのかということを含めて、もう一度データを収集し、整理分析しましょうというのがこの作業委員会の趣旨です。
 とりあえずは、資料5の下にただし書きしてあるのは、ぜひともこれは必要であると先生にご提言いただければ、そういった文献も収集し参考にしながら、やっていきたいというのがこの案でありまして、最初からこの全部の文献を対象にしましょうとなれば、これはとんでもない話になります。そういった意味での優先順位というか、必要な文献があれば、ご提案いただきながら、レビューを受けた、きちっとしたもの、あるいはほかに出てきたものも含めて、個々のそれぞれの専門の先生方がいらっしゃるから、これはちょっとおかしいよねと、ここはちょっと足らないから、もう少し調べる必要があるよねと、そういう指摘、課題も含めて見つけていくというのが、この作業委員会の当面の作業である。
 最初から結論を出してしまうというのではなくて、結論をもちろん目指しますが、その前の作業をまずやりましょうという理解でおりますが、よろしいんでしょうか、事務局。

○阿部室長補佐 松野委員のおっしゃること、滝川委員長のおっしゃること、まさに、そのとおりであります。本日お集まりの委員の方が自信を持って推せるデータで当然評価していかないといけないと考えています。事務局からは、国や県でやっているデータをとりあえず集めますと言いましたけれども、そこのデータが、松野委員がおっしゃるように、報告書の内容が正しいとは限らない、そういう認識で皆さんが思われているのであれば、事務局としては資料5の方針は撤回したいと思いますけれども。そういう方針じゃなくて、各委員が、そしたらこのデータ、文献を使ってくださいという形でご提案いただいたほうがよいかなと思います。
 しかしながら、事務局として、最初に考えたことは、特措法に基づいて、国、我々環境省も多少なり調査の努力もしてきていますので、その報告書、結果でまず見てください。それで足りなければ、文献なんかを使ってフォローしていきます。もし松野委員のおっしゃるような、国の報告書は国がとりあえず調査した結果を環境省の思惑で考察されていて、余りそれはちょっと私ら研究者としては、みたいな話なのであれば、逆に、この文献を使ってやられたらいいですよというものを、各委員からご提示していただいてやるほうが、時間も短縮できますし、こちらも集める情報が、それに特化して集めればいいということになってきますので、楽なのかもとは思います。
 ただ、我々も、環境省も複数の専門家に入ってもらいながら、調査結果を精査していただいておりますので、環境省の都合だけでまとまることがないような体制にはしているつもりでございますので、そこのところはある程度ご信用いただいて、基本的には、国と県の情報からまず集めていってという形でさせていただきたいと思います。
 それとあと、関係図の線もある程度知識があれば、確かに線を引けるのかもしれませんが、それについて、報告書等である程度、定量的にわかっている部分を中心にこの小委員会は拾っていく。明らかに可能性だけで、その後、全然さわっていないところの扱いとか、そこら辺は、今回各分野からスペシャリストに集まっていただいているわけですから、そこの扱いも含めて、判断していただければと期待しております。
 松野委員のおっしゃっていることは、事務局という立場でなく、環境省で有明関係の調査を担当している身としては、非常に心に響きましたですね。

○松野委員 やられていることが当てにならないとか、そういう意味ではなくて、報告書ってやっぱり、こういう調査をやって、その結果こうでしたという、結果を持っていきたいところに持っていこうとしているという意味ではなくて、調査をして、その結果、こういう結果が得られたという、その結果を、じゃ、これはこういう意味ですよという、あり得る結果で説明しているというイメージがちょっとあるんですね。
 ですから、それは例えば、具体的に言うと潮流。私、物理が専門なので、潮流低下、潮位差の減少が成層化を引き起こして貧酸素水塊の発生、それは確かにそうだと思うんですが、これ1本しかないんですよね。だけど、その潮流がどれだけ変化したら成層化がどれだけ変わって、そのどれだけ変わったことが貧酸素水塊の発生につながるのかということが、多分データとしては、それ関連性があるのが出てきて、ああ、じゃ、これとこれは関連あるから、多分こういうような体系ですねというつながりだと思うんですけれども、それが少しずつ違っていったときに、どの程度の変化が、それがドラスティックな変化を生み出すのかとかいうようなことは、もうちょっとその報告書の記述というか主張、言いたいことを踏まえて、それがどの程度のレベルで正しいのかということを意識しながら評価していかないと、こっちのものであって、こっちのプロセスもあって、両方起こり得るんですけれども、それが、両方が組み合わさったときに、じゃ今回はどっちなのかとか、そういうことはしょっちゅう出てくるはずなんですね。ですから、やっぱりプロセスを量的に押さえないと、最終的な自然環境がどう動いているかということは理解できないかなという。
 それに対して、このデータだけ集めて、それをもとから評価するのは非常に大変なので、やっぱり出されている、ある程度きっちりと皆さんが、このデータのこの解釈はそんなに間違っていないと思われる、ある程度まとまったものを、その主張をベースに、それをチェックして、それがよければ受け入れていくという形がいいのかなということを言いたかったんです。

○滝川小委員会委員長 まさにそういう、おっしゃるとおりだと私も理解いたしております。そういう方向の中でこのデータ、整理するとこういう項目が出てきて、お互いの因果関係はわからない。プラスの効果かマイナスの効果も含めて、単純な1本の線ではないというのは、きっとベースにありますよね。そこを議論しないと結局、本当に何をやっているかわからない。それは多分、過去のデータの経緯も見なきゃいけないでしょうし、場所的な、空間的なものも考えなきゃいけない。あるいは季節的なものも考える。そういったもろもろのデータを、とりあえずじゃないですけれども、今も結構ありますので、こういう形で整理しつつ、今ご指摘の視点を持ちながら、やはり整理していく必要がある。
 そういった意味で、生態系と水環境、底質環境がどうなっていますよというのを、やっぱり皆さんで議論しながら、そういったものをつくり上げていく。それが非常に大事なことなんだろうなと。
 その項目に分けて一応評価はしますが、結局は、海域の地域ごとの特性を把握し、そこに対してはどういう対処をしていくのか。一般論で議論する場合と、局所論といいますか、ローカル的なもので議論する場合と、また話が異なってくると思います。そういう認識を持ちつつ、単純な関係じゃないものをいかに複雑にといいますか、構造的に、総合的に評価するのか。それは欠かせない僕らの仕事だと思っていますので、そういった意味で、いろんな集まったデータをどう整理していくのかが、まさにこの小委員会の役割だと思っていますので、ぜひともまたそういう方向のご議論を進めていただければ非常にありがたいと。多分、そういう議論が今までなかなか進められていないというのが一番弱いところだと思いますので、ぜひそういう方向で進めていただけたらと委員長として思っております。またよろしくご協力をお願いいたします。
 それで、ちょっと時間も押しているので、非常に申しわけないですけれども、ほかに何かご意見ございますでしょうか。

○牧委員 松野先生がおっしゃられたこととちょっと関係あるんですけれども、平成18年の委員会を踏まえて課題ということで、大分事務局からご説明いただいたんですが、参考資料の6にあります、平成19年から21年度に、例えば環境省では、私もこれは個人的に知り合いがいましたので実施内容を伺っておりますけれども、有明海の貧酸素水塊発生機構実証調査業務。これ、具体的に言うと、鹿島建設技研の田中さんとかがシミュレーションとかやられているんですよね。18年終わって一応19年から20年、18年で整理されたということで19年、21年までのこの調査業務はなされたと思いますけれども、こちらの総括というのは、ちょっと現時点でまだまとまり切れないのでしょうか。ちょっと何だか、その時系列でいうと21年までやられた業務も踏まえて、何かこのA3のやつが1枚というようなイメージがあるんですけれども、そうならないでしょう。

○阿部室長補佐 この項目に対応する形で、その報告書に書かれてあるエッセンスをここに盛り込んだという形にしておりますので、この調査の最終的にこうだったという部分ではなくて、どちらかというと単年度毎の報告書のエッセンスをここに盛り込んでいる。環境省の部分はそのように整理しています。おそらくほかの役所も含めて、基本的にそういう形になっているかと思うんです。
 それで、私どもも報告書に、研究者がそう言っている内容で出されているものを、なかなか科学的に、いや、そうなのかな、違うのかな、そのとおりだなと思う部分を、判断できない部分もありますので。事務局の作業としては、実は、これにかかわる報告書を一回集めてみて、それで本当に書かれていることが、松野先生のおっしゃるとおり、それを裏づけるものになっているのかとか、それを言い当てているのかとか、そういうふうことも含めて、もう一度できれば後で委員にお願いするのかなと思っています。委員にも査読というか確認いただいて、この報告書のここのデータは非常にいいデータで使えるけれども、例えばこの取りまとめについては、この小委員会ではちょっと採用しないとか、そういう判断は、逆に言うと、委員にやっていただかないといけないのかなとは思っています。
 それで、作業の裏側まで申し上げますと、まず、参考資料6に挙げて書いてあるような、各省・各県が挙げてきている内容の部分について、かかわる文献、報告書については、まず一回集めて、その中でどこまで言えるのかとか、この情報の中で、実は価値のある部分はここなんだというのを各委員にも確認していただきながらやっていただく、まとめの方向も踏まえて、この報告書はこの部分を使ってやりましょうとか判断していただくというのが、この作業の、資料4の別図の3、4のところで集まってきている情報、それに盛り込まれている情報、それの内容の精度というか、そういうものも含めて、今後の作業として使っていくか、使っていかないか、これを含めて、こういうまとめをしていきますみたいなものを判断していくことだと思います。
 私は非常に参考になったんですけれども、松野委員のおっしゃるとおり、この集まっている人たちの中で、この報告書、この文献、大学の文献でも何でもいいですけれども、これはもうまとまっていて、これは多くの関係、この分野の学者の人がこれを支持していますというものがあれば、それを整理していくのも一つの方法ではあります。
 ただ、事務局からの提案としては、ここまで役所がやってきた成果についてもここできちんと見て、意外と環境省はまじめに調査やって、いい仕事しているねみたいなところも、評価委員会からの評価も得ることで今後の仕事の糧にしていくという部分もあってよいのではと思いつつ、法律にも書いてあるので、そういう作業の進め方のままでよいかなとも思っています。
 集める文献について、こういうものを使ってやりなさいと言える報告書が現に各委員の頭の中にあって、そんな収集作業をしなくても、ここの原因・要因、発生機構はこうなんですよみたいな話が書かれているものがあれば、まずはそれを集めて、それで議論のたたき台にしていけばいいと思いますし、非常に作業が効率化できるのでいいとは思います。

○滝川小委員会委員長 よろしゅうございますか。ちょっと申しわけないですけれども、議論たくさんあるかと思いますが、時間があるものですから、制約条件の中で、急いでまとめていきたいと思います。
 先ほどから申し上げて、議論いただいている情報収集の方針、基本的な方針、お認めいただいていると理解いたしておりますが、優先の順位というのは、これ、なかなか決められないと言ったら語弊があるんですが、全部大事なので、基本的には生態系、水質・底質環境ですね。生き物と水質・底質の関係がどうなっているんだという、そこのコネクションがよくわからないところがある。あるいは、流入負荷等についても不明なところがある。そういった意味で、ここに書いてあるどれが1番で2番でというのはないと思いますが、やはりそういう視点での環境基盤といいますか、生き物と水質と底質の物理環境、化学環境、そういうものを中心にデータを集めていただく。
 それに関連して、今、事務局からご発言がありましたが、いや、ここの部分は既にもういろんな機関で情報がありますよ、あるいは、うちの研究でできていますよなどのお話があれば非常に効率的に、そこのところを中心に整理できるというご発言ございます。そういった意味で、何かお勧めといいますか、これはちゃんとまとまったのがあるよというものがあれば、できるだけ早くお教えいただければ、それを中心に、まずそこから手をつけるということが、作業部会といいますか、事務局としては非常にありがたいということで、何かございませんか、心当たりの調査、データが。たくさん先生方はご存じかなと思うんですけれども。

○山口(敦)委員 調査に関してですけれども、お勧めと言われるとちょっとあれなんですけれども、生物生態系のところで、先ほどの資料6にまだ載っていない調査で、今、環境省の委託で、うちでやっている、いであと一緒にやっている、有明海生態系回復方策検討調査、生態系機能解明調査業務というのがあります。今年度が最終年度になっていますので、時間的に、これすぐに作業が始まるのかどうかというのもあると思いますけれども、この18年度の委員会の報告を受けて、解明すべき課題にのっとってというか、それに沿った形で生態系機能解明調査というのを進めていっていますので、それもぜひ使えるような形でとは思っています。
 もう一つ、ちょっとついでに質問をさせていただいてよろしいですか。すみません、資料5なんですけれども、これ、もう一つの小委員会でも、これと別のものがあるという理解でよろしいでしょうか。

○阿部室長補佐 はい、そのとおりです。今回ご提示するか迷ったのですが、もう一つの小委員会では、項目だけ申し上げますと、例えば有用二枚貝ということで、タイラギ、アサリ、ハマグリとかについて収集内容を決めて集めるとか、有用魚類・魚介類は漁業と増殖という観点で集めるとか、あと、ノリ養殖、赤潮、貧酸素水塊という項目で集めるという方針を決めていただいています。
 それで、もう片一方の小委員会は、本小委員会の有瀧委員は、こちらの委員会にも出てきていただいていますが、参考資料8を見てのとおり、水産畑の人たちだけで組成していまして、もうそういう水産グループで集められる情報は抜かりなく集めて、その情報で水産グループとしての判断ということで出していくことで進めていくことになっています。
 そういう意味で、生態、生物の話でいうと、水産分野で重要な個別の魚種、有用種というものを集めていくグループになって、こちらはそういう意味じゃなくて、昨日もちょっと、昨日の小委員会の委員からも話があったんですが、希少種は対象にするのかという話が出て、事務局より生物生態系というカテゴリーの中で、本小委員会で集めていくのかなという話をさせていただいてます。
 すみません、今日は昨日の小委の情報収集方針を準備しておりませんので、後日、その方針についてはご提示させていただいていきたいと思います。

○滝川小委員会委員長 よろしゅうございますか。
 ぜひその資料も、また、次回までに配付いただくように、よろしくお願いいたします。
 ほかに何か、ご推薦といいますか、こういうデータがあるよという意見があれば。
 ちょっと先ほどご紹介、後で申し上げようと思っていたのですが、今までの委員会が第28回から30回まで開かれまして、いろんな各省庁の委員会報告後の取組みを整理した参考資料がございます。これに関するデータ、基礎になるデータを含めて、環境省できちんと収集していただくといいますか、各省庁からご提供いただくことは、ぜひお願いしたいと思います。
 先生、どうぞ。

○小松委員 参考になるデータということで、底質環境のところが、大学ですが、九大の総理工の松永先生が、九州農政局のデータ等を整理して、彼独自の観測結果も入れていますけれども、諫早湾の中の底質環境をかなり詳しくまとめて、そして冊子にして出しています。これは参考になるかなと思います。いわゆる有明海本体は結構いろいろなところで出てくるんですが、諫早湾の中というのは意外と出てきていないので、これは貴重なデータかなと思います。

○滝川小委員会委員長 ありがとうございます。諫早周辺の底質ということで、農政局のデータは基本的に使われているということ、それに少し独自の考察も。ありがとうございました。
 ほかに何かお勧めの資料等あれば。急な話なものですから、もしまた、お帰りいただいて、こういう資料があったということがあれば、逐次、事務局にご連絡いただければ助かると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、ちょっと時間が押していますので、一応、資料4に基づく作業の方針、及び資料5に基づく情報収集の方針ということについて、この方向性をお認めいただいたということで進めさせていただきます。修正意見等については、事務局で各委員からの修正を加えて修正いただくということで、対処をさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。
 それで、今申し上げたんですけれども、さまざまな報告書等の収集をする必要があるということですが、先ほどちょっとお願いしかかったんですが、正式にお願いしたいというのが、参考資料6で、各省庁が今まで発表なさった28回から30回までのパワーポイントなど報告いただいた資料がございますが、これに元になるデータを各省庁から出していただくことを、きちんとしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 また、各委員におかれましても、これ以外のものがございましたら、積極的にお申し出いただいて、ぜひたくさんの資料をベースに検討に役立たせたいと思いますので、これも改めてまたお願いいたしたいと思います。
 それからあと一つ、事務局のほうにお願いということなんですが、本日は有明・八代海の情報収集ということで、過去のデータを含めたデータとしてあるんですが、今年の7月に九州北部地域に大変な豪雨がございました。その豪雨に対する調査って、これは非常に大事なことだと思います。特に有明・八代海の環境に直接影響する流木が流れてきて、それがどこら辺に集積するみたいな、ごみ対策についても非常に神経を払わなきゃいけないという現状がございますので、各省庁、各県等で九州北部豪雨関係の調査をされているものがあれば、有明海・八代海への環境影響等に関わるデータ、これもぜひ収集をしていただきたい。各県、各省庁においてもご協力、ぜひお願いしたいと思いますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、「その他」ということでよろしいんですかね。事務局のほうに。

○阿部室長補佐 滝川委員長からいただきました参考資料6につきましては、各省庁、関係県を通じて入手できる範囲で報告書等を入手します。
 それで、先ほどの話でもありましたけれども、それのある程度の概要を整理して、そのパワーポイントにもある程度ポイントは出ているんだと思いますけれども、もう一度こちらでチェックをして、こんな内容でしたと、こういう項目の情報がありましたということは、まとめて各委員に事前に投げさせていただくと。それで確認いただいて、これだけなのかということで、各委員のほうで、いや、こういう情報も活用したほうがいいんじゃないかみたいなものがあれば、さらに新しい情報として入れていただければと思います。
 それと、九州北部の豪雨の関係ですけれども、先日の小委員会でも同じ話がありまして、これにつきましては、関係省庁、関係県を通じて、もし集められる情報があれば集めて、次回の小委員会にご提示させていただきたいと思います。
 以上です。

○滝川小委員会委員長 よろしくお願いいたします。有明海だけでなくて、八代海もたくさんごみなど流れ込んでおりますので、九州北部と言われると、どうも有明海だけしかイメージが出てこないような言葉のニュアンスがあるものですから、ぜひ有明海と八代海も含めて、ごみの情報を集めていただきたいというのがお願いでございます。よろしくお願いします。……

○阿部室長補佐 はい、わかりました。

○滝川小委員会委員長 それでは、時間が押し迫っていますが、「その他」ということについて、最後の議題ですが、事務局のほうから何かございますでしょうか。

○阿部室長補佐 その他として、事務局で2つ考えております。
 1つは、次回の会合のスケジュールですけれども、今日ご検討いただきました情報収集方針に基づいて情報収集した結果をご検討いただくことになるかと思うんですけれども、その情報収集状況にもよるんですけれども、目処といたしましては11月下旬から12月中、遅れれば年明けぐらいで、次をやりたいと考えております。また、もう片一方、昨日行われました生物関係の小委員会のほうとも連携するやり方も、事務局ではちょっと考えてみたいと思っております。
 続いて、2つ目ですけれども、本日の議事録です。速記がまとまりましたら、各委員にご確認のためにメールで送らせていただきますので、特に自分の発言した部分等を確認ください。その確認いただいた内容で、環境省のホームページに本小委員会の議事録として掲載させていただきたいと思います。
 以上です。

○滝川小委員会委員長 どうもありがとうございます。
 それでは、何とか時間内に終わることができまして、本日予定されておりました議題をすべて終了することができました。これにて第1回の海域再生対策検討作業小委員会を閉会させていただきたいと思います。
 議事進行へのご協力、誠にありがとうございました。お礼申し上げます。ありがとうございました。

午前11時54分 閉会

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