大気排出基準等専門委員会(第10回)議事録

1.日時

令和3年3月25日(木)10:00~11:49

2.場所

WEB会議

3.出席委員

委員長   高岡 昌輝   

専門委員  浅利 美鈴   伊藤 茂男   伊藤 暢浩

      指宿 堯嗣   片谷 教孝   吉川 博文

      鈴木 規之   谷口 靖彦   増田 孝弘

      盛田 宗利   守富 寛

4.委員以外の出席者

環境省

   山本  水・大気環境局長

森光  大臣官房審議官

長坂  水・大気環境局大気環境課長

小梶  水・大気環境局大気環境課課長補佐

粟飯原 水・大気環境局大気環境課係長

5.議事次第

1.開会

2.議題

 (1)水銀排出施設における水銀濃度の測定結果について

 (2)要排出抑制施設における自主的取組のフォローアップについて

 (3)水銀大気排出インベントリーについて

 (4)報告事項

① 排ガス中水銀濃度の測定方法の検討状況

② 水銀大気排出抑制対策の取組の公表に向けて

 (5)その他

3.閉会

6.配付資料

資料

資料1   水銀排出施設における水銀濃度の測定結果について

      別冊 水銀排出施設における水銀濃度の測定結果について(参考資料)
資料2-1 要排出抑制施設における自主的取組のフォローアップについて(令和2年度分)
資料2ー2 鉄鋼連盟等3団体等における自主的取組のフォローアップにおける令和2年度の大気排出基準等専門委員会の評価(案)
資料3-1 水銀大気排出インベントリーについて
資料3-2 水銀大気排出インベントリーの推計方法の検討状況
資料4-1 排ガス中水銀濃度測定方法の検討状況
資料4-2 水銀大気排出抑制対策の取組の公表に向けて
  別紙1 我が国の水銀大気排出抑制対策の実態
  別紙2 水銀大気排出抑制リーフレット(案)

※資料4-2 別紙2は図版の著作権の関係で非公開

参考資料

参考資料1 中央環境審議会大気・騒音振動部会大気排出基準等専門委員会委員名簿
参考資料2 水銀排出施設の種類及び排出基準値
参考資料3 水銀排出施設の届出様式(令和2年4月1日時点。 様式第3の5、様式第7の2)
参考資料4 水銀自主的取組の実績等について(令和3年2月8日 一般社団法人日本鉄鋼連盟、普通鋼電炉工業会、一般社団法人日本鋳鍛鋼会)
参考資料5 要排出抑制施設における自主的取組について(第3版)(2019年5月 一般社団法人日本鉄鋼連盟、普通鋼電炉工業会、一般社団法人日本鋳鍛鋼会)
参考資料6 要排出抑制施設と水銀排出施設の比較表

     (平成30年12月12日 中央環境審議会 大気・騒音振動部会 大気排出基準等専門委員会(第8回)参考資料4(一部改変))

参考資料7 水銀に関する水俣条約(一部抜粋)
参考資料8 大気汚染防止法の一部を改正する法律(平成27年法律第41号)
参考資料9 大気汚染防止法施行令の一部を改正する政令(平成27年政令第379号)
参考資料10 大気汚染防止法施行令の一部を改正する政令(平成28年政令第299号)

参考資料11 大気汚染防止法の一部を改正する法律の施行期日を定める政令(平成28年政令第298号)
参考資料12 大気汚染防止法施行規則の一部を改正する省令(平成28年環境省令第22号)
参考資料13 排出ガス中の水銀測定法(平成28年環境省告示第94号)
参考資料14 水銀に関する水俣条約を踏まえた今後の水銀の大気排出対策について(答申)(平成27年1月23日 中央環境審議会)
参考資料15 水銀に関する水俣条約を踏まえた水銀大気排出対策の実施について(第一次答申)(平成28 年6月14日 中央環境審議会)
参考資料16 水銀に関する水俣条約を踏まえた水銀大気排出対策の実施について(第二次答申)(平成29年5月31日 中央環境審議会)

議事

午前10時00分 開会

【長坂大気環境課長】 それでは、定刻になりましたので、ただいまから中央環境審議会、大気・騒音振動部会、第10回大気排出基準等専門委員会を開催いたします。

 本日の会議は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、WEB会議での開催とさせていただいております。

 委員の皆様方におかれましては、ご多忙中にも関わらずご出席をいただき、誠にありがとうございます。私は、本日の司会を務めさせていただきます、大気環境課長の長坂と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 WEB会議における注意事項といたしまして、ご発言の際にはマイクをオン、ミュートを解除していただきまして、ご発言後はオフ、ミュートにしていただくということで、通常はミュートにしていただくということで、よろしくお願いいたします。

 本日の委員の皆様の出席状況でございますが、委員12名、全員のご出席をいただいております。

 続きまして、本専門委員会の事務局を務めます、環境省水・大気環境局のメンバーでございますが、まずは水・大気環境局長の山本から一言ご挨拶を申し上げます。

【山本局長】 皆さん、おはようございます。水・大気環境局長の山本でございます。

 本日は、お忙しい中、ご参加いただきまして、誠にありがとうございます。

 この専門委員会におきましては、平成28年から、水銀に関する水俣条約を踏まえた水銀大気排出対策の在り方についてご審議いただき、平成28年、29年にいただいた答申を踏まえ、環境省では、大気汚染防止法の関連の政省令の改正を行いました。

 改正大気汚染防止法につきましては、平成30年4月に施行されておりまして、水銀排出施設については、施設情報等の届出、水銀に係る排出基準の遵守、水銀の測定が行われており、また、要排出抑制施設においては自主的取組が進められております。

 本日の専門委員会におきましては、改正大防法の施行後2年目に当たります令和元年度の水銀排出施設における水銀濃度の測定結果の報告や、要排出抑制施設における自主的取組のフォローアップに関する審議等を予定しております。委員の皆様におかれましては、排出実態を踏まえた水銀大気排出対策が、より効果的に実施できますよう、活発なご議論をお願いいたします。

 それでは、本日はどうぞよろしくお願いいたします。

【長坂大気環境課長】 続きまして、その他の事務局の出席者を順に紹介させていただきます。

 森光審議官。

【森光審議官】 はい、森光でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

【長坂大気環境課長】 山崎補佐。

【山崎総括】 はい、山崎です。本日はよろしくお願いします。

【長坂大気環境課長】 小梶補佐。

【小梶大気環境課長補佐】 小梶です。よろしくお願いします。

【長坂大気環境課長】 粟飯原係長。

【粟飯原大気環境課係長】 大気環境課の粟飯原と申します。本日はよろしくお願いします。

【長坂大気環境課長】 事務局の紹介は以上でございます。

 続きまして、本日の資料の確認をさせていただきます。

 事前に電子ファイルで資料一式を共有させていただいておりまして、配付資料一覧に掲載させていただいているとおりでございます。何か不足がございましたら、また、画面が見づらいなどございましたら、事務局のほうに、チャットなどしていただければと思います。よろしくお願いいたします。

 それでは、これ以降の議事進行につきましては、高岡委員長にお願いいたします。高岡委員長、どうぞよろしくお願いします。

【高岡委員長】 高岡でございます。それでは、皆様、よろしくお願いいたします。

 本日の議題は五つございます。

 まず、最初の議題につきましては、水銀排出施設における水銀濃度の測定結果についてでございます。

 では、事務局よりご説明をお願いします。

【小梶大気環境課長補佐】 それでは、事務局のほうから、資料1に基づきまして、水銀排出施設における水銀濃度の測定結果について、ご説明させていただきます。

 まず、資料の流れにつきましては、改正大防法の概要を説明させていただきまして、その後、水銀排出施設の設置状況、排ガス中水銀濃度の測定結果という流れでご説明させていただきたいと思います。

 まず、改正大気汚染防止法の概要でございます。

 水銀に関する水俣条約については、地球規模での水銀対策の必要性が認識される中、水銀の人為的な排出から人の健康、環境を保護することを目的として、2013年10月に水俣条約が採択されました。また、2017年8月に発効し、2021年2月末時点の締約国数は127か国となっております。また、国レベルのインベントリーの作成・維持が求められております。

 続きまして、大気汚染防止法の改正・施行の経緯でございますが、表1のとおりとなっておりまして、2018年4月に改正法が施行されました。

 法による関係主体の主な義務・役割でございますが、水銀排出施設から水銀等を大気中に排出する者を水銀排出者と呼んでおりまして、水銀排出者につきましては、水銀排出施設の設置届出と排出基準の遵守、水銀濃度の測定が求められております。また、水銀等の排出量が相当程度多い施設で、排出を抑制することが適当である施設を要排出抑制施設と呼んでおりまして、製銑の用に供する焼結炉と製鋼の用に供する電気炉が対象施設となっております。これらの施設につきましては、排出抑制のための自主的取組としまして、自ら遵守するべき基準を作成し、水銀濃度の測定・記録・保存を行うとともに、その結果を公表することになっております。また、国につきましては、水銀大気排出の状況を把握して、その結果を公表するということになっております。

 資料について画面操作できなってしまいましたが、続けて7ページから説明させていただきます。

 水銀排出施設の設置状況でございますが、8ページをご覧いただきますようお願いします。

 水銀排出施設の設置届出状況につきましては、地方自治体を通じて、届出情報を収集・集約し、公表しているところでございます。

 9ページをご覧ください。

 水銀排出施設につきましては届出をしていただくことになっておりまして、届出の内容は、四角囲みにあるとおりでございます。

 10ページをご覧ください。

 ここからが、水銀排出施設の設置状況になります。

 11ページでございますが、水銀排出施設数と設置事業者数についてご説明させていただきます。全国の水銀の排出施設数は全部で4,419ございまして、事業者につきましては2,723事業所となります。

 続いて、12ページをご覧ください。

 水銀排出施設の種類別の施設数及び割合でございます。最も多い施設につきましては、一般廃棄物焼却施設の2,248施設であり、全体の57%を占めておりました。次いで、産業廃棄物の焼却施設で987施設の25%ということになっておりました。

 13ページをご覧ください。

 水俣条約における施設分類でみた施設数、割合でございます。全体の約9割が廃棄物の焼却設備となっておりました。

 14ページからが、排ガス中の水銀濃度の測定結果になります。

 15ページをご覧ください。

 水銀排出施設の設置者につきましては、排出基準の遵守及び水銀濃度の測定が義務付けられているところです。こちらの表のように、水銀排出施設の種類ごとに、それぞれ新設、既設の基準が決められております。

 16ページにつきましては水銀の測定方法でございますが、ガス状水銀、粒子状水銀を合わせた全水銀を測定することとなっております。

 次いで、17ページに参りまして測定頻度でございますが、排ガス量が4万Nm3/時以上の施設は、4か月を超えない作業期間ごとに1回、排ガス量が4万Nm3/時未満の施設につきましては、6か月を超えない作業期間ごとに1回ということになっております。

 また、確認方法につきましては、平常時における平均的な排出状況を捉えたものを適切に確認するとなっております。排出基準を上回る濃度が検出された場合につきましては、速やかに3回以上の再測定を行いまして、初回の測定結果を含めた計4回以上の測定結果のうち、最大値及び最小値を除く全ての測定結果の平均値により評価することとなっております。

 19ページをご覧ください。

 今度は、水銀濃度の測定結果の収集方法でございますが、法律では、設置者に対し測定結果の報告義務を課していないため、地方自治体が任意で情報提供を受けた結果を環境省が収集・集約するということになっております。収集・集約した情報につきましては、下の表のとおりになっております。

 続きまして、20ページの測定結果の提供施設数でございます。

 全部で3,796施設から測定結果の提供がございました。測定対象施設数は3,857施設でございますので、全体の98%から提供があったということになります。

 続きまして、21ページをご覧ください。

 未提供の施設につきましては、法の認識不足のために、令和元年度に未測定であった施設や、測定値の協力が得られなかった施設もございました。

 続きまして、22ページをご覧ください。

 測定結果と排出基準値の比較ですが、全部で3,796施設から提供がございまして、そのうち、一度も排出基準を超過しなかった施設につきましては3,676ということで、97%になります。基準の超過が見られた施設につきましては101施設となっております。

 なお、昨年度から2年連続で基準値を超過した施設につきましては2施設でございました。

 23ページをご覧ください。

 基準の超過が見られた施設につきまして、基準超過の内訳を見てみました。その結果、全部で101施設、基準超過がございましたが、再測定をした結果、87施設が基準内となり、再測定後も基準超過の施設は7施設、また、再測定が未実施の施設は7施設という結果でございました。

 なお、再測定後、基準値を超過した施設につきましては、地方自治体の指導により、活性炭噴霧や炉の清掃等が行われ、改善されているということを聞いております。また、再測定が未実施の施設につきましても、地方自治体の指導が行われていると聞いております。

 続きまして、超過が見られた施設についての施設ごとの超過状況を見ております。排出基準値と定期測定の結果を比較してみますと、セメント製造施設におきまして、1.01~2倍の、また、産業廃棄物の焼却施設では1.04~1,140倍という結果になっておりました。超過が見られた主な要因につきましては、原料中の水銀濃度の変動や、廃棄物等に水銀を含むものが混入したためと事業者のほうで推定されております。

 続きまして25ページをご覧ください。

 定期測定で排出基準を超過した場合は、期限内に再測定を実施することが定められております。その期限内に再測定を実施されたかどうかというのをここで確認しております。排出基準を1.5倍超える施設につきましては、30日以内に再測定が必要となっておりますが、全部で69施設の内、48施設が期限内に行われております。また、排出基準が1.5倍以下の施設につきましては、60日以内に再測定を実施することとなっておりますが、全部で29施設のうち、23施設が期限内に再測定が実施されていたということでございます。

 続きまして、26ページからが、水銀排出施設の種類別の詳細になります。

 27ページをご覧ください。

 水銀排出施設の種類別の集計でございますが、こちらは、中央環境審議会の一次答申での参考資料でデータ整理の方法が示されておりまして、それと同様の方法で整理を行っております。具体的には、下の①から⑧の形でデータ整理を行いました。

 28ページをご覧ください。

 水銀排出施設の種類別に①から⑧まで整理を行っているところですが、今回は①と②と⑥についてご説明させていただきたいと思います。

 29ページをご覧ください。

 まず、ボイラーでございますが、排ガス中の水銀濃度の分布を見ております。0.010~7.9μg/Nm3の範囲にありまして、算術平均値は0.86μg/Nm3という結果でございました。

 30ページにつきましては、ガス状水銀、粒子状水銀に分けて整理しております。

 31ページをご覧ください。

 粒子状水銀の測定省略要件を満たしている施設につきましてはまず、粒子状水銀の測定を省略するためには、連続する3年間、継続して粒子状水銀の省略の3つの要件のうちいずれかを満たす必要がございます。その要件につきましては、下囲みのに記載しております。この要件を元年度のみ満たした施設につきましては93%となっております。平成30年度から2年間連続して満たしている施設は77%でございました。

 続きまして、32ページをご覧ください。

 排出ガスの処理施設の種類と排ガス中の全水銀濃度の関係を示しております。これを見てみますと、バグフィルターを設置している施設の全水銀濃度が、その他の集じん機を設置している施設より低い傾向が見られました。また、バグフィルターを設置している施設におきましては、集じん機単独よりも脱硫や脱硝との組合せのほうが全水銀濃度が低かったという結果でございました。

 あと、各施設ごとに同じような解析をしていますが、時間の関係もありますので、説明のほうは省略させていただきたいと思います。

 資料1の説明につきましては、以上でございます。よろしくお願いします。

【高岡委員長】 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの資料につきまして、ご質問、ご意見等ありましたらお願いいたします。

 発言される場合は、お名前を名のっていただきますと私がご指名しますので、ご発言をお願いいたします。

【吉川委員】 吉川ですけど、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、吉川先生、よろしくお願いいたします。

【吉川委員】 今見えているスライドなんですけれども、確かにバグフィルターと集じん機もありますけど、これは機械の差だけなんでしょうか。例えば排ガスの温度だったり、もしくはバグフィルターの場合、活性炭を何らかの形で入れているとか、そういうハード以外の部分での差というのは把握されているんでしょうか。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 事業者さんのデータを、自治体を通じて収集しているところでございまして、今お出ししている情報以上のデータというのが収集できていない状況でございますので、測定したときの温度のデータというのは、分からない状況でございます。

【高岡委員長】 ですので、先生がおっしゃったように、必ずしもバグフィルターだけの効果かどうかは、まだここでは分からないということだと思います。はい、ありがとうございます。

 ほか、いかがでしょうか。

【鈴木委員】 鈴木ですけど、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、鈴木先生。

【鈴木委員】 排出基準値を超過してしまった施設に対して、指導され、改善をされているんだということは理解いたしました。それはいいんですが、超過が見られた施設について、25ページかな、期日を超えて再測定を実施した施設というのがかなりあるようでありますけれども、これは何か理由、あるいは、このこと自体に関して、期日内に再測定を実施していただくように改善を促すような措置というものを何か考えておられるでしょうか。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 事務局です。

 定期測定をして超えた後に、休止をした施設というのが一部ございます。また、法の認識不足であったという施設もございました。こちらにつきましては、法律において再測定の期限が定められていることを含めて周知を、自治体を通じて行っていきたいと考えております。

【鈴木委員】 はい、判定において科学的に重要な点かと思いますので、よろしくお願いします。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。

【片谷委員】 片谷です、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、よろしくお願いします。

【片谷委員】 例えば、30ページの表を見てみますと、これは、ちょっとグラフでないので、ばらつきの傾向はよく分からないんですけど、その前の、多分29ページのグラフなんかを見ても、低いほうにピークがあって、あと、30ページの数字を見ても、幾何平均が算術平均より大分小さいという状況ということは、やっぱり、ほとんどの事業所は低いんだけれども、一部、かなり高いところがあって、それが平均値を上に引っ張っているという状況だというふうに読み取れるんですけど、その解釈で正しいかどうかというのを、まず、事務局がどういうふうに判断されているかというのをお尋ねしたいんですが、いかがでしょうか。

【高岡委員長】 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 そうですね、こちらの29ページの分布にもありますように、施設ごとに、違う部分はあるかと思うんですけれども、基本的には低いところに集中していると、分布的にはですね。ということで、高い施設が、一部あるという認識はしているところです。

【片谷委員】 であれば、私もその認識なので、逆に言えば、そういう一部の高いところを、今後しっかり手当をしていけば、問題は改善されやすいというふうに言えるかと思うので、そういう意味では、あまり深刻ではないというふうな解釈もできるかと思いました。そこはコメントです。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

【浅利委員】 いいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、浅利先生、どうぞ。

【浅利委員】 それともちょっと関連するんですけれども、結構、やっぱり一般廃棄物のに処理施設の超過があるんだなと思いまして、多分、これもやっぱり突発的に入ってきたりするものの影響が大きいのかなと思って見てはいるんですけれども、その辺り、その原因の考察がどういうふうにされているのかとか、改善策として、具体的にどういうことが取られたのかという情報があるのかも含めて教えていただければなというのと、あと、その辺りは住民の方とかにも情報が行っているのかどうか、私も幾つかの施設の何か監視みたいな、入ったりもしているんですけれども、一応そういうところでは、状況は報告は受けているんですが、その辺りのコミュニケーションがどうなっているのかなというのが少し気になったのと、あと、基本的に、ちょっとバッチ式での測定で、連続式のほうは限界があるのでという話もありましたが、そのさっきの突発的にこう入ってくる頻度であったりとかという、解析に、その連続測定のものを何か使える可能性はないのかなというのもちょっと考えたりもしました。もし情報提供、コメント等あれば、お願いしたいです。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 まず、事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 まず、考察につきましては、こちらの①から⑧まで、27ページに書いてありますとおり、種類別に集計をしておりまして、こちらの集計で、今、データを集計していっているところでして、今後、データが蓄積していきましたら、ほかの方法でも、解析等考えていきたいと考えているところでございます。

 また、住民への周知につきましては、地方自治体の自治事務になっておりまして、地方自治体から指導していただくことになっております。住民への周知につきましては、例えば、廃棄物の施設で高い水銀濃度が出た施設等を、一部、自治体を通じて聞いているところなんですけど、分別を徹底してやっていくように、住民に周知しているというふうに聞いております。

 あと、連続測定の話につきましては、今後、検討課題と考えているところです。

 以上です。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 今、事務局から説明がありましたが、私も幾つか、自治体から相談を受けたりはしておりますが、まさに、一つは分別の徹底と、それから、ハード的には、やはり活性炭を吹くとか、そういうような改善をされているとお聞きしております。

 それから、バッチ式、連続式については、連続式で幾つか突発的に出るものは、ある程度把握できるのではないかと思いますが、総合的に今データが集まっているというわけではないというのが現状かと思います。

 浅利先生、よろしいでしょうか。

【浅利委員】 ありがとうございます。分かりました。

【高岡委員長】 ほか、いかがでしょうか。

 じゃあ増田さん。

【増田委員】 22ページの一番下に書いていただいています、昨年度から2年連続で超過したのは2施設のみであったというのは、非常にこれは重要な情報かと思いまして、先ほどの浅利先生のご発言とも関連するんですけれども、やはり、これは施設の側の問題ではなくて、入ってくるごみ、一般廃棄物の場合だとごみの問題であるということなのかなと読み取れるので、この辺りは追跡して調査していただきたいというのが一つです。

 それと、もう一つは39ページなんですけど、排ガス処理施設なしの施設で、相対的に全水銀が低かったという、これは確かに、この数字だけを見るとそうなんですけど、こういうN数が少ないデータを見るときに、少しこの辺の書き方に気をつけていただきたい。というのは、集じん機の効果がここでは見られてないんですけれども、これは、恐らくN数の関係だと私は思っているんで、誤ったメッセージを発しないような書き方にしていただければと思います。

 以上です。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 まず、追跡調査の件につきましては、これからも引き続き、そういう原因調査というのはしていきたいと考えております。

 また、39ページのN数の少ない施設につきましては、今、この得られたデータでの状況を書いているところなんですけれども、確かにN数が少ないというのもありますので、今後書き方については工夫させていただきたいと思います。

【増田委員】 ありがとうございます。

【高岡委員長】 ありがとうございます。よろしいでしょうか。

【増田委員】 はい、ありがとうございます。

【高岡委員長】 さらに一つ申し上げると、多分、排ガス処理装置がないというところは、恐らく入り口側もあまり高くないので、つけられてないという可能性もあります。もともと、その入り口側の濃度というのが、本当はかなり設備を設置する上で効いていると思いますので、なかなか、ちょっとこの辺り、難しいところはあるかなと思います。ありがとうございます。

 伊藤先生、お願いします。

【伊藤(茂)委員】 今の話ともちょっと関わるかと思いますが、例えば、33ページの排ガス処理装置の種類と排ガス中水銀濃度の関係というところで、水銀濃度が高いとか低いとかという表現になっています。数値を見てもそうですが、右下のグラフを見ると、果たしてどう評価したらいいのかなというところもありますので、ある程度データが集まった段階で、例えば、仮説検定みたいなことをやって、有意な差があると言えるのかどうかということをやってみていただくのもよろしいかなと思っております。

 それから、37ページとか39ページに、37ページですと、令和元年度に要件を満たしている施設が大幅に増加しているとなっています。先ほど口頭でご説明がありましたのでよく分かったんですが、これだけだと何でだろうというふうに疑問が湧きますし、同様に、39ページで排ガス処理装置なしの施設の水銀濃度が低いということになりますと、これもどういった努力が払われた結果なのか、あるいは、ただの偶然なのかという質問が湧いてきます。これそのものは今後の調査に期待したいということなんですが、先ほどの口頭でありましたようなコメント、もし書けるようであれば、ちょっと入れていただくと、この資料を見た人が誤解しないというふうに思っておりました。

 以上でございます。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 では、事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 事務局です。

 ご意見いただいたとおり、この辺の記述の仕方については、また今後、工夫していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

【高岡委員長】 データ解析のほうも、データが集まれば、また検定とか、統計的なことをされるということでよろしいですね。

【小梶大気環境課長補佐】 はい、そのような理解で。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。大体皆さん、よろしいでしょうか。

 そうしましたら、少し、それぞれデータを示していただいたところの書きぶりのところで、もう少し、工夫が必要であるというようなコメント等をいただきましたので、今後、事務局におきましては、水銀濃度の測定結果を取りまとめる際にはご注意いただきまして、本日の意見を参考にして作業を進めていただきたいと思います。ありがとうございます。

 では、議題の2番目に移りたいと思います。

 要排出抑制施設における自主的取組のフォローアップについてでございます。

 では、事務局より、資料の2-1、2-2を説明、お願いいたします。

【小梶大気環境課長補佐】 それでは、資料2-1に基づきまして、要排出抑制施設における自主的取組のフォローアップについて、ご説明させていただきます。

 まず、フォローアップの対象でございますが、日本鉄鋼連盟、普通鋼電炉工業会、日本鋳鍛鋼会、これらを鉄鋼連盟等3団体と呼んでおります。鉄鋼連盟等3団体につきまして、自主的取組の内容が平成30年4月に公表されております。また、鉄鋼連盟等3団体以外の一部の主要な事業者におきましては、鉄鋼連盟等3団体の取組に準ずる取組が行われているということを確認しております。また、これらの事業者が設置する要排出抑制施設が全国の要排出抑制施設に占める割合につきましては、表1に示しますように、製銑の用に供する焼結炉については施設数ベース・生産量ベースとも100%になっております。また、製鋼の用に供する電気炉につきましては、施設数ベースで98%でありますが、生産量ベースでは概ね100%ということになっております。これらの鉄鋼連盟等3団体等における取組について、以降、フォローアップをしていきたいと思います。

 2ページをご覧ください。

 フォローアップの評価方針でございますが、(1)から(3)に書いてありますように、自主管理基準の設定状況、排出抑制措置の実施状況、自主管理基準の達成状況及び評価・公表の実施状況と、この3点について評価をを行うこととします。

 3番の鉄鋼連盟等3団体等における自主的取組の実施状況でございますが、まず、自主管理基準の設定状況についてでございます。令和2年6月に専門委員会で助言事項をいただいておりまして、それが下の表に書いてあるとおりになります。

 まず、LF炉につきましての助言事項ですが、LF炉につきましては、一部の施設において、平成30年度の測定結果が、自主的取組の開始前に想定されていた値よりも高い値が見られていることから、測定頻度の検討に資するため、必要な測定を行いつつ、高い値となった要因について検討することが望まれるという助言事項をいただいておりました。

 それに対しての、鉄鋼連盟等3団体の対応状況でございますが、一部のLF炉において、自主的に令和元年度についても測定を実施したということで、引き続き令和2年度においても自主的に測定を進め、鉄鋼連盟等3団体等において要因の検討を進めていくと回答いただいているところです。

 続きまして、3ページをご覧ください。

 排出抑制措置の実施状況でございますが、第二次答申において、排出抑制措置に関することのフォローアップに必要な情報として、ここの四角囲みにありますように、水銀等の大気中への排出を抑制するために実施した措置の情報で、新規に講じた措置に加えて、従前からの措置の水銀除去に寄与している排出ガス処理設備などの情報を収集するとなっております。鉄鋼連盟等3団体等における公表資料等によると、全ての対象施設において排ガス処理設備が設置されているということを確認しております。

 測定結果を排出ガスの設備の種類ごとに整理した結果表につきましては、4ページをご覧いただきたいと思います。

 施設ごとに整理をしておりますが、まず、焼結炉につきましては、自主管理基準値が50μg/mであるところ、0.63~43μg/m、平均11.4μg/mとなっておりました。また、製鉄ダストから還元鉄ペレットを製造する施設につきましては、自主管理基準400μg/mであるところ、27~150μg/m、平均88.5μg/m3という結果になっておりました。

 続きまして、電気炉でございますが、5ページの電気炉でございますが、圧延用鋼塊を製造する電気炉につきましては、基準50μg/mであるところ、不検出~44μg/m、平均3.8μg/mということになっておりました。また、鋳鍛用鋼塊を製造する電気炉につきましては、不検出~9.1μg/m、平均1.0μg/m3という結果でございました。出鋼量10t/ch未満の施設につきましては、不検出~2.5μg/m、平均0.25μg/m3という結果でございました。また、LF炉等につきましては、不検出~17μg/m、平均1.4μg/mという結果でございました。以上のとおり、全ての施設において自主管理基準値を達成しているという状況でございます。

 6ページをご覧ください。

 令和2年6月に、専門委員会の助言事項が出ておりまして、排ガス処理設備の水銀の排出抑制効果について、今後の水銀濃度の測定により、排ガス処理設備の種類による水銀濃度の違い等の把握が進むものと考えられるので、これらを活用して、排ガスの処理設備の水銀の排出抑制効果について情報を整理することが望まれるという助言事項をいただいておりました。

 それに対する対応状況でございますが、焼結炉につきましては、今までの測定実績及び今後の自主的取組による測定によるデータを継続的に収集整理していくという対応状況となっております。こちらにつきましては、まだ、データが出てきて2年目ということで、それらのデータを、さらに蓄積していって、収集整理していく必要があるということでございます。

 続きまして、7ページの3番の自主管理基準の達成状況及び評価・公表の実施状況でございますが、自主管理基準の達成状況につきましては、先ほどご説明させていただきましたように、全ての施設における測定結果が自主管理基準を達成しておりました。評価・公表の実施状況でございますが、水銀の自主的取組の実績等につきましては、日本鉄鋼連盟等のホームページにおいて、8月から9月にかけて公表されているという状況でございました。

 これらのフォローアップの結果を踏まえまして、資料2-2をご覧ください。

 資料2-2で、フォローアップにおける令和2年度の大気排出基準専門委員会の評価(案)を提示させていただいております。

 まず、本専門委員会での評価ですが、まず、全体的に自主的取組の実施状況につきましては、全ての対象施設における測定結果が自主管理基準を達成するなど、技術的観点から、現時点において概ね妥当なものと評価するという全体の評価を、まず最初にさせていただいております。

 その後、個別に見ていっているところですが、まず、自主管理基準の設定状況ですが、LF炉につきましては、先ほどご説明させていただいたとおりでございまして、助言事項を引き続き出させていただこうと考えております。助言事項につきましては、前回と同じ助言事項とさせていただきたいと考えておりまして、LF炉については、一部の施設における令和元年度の測定結果において、自主的取組の開始前に想定されていた値よりも高い値が見られていることから、測定頻度の検討に資するため、必要な測定を行いつつ、高い値となった要因について検討することが望まれるという助言事項とさせていただいております。

 また、排出抑制措置の実施状況につきましては、先ほどご説明させていただきましたように、全ての対象施設で排ガス処理設備が設置されているということ、また、結果が、処理設備の種類ごとに整理されているというような状況等ございまして、助言する事項としましては、2ページの最後のところにお示しさせていただいております。

 今後の水銀濃度の測定により、排出ガス処理設備の種類による水銀濃度の違い等の把握が進むものと考えられる。これらを活用し、排出ガス処理設備の水銀の排出抑制効果について情報を整理することが望まれるという、前回と同様の助言事項とさせていただいております。

 また、今回、新たに追加させていただきました助言事項でございますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、令和2年度の各施設における活動量等の操業状況は例年と異なると考えられる。よって、測定結果を取りまとめる際は、排出量と活動量との関係も解析することが望まれるという助言事項とさせていただいております。

 (3)の自主管理基準の達成状況及び評価・公表の実施状況でございますが、全ての施設で自主管理基準を達成しておりまして、また、評価結果等につきましては、日本鉄鋼連盟等さんのホームページで公表されているということで、助言事項は挙げておりません。

 資料の説明については、以上でございます。よろしくお願いします。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 では、ただいまの資料2-1、2-2につきまして、ご質問、ご意見がありましたらお願いいたします。

【増田委員】 増田ですけど、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、増田さん、どうぞよろしくお願いします。

【増田委員】 2点ありまして、1点が測定なんですけど、これは、先ほどの資料1-1で、評価した場合に再測定ということだったんですけど、この自主的取組においても、そういう判断の仕方をされているのかどうかということと、このアウトプットとして出てきた数値は、1回目の数値なのか、それとも、もし再測定というのをやっているとしたら、再測定後の最大・最少を除いた平均値なのか、どちらなのかということを1点確認させてください。

 で、2点目が、資料2-2の、先ほどの助言のところで新型コロナのところを触れていただいているんですけど、資料2-1の数値を見ますと、生産量に対する原単位でありますとか、年間の排出量も取りまとめられていますので、それを引き続き見ていってほしいというような意味合いでよろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。では、事務局から、ご意見、ご質問がありましたが、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 まず、再測定のことにつきましては、大防法に準ずるような形で、基準値を超過した場合は再測定をして、再度確認するというようなことを聞いております。

 また、新型コロナ関係の助言事項に関しましては、基本的には、排出量と活動量の関係の解析をしていただくんですが、今回、コロナで影響で、違った形になるかと思いますので、その辺の解析をしていただきたいという趣旨でございます。

【高岡委員長】 すみません、増田さんの1点目の、その再測定のところで、これは、1回目の値なのか、それとも、再測定をした後の平均なのかというご質問がありましたけれども、事務局は、それは確認されていますでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 はい、一部、基準値を超えた施設があったというふうに、1回目の測定で超えた施設があったので、再測定をして、最終的に基準を達成したというふうに聞いております。

【高岡委員長】 その値がまとめられているということでよろしいでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 はい、そういう理解で。

【高岡委員長】 増田さん、よろしいでしょうか。

【増田委員】 はい、よく分かりました、ありがとうございます。

【高岡委員長】 ほかにいかがでしょうか。

【指宿委員】 指宿ですけれども、よろしいですか。

【高岡委員長】 お願いします、どうぞ。

【指宿委員】 ちょっと資料の4ページ目に。

【高岡委員長】 2-1のほうか2-2のほうか、どっちですか。

【指宿委員】 表の2-1なんですけれども、どっちだろうな。

【高岡委員長】 これでよろしいですか。

【指宿委員】 これですね。これがいきなり右側に排出量が2.1と出ているのですが、①と②、要するに焼結炉と製鉄ダストの内訳というか、それぞれのほうでいくつになっているかを入れたほうが分かりやすいのではないかなと思ったのですが、そういう数字はすぐに出ますか。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 ここら辺につきましては、鉄鋼連盟さん等でまとめていただいて、排出量を出していただいていまして、今、お尋ねいただいた情報というのは、いただいてないところでございます。

【指宿委員】 そうですか。

【小梶大気環境課長補佐】 今後、いただけるかどうかというのは、ちょっと鉄鋼連盟さん等のほうにお聞きして。

【指宿委員】 どうしてもということではないのですが、例えば、焼結炉のほうはかなり排出量が多いと思うのです。それに対して、いきなり右側で2.1とまとめちゃうと、何か分かりにくいなという感じなので、検討していただいてください。

【小梶大気環境課長補佐】 はい、分かりました。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 そうですね、先ほどの増田さんの二つ目のところにも関わりますが、いわゆる活動量は、新型コロナで変わってくるかもしれませんので、この辺り、もし次年度ですね、ご提供いただけたら、今、指宿先生からもご指摘があったところも、もしかしたらはっきりとするかもしれません。

【指宿委員】 そうですね、はい、ぜひ。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 ほか、いかがでしょうか。

【守富委員】 すみません、守富ですけど、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、守富先生、お願いします。

【守富委員】 自主基準より低い、全体に低いということは非常にいいかなと思うんですが、それと対策技術というのか、排ガス処理装置による効果というのも、それなりに見えていて、今出ている絵もそうですけれども、ちょっと確認なんですけれども、原燃料というか、鉱石のほうのばらつきといいますか、入ってくるほう、先ほどのごみの時も同じなんですけれども、入ってくるほうのばらつきが出口のほうにどれだけ影響しているのかというのがちょっと気になって、これまで報告はあったのかなとも思うんですけれども、原燃料の、原燃料というか鉱石のほうのばらつき、水銀濃度のほうですね、ばらつきというのはどの程度なのかというようなのは、これまでは報告はあったんでしたっけ。ちょっとそこを確認と、もしなければ、そこをもう少し、どこかに記述があるといいのかなと思ったんですが。

【小梶大気環境課長補佐】 事務局、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 どうぞ。

【小梶大気環境課長補佐】 要排出抑制施設につきましては、鉄鋼連盟さんのほうから情報をいただいているところでございまして、今、おっしゃったような細かい情報というのまでは把握してはおりません。ただ、こちらの資料1のほうで説明させていただきました、水銀排出施設につきましては、原燃料の関係も解析させてはいただいております。

【守富委員】 ということは、どこかに、もう既にそうした数値は出ているという認識でよろしいんでしょうか。ちょっと私は全部見て、どこにあったのか、記憶があまりないんですが。

【小梶大気環境課長補佐】 資料2-1の要排出抑制施設につきましては、鉄鋼連盟さん等の自主的な取組でやっていただいておりまして、そちらについての原燃料等の関係の情報はございません。

【守富委員】 ここにはないということですよね。

【高岡委員長】 はい。ですので、過去に私は調査をしたことがありますが、それなりのばらつきがありますので、そういう意味では、ここに出されるかどうかは、自主的な取組なので出していただけるかどうかは難しいところがあるかもしれませんが、少なくとも中での水銀の除去とかを見ていただいて、自主的に解析いただくというのは一つではないかなと思います。

 守富先生、そういう意図でよろしいですか。

【守富委員】 ええ、そうなんですけど、今、一応、排ガス処理装置のほうに重きが置かれてしまっていますので、今、それなりに大きいところ、出口の濃度として、小さいところ、大きいところの幅が、その排ガス処理装置の効果なのか、原燃料に、もともとこれだけの幅があるんだよということなのか、そこが、具体的な数値を出せというよりも、原燃料の効果もありますというような表記が要るのかなと思ったんですが、具体的な数値がないので何とも言えないなと思ったものですから、一応、確認まで。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 いかがでしょうか。今の点は、私は重要かなと思いますので、今のそういった原燃料の効果も含めて、その排ガス処理のところを解析いただくようなことを助言事項に入れてもいいのじゃないかなと思いますが、皆さん、いかがでしょうか。

【浅利委員】 ぜひ、はい、加えていただけるのであれば、賛成です。

【高岡委員長】 そういう意味では、2-2のほうの2ページの助言事項、そうですね、ちょうどそこですね。今後の水銀濃度の測定によりというところで、排ガス処理設備の種類による水銀濃度の違い等の把握が進むものと考えられるという、この辺りに、少し原燃料との関係なども含めて、情報を整理することが望まれるとかですね、その程度になるかと思いますし、必ずしも測られているかどうかが難しいところですので、マストではないと思いますけれども、少し加えるというのはいかがでしょうか。よろしいですか。

【守富委員】 守富ですけど、ぜひお願いできればと思います。

【高岡委員長】 はい、分かりました。では、ちょっとした文言ではありますけれども、そこにつきましては、細かい文面につきましては、すみませんが、私と事務局に一任いただくということでよろしいでしょうか。

【守富委員】 はい、よろしくお願いします。

【高岡委員長】 ありがとうございます。では、ちょっとその部分を付け加えさせていただきたいと思います。

 ほかはいかがでしょうか。

【鈴木委員】 鈴木です。

【高岡委員長】 鈴木先生、はい、どうぞ。

【鈴木委員】 今の点は賛同いたします。よろしくお願いします。

 で、それとは、あと、数字のほうで表の2-1、2-1はいいんだけど、2-2とかの数字を見て、不検出というのが一部ありまして、全体には、数字は非常によく、恐らくよく出していただいているんだと思うんですけれども、表をじっと見ていると、測定によって不検出、定量下限のレベルが少しずつ違っているような感じにも思えますので、今のような評価をするためにも、ぜひ数字に関しては、不検出というレベルはなるべく出てこないように、今後とも努力していただければと思っております。

 以上です。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 事務局、今のご指摘の点、ご意見ありますでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 そうですね、定量下限が異なっているということで、いわゆる、自主管理基準を達成したら、それで終わりだということではないと思いますので、その辺の定量下限値の話についても、ちょっと鉄鋼連盟さんのほうと話をさせてもらいたいと思います。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 事務局からよろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、事務局、どうぞ。

【小梶大気環境課長補佐】 先ほどの助言事項の関係なんですけれども、原燃料を追加していくということについて、今後、そういうことができるかどうかも含めて、鉄鋼連盟さんと調整しながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

【高岡委員長】 そうですね、必ずしもここに、その原燃料の値を出していただくというよりは、この抑制効果のところを処理設備とともに原燃料も考えて、情報を整理していただくというぐらいのことだと思います。

 では、その点につきましては、鉄鋼連盟さんとも、事務局で打合せもしていただきまして、また、最終的に少し文言を加えるところは、事務局と私のところで相談させていただいて、書かせていただくということにしたいと思います。ありがとうございました。

 では、そこのところは修正するということが前提ではございますが、ここの助言事項につきまして、対象事業者に事務局から伝えていただきたいというふうに思います。

 今後の手続につきまして、事務局から説明をお願いします。

【小梶大気環境課長補佐】 ありがとうございます。

 本日いただきました評価と助言について、委員長とご相談させていただいた上で、原燃料等の話をいただきましたので、鉄鋼連盟さんとも相談の上、文章を修正して、フォローアップ対象事業者に最終的に伝えるとともに、ホームページで公表していきたいと思います。

 以上です。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 そうしましたら、続きまして、議題(3)のほうに移りたいと思います。

 議題(3)は、水銀大気排出インベントリーについてであります。

 では、事務局から資料3-1、3-2の説明をお願いいたします。

【小梶大気環境課長補佐】 それでは、資料3-1の水銀大気排出インベントリーについてご説明させていただきます。

 インベントリーにつきましては、水俣条約で、締約国は大気排出インベントリーを作成・維持・公表するということが求められております。そのためインベントリーを毎年度作成しているところですが、インベントリーの作成方法につきましては、水銀大気排出実態調査の結果を元に、排ガス中の水銀濃度と年間活動量を用いて排出係数を算出しまして、全国の年間活動量を掛け合わせることによって排出量を算出しているということでございます。

 最新のインベントリーにつきましては、平成30年度を対象としたインベントリーをお示ししております。その結果が、2ページにございますような結果になっておりまして、2018年度は、全体で18.6トンという結果でございました。2017年度は18.1トンということなので、若干増加しているという形になっております。

 今後のインベントリーの作成につきましては、地方自治体や団体等を通じまして収集した、その水銀排出施設や要排出抑制施設における水銀の測定結果のデータを活用して、インベントリーを精緻化する方法について検討していますので、そちらのご報告を資料3-2でご説明させていただきたいと思います。

 水銀大気排出インベントリーの推計方法についてということで、まず、現在の水銀大気排出インベントリーの推計方法ですが、こちらにつきましては、排出係数に全国の年間活動量を掛け合わせて、水銀大気排出量を算出しております。これについて、今後、推計方法の見直しということで、大気汚染防止法等で各施設の水銀濃度の測定結果が集まってきましたので、それらを活用して、インベントリーの作成・更新方法について検討しています。

 3ページをお願いします。

 検討中のインベントリーの推計方法ですが、2通りございまして、A、Bという形ですね。一つは、施設ごとの排出量を積み上げて算出する方法、もう一つは、収集データから排出係数を算出して、全国の年間活動量を乗じて推計する方法、この2通りの方法を検討しているところです。

 課題がございまして、地方自治体を通じて収集した水銀排出施設の測定結果の情報につきまして、インベントリー推計対象年度の施設毎の年間稼働時間や活動量に関する情報が含まれていないため、推計精度に影響してくるということがございまして、現在、検討しているのが、ほかの統計調査から必要な情報を補完できないかということと、もう一つは、水銀排出施設の設置者から追加で情報収集すると、その2点について検討しているということでございます。

 インベントリーの関係についてのご説明については以上でございます。よろしくお願いします。

【高岡委員長】 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの資料3-1、3-2について、ご質問、ご意見がありましたらよろしくお願いいたします。

【吉川委員】 吉川ですけど、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、吉川先生、お願いします。

【吉川委員】 今の最後の資料のページ2とか3、3でもいいんですけど、例えば、上のB案の排出係数を算出しているのは、具体的にはどういう算出方法なのか。ちょっと心配しているのは、いろんな施設があって、その排出量の規模が全然違う施設もいろいろあるわけですけど、こういったその重みづけはどのようにするのかですね、そこら辺り、何か考えがあったら教えていただきたいと思います。

【高岡委員長】 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 こちらの収集データからの排出係数を算出する方法につきましては、今、現状につきましても、排出係数から年間活動量を乗じて推計しているところなんですけど、今使っているデータが平成27年度の排出実態調査の結果を使っておりますので、それを更新するというのが一つあります。もう一つは、さらに、この排出係数等を算出するに当たり、もっとほかのデータですね、ここにも、ほかの統計調査から必要な情報を補完するというふうに書いているところなんですけど、それらの情報を収集して、施設ごとに、それぞれ必要な情報を収集してやっていけないかというのを検討しているところでございます。

【高岡委員長】 はい、どうぞ。

【吉川委員】 すみません、ちょっと分からなかったのは、Bのところに係数を出したら、あとは年間の活動量を、もうぽんと掛けるという考えに見えるんですけれども、その肝腎の排出係数が、単純な算術平均なのか、どういう設備のデータを、どう整理するのかがちょっと分からないので、その部分をちょっと教えていただきたいんです。現状の、ちょっと申し訳ないですけど、どういう処理をしているのか、ちょっと知らないものですから。

【高岡委員長】 事務局、答えられますでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 こちらについては、今日、資料は用意してないところなんですけど、施設ごとに細かくそういうのは算出しておりまして、例えば、資料の3-1でございますが、3-1の5ページからなんですけど、こちらのほうに、現状でのインベントリーの推計方法について記載させていただいております。このように、施設ごとに、それぞれ排出係数を算出して活動量を掛け合わせており、施設ごとに活動量を求めているということになります。

【吉川委員】 すみません、しつこく言うのも嫌なんですけど、施設ごとで、例えば、ここで見えている、その廃棄物だったら、先ほど、非常に排出量がばらついているというお話がございましたけれども、そういった、そのばらつきが非常に広い範囲にあるデータを、どのようにその一つの、例えば、一般廃棄物焼却施設の排出係数というふうに定めるかというのは、かなり、何というか、誤差を生じるのではないかというのを懸念して聞いているんですけど。

【小梶大気環境課長補佐】 今のこの処理施設、例えば一般廃棄物処理施設で、それをさらに細分化して、排出、算出するというのまでは、今のところは考えていなかったところです。

【吉川委員】 そうですか。じゃあ、新しい方法で本当にこう積み上げると、時によると全く、全くとは言いませんけど、かなり違った数字が、そのA案のほうでしたっけ、それぞれの設備で、濃度と、それこそガス量を掛けて、それを全部足し合わせるというようなことをすると、従来よりもかなり変わってくる可能性もあるということ。

【小梶大気環境課長補佐】 そうですね、いわゆる、その排出量の積み上げによる方法というのが、多分、一番正確なのかなとは思っているんですけど、それぞれの、いわゆる個別の施設ごとに、濃度と活動量というんですかね。

【吉川委員】 全くそのとおりだと思うんですけれども、要するに従来の、今までもインベントリーを出されていて、あるとき、いきなり、このインベントリーの数字がかなり変わるという可能性も、それはあると。

【小梶大気環境課長補佐】 そうですね、このインベントリーの推計方法を変えると、そのインベントリーの排出量については変わるというような形にはなると思います。それで、現状で、今検討している中では、従来の方法に比べて、Aの方法でも、Bの方法でも、どちらかというと、減る方向にあるということになっております。施設の種類ごとに若干増える施設もございますが、全体的には減る傾向があるというふうな、今の検討状況では、今もそういう形になっております。

【吉川委員】 分かりました、ありがとうございます。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 ちょっと私からも少し付け加えますと、先生のご指摘のところがありまして、なかなか、まだ、インベントリーの推計方法が出せません。そういう意味では、先生もおっしゃったように排出係数も分布はありますし、その辺りをどう考えるかというところで、現在、まだ検討しておるというところでございます。

【鈴木委員】 鈴木ですけど、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、鈴木先生、どうぞ。

【鈴木委員】 今の議論のとおりだと思いますけれども、いずれにせよ個々の施設に当然ばらつきがあって、そこから、排出係数なるある一つの数字に集約しようとするというようなことは、当然検討は、科学的・技術的な検討は必要な部分でしたので、それは検討されているんだと思いますが、仕上がっていると思います。で、それは、もうこの排出推定という分野でも、もう長い議論になるところでして、排出係数をどういうカテゴリーで、どういうルールで設定するかとか、もちろんオーバーオールで出すか、規模もありますし、一方で、積み上げでやった場合に、今度は、積み上げで入っている測定値があるものか、本当に排出推定を全部カバーしているのかというような問題も、絶対に今度は発生してきたりするので、通常は、多分、排出推定の世界では、この積み上げでやるボトムアップ的なアプローチと、係数とは限りませんが、何だかトップダウン的なアプローチと、やはり両方を見比べて、よりよい方法を探っていくというのは、私は一般的なアプローチなんじゃないかと思っております。

 という私の理解からするならば、このAとBとを挙げていただいているのは正しいやり方ではありまして、AとBが違ってしまっては困るんですけれども、違ったら、最終的に違ってしまったとしても、違うことにどういう合理的な理由があるのかということを検討した上で、多分、AとBの両方を見ながら、あるいは検討しながら、より正しいインベントリーに近づけていくという努力が必要なのではないかと思います。

 以上です。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

【片谷委員】 片谷ですけど、よろしいですか。

【高岡委員長】 はい、どうぞ。

【片谷委員】 今、鈴木委員のおっしゃったことに概ね賛同する立場なんですけれども、やはり、排出係数がどうばらつくかというのが、これが特に、先ほどの廃棄物の場合に、要はごみの質によって大きく変動するというような話もありますので、この排出係数をどの程度、そのばらつきを考慮して決められるかというところに一番大きな課題があるのではないかというふうに感じました。

 感想みたいな発言で申し訳ないですが、以上です。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 ほか、いかがでしょうか。

【伊藤(暢)委員】 愛知県でございます。

【高岡委員長】 はい、お願いします。

【伊藤(暢)委員】 推計精度の向上というところで、施設のほうでの追加の情報というのは、今後、いろいろ必要になってくるかなというふうに感じました。施設設置者の協力が得られやすいという点、あるいは、迅速、効率的な情報収集という観点からも、オンラインでの入力ができるなどは、今後、システムの構築というところもぜひ考えていただければというところを申し上げたいと思います。

 よろしくお願いします。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 環境省、いかがでしょうか、事務局。

【小梶大気環境課長補佐】 ありがとうございます。

 今、オンラインの入力の話、いただいたんですが、ちょっと今すぐにできるという話ではないですので、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 環境省も、いろいろとたくさん、いろんな調査をされていますので、ぜひともいろいろと集約して、データがオンラインとかで取れればいいなと私も思います。ありがとうございます。

 ほか、いかがでしょうか。

【谷口委員】 谷口ですけど、いいでしょうか。

【高岡委員長】 谷口さん、はい、どうぞお願いします。

【谷口委員】 ありがとうございます。今、愛知県のほうからもオンラインでというようなお話があって、私も、こういうITの時代ですので、できるだけデジタル化を進めていって、いろんな施設の情報が、都道府県であるとか、環境省であるとか、みんなで共有できる体制は望ましいなというふうに思っています。

 で、そこの資料にありますように、自治体を通じて収集のデータに、インベントリー推計対象年度のその年間稼働時間とか、活動量に関する情報が含まれてないということなんですけれども、こういった情報も、多分、都道府県のほうでは立入検査だとかいうときに、工場の方といろいろお話しする中では、やっぱりあるんだろうというふうに思うわけです。ですので、環境省さんのほうと各自治体さんのほうで一度相談されて、こういう情報も、濃度情報に併せて報告してもらうような、そういう相談をされたらどうかなというふうに思うわけです。

 で、ちょっと余談になりますけれども、過去のことで申し上げると、今から40年前ぐらいのことになるんですけれども、窒素酸化物の総量規制というのが導入されました。そのときに、地域のNOxの排出量を計算しないといけないということで、これは地方自治体と環境省、当時は環境庁ですね、それから特定施設の設置者のほうといろいろとアンケート調査とかをやって、地域の排出量を計算していったことを思い出しました。

 ということで、水銀についても、一度そういうお話をされて、排出量が正確な排出量になるように、体制を組まれたらどうかなというふうに思いますので、ぜひ検討いただければと思います。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 ご意見ありがとうございます。

 この地方自治体を通じて、今、測定結果等の情報を収集しているんですが、それに加えて、今回、必要な情報について追加できるか等を含めて、今後、検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 ほかはいかがでしょうか。

【浅利委員】 あまり、ちょっと本質的な話からはずれているんですが。

【高岡委員長】 浅利先生、どうぞ。

【浅利委員】 すみません、あまり、ちょっと、今の推計方法とかは、もう皆様のご意見のとおりで、また、ちょっと私も詳細を確認していきたいと思いましたが、引き続き検討ということで。

 で、上のほうのグラフ、円グラフが二つあったかと思うんですが、どういう形で公開されるかにもよると思うんですけれども、廃棄物焼却施設、一緒くたになっているんですけど、分けたおいたほうがいいのかなという気もしましたので、また、これは今後、検討いただけたらと思います。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 また、出し方というか、見せ方については、ちょっと事務局、ご検討いただきまして、どうされるかというのは、また考えていただきたいと思いますが、事務局、何かありますでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 そうですね、今後、出し方については検討していきたいと思います。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

【小梶大気環境課長補佐】 今回は、これで一旦出させていただきたいなと考えているところなんですけど、どうでしょうか。

【高岡委員長】 これ、一応、後ろのその細かい情報も出るわけですよね。

【小梶大気環境課長補佐】 はい、そういうことになります、一覧表が出ます。

【高岡委員長】 一覧表が出るということですね。

【小梶大気環境課長補佐】 はい。

【高岡委員長】 では、今回はこの形で出させていただいて、表ではしっかりと、それぞれの排出源の内訳は出ているわけですが、また、次年度以降とかにつきましては、どこまで細分化して見せるかというようなところは、またご検討いただきたいと思います。はい、ありがとうございます。

 ほか、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。

 そうしましたら、今、ご意見いただいたことを参考にいたしまして、この測定結果を用いたインベントリーの作成を今後も進めていただきたいと思います。ありがとうございました。

 では、続きまして4番目の議題、報告事項になります。

 一つ目は、排ガス中水銀濃度の測定方法の検討状況についてであります。

 では、事務局のほうから説明をお願いいたします。

【小梶大気環境課長補佐】 それでは、資料4-1に基づきまして、排ガス中の水銀濃度の測定方法の検討状況について、ご説明させていただきます。

 平成30年4月1日に大気汚染防止法が改正されたところですが、その大気汚染防止法での排ガス中の水銀濃度の測定方法につきましては、ガス状と粒子状の水銀を、それぞれノズルを用いて採取する方法が規定されているところです。そこで、全水銀をガス状と粒子状を別々ではなく、一括で採取する方法について検討すべきというのが、当時、中央環境審議会の答申で平成28年に出ておりまして、一括で試料採取する方法を検討してきました。

 で、二通り方法がありまして、一つは、メインストリームサンプリングということで、一つのノズルを用いて排出ガスを等速吸引して採取しまして、粒子状を捕集した後に、同じ流量でガス状水銀を捕集するという方法です。もう一つは、サイドストリームサンプリングということで、一つのノズルを用いて排ガスを等速吸引しまして、粒子状水銀を捕集した後、試料ガスの一部を分岐しましてガス状水銀を捕集するという方法でございます。

 それぞれメインストリーム、サイドストリームとも、平成29年から令和2年まで、検討してきました。最初、文献調査とか課題整理、ラボ試験をして、その後、令和元年からは実地試験を行ってきたということでございます。

 実地試験につきましては、4ページにございますように、全5業種を対象に、全19施設の調査を行ってきました。メインストリームサンプリングと告示法を同時に試料採取するのを19施設で行いました。また、同様に、サイドストリームサンプリングと告示法を同時に試料採取するのを19施設で行ったということでございます。

 その結果が5ページに示してありますような形になります。全水銀の、一番右側の全水銀のところを見ていただきますと、上のほうは、横軸がメインストリーム、縦軸は告示法となっております。サイドストリームのところにつきましては、横軸がサイドストリームサンプリング、縦軸は告示法ということで、相関は取っているところですが、相関はよい結果が得られております。

 6ページですが、その結果、実地で得られたデータにつきましては、先ほどのように告示法との相関はよいという結果であったんですが、等価性を統計的に評価するには不十分であったということでございます。また、一部、告示法と差のある施設が見られたということで、もう少しデータを取っていく必要があるということになりまして、本来、本年度、告示法への採用をする予定だったんですけど、採用を見送りまして、次年度、追加の実地試験を実施するということにしました。

 で、7ページでございますが、追加の試験につきましては、一つは、高濃度域のデータをもうちょっと増やしましょうということになっております。高濃度が、どうしてもサンプル数が少なかったので、そちらを増やしていきたいということと、あとは、告示法と差のあった施設、数施設なんですけれども、その施設について、原因を調査していきたいということです。で、もう一つは、今の検討の中では、流量が20L/分で試料採取をしているところなんですけど、その流量をもう少し上げて、30L/分まで流量を上げた状態で試料採取ができないかというのを検討していこうということです。

 排ガス中の水銀濃度の測定方法の検討状況については、以上でございます。よろしくお願いします。

【高岡委員長】 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの資料、この4-1につきまして、ご質問、ご意見がありましたらよろしくお願いいたします。

【吉川委員】 吉川ですが、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、お願いします。

【吉川委員】 公定法との差を比較されているんですけど、これは、ほぼ、ほぼ同じ箇所から同時に測ったという理解でよろしいんでしょうか。

【高岡委員長】 事務局、お願いします。

【小梶大気環境課長補佐】 事務局です。

 4ページの一番下に書いてありますように、メインストリームサンプリングと告示法を同時に試料採取、また、サイドストリームサンプリングと告示法を同時に試料採取という形で、一遍に三つのノズルを差し込んで試料採取をしたということになっております。

【吉川委員】 はい、分かりました。

 で、粒子状が違う理由って分かります。そのガス状も公定法と違うんですけど、グラフを見せていただけますか。この差が要因ですよね。で、サイドストリームのほうがガス量は調整しているんだから、過マンガン酸カリウム水溶液にしっかり吸収できると思うんですけれども、何か、必ずしも、相関性はメインストリームのほうがいいような感じになっていますし、何か両方、どちらも粒子状が何か、相関があまりよろしくない。これはあれですか、濃度があまりにも低いので、計測上の問題もあるというご理解でしょうか。

 お願いします。

【高岡委員長】 事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 そうですね、こちらを見ていただいたら分かりますように、今、委員がおっしゃったように、ガス状と粒子状というのは、もう桁違いで濃度が違っているという状況もございまして、低い濃度で粒子状は測っているので、そのような結果が出ているのかと推察しているところでございます。

【吉川委員】 分かりました。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 いずれにしても、もう少しデータをやはり集めて、しっかり等価性を判断できるところまで、もう少しやらなければならないというのが今の検討状況かと思います。

 ほか、いかがでしょうか。

【鈴木委員】 鈴木ですけど、よろしいでしょうか。

【高岡委員長】 はい、鈴木先生、どうぞ。

【鈴木委員】 それもご指摘のとおりですが、やはりもう少し検討していただく必要があるかなと思いますが、粒子状水銀というのがありますけれども、私も、これ、どれが効いているか分かっているわけではありませんが、粒子状水銀というか、例えば粒子状物質自体の量とかいうようなものも、多分サンプリングで何か影響をどこかに与えてくるんじゃないかとかいうようなことも、何か想像しますので、この測定に及ぼす影響のある因子について、それがガス状、粒子状水銀について、どういう影響を及ぼしてくるかというのをきっちり解析した上で、等価性を確認、等価なら等価の方法というものを検討していただきたいと思いました。

 以上です。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 はい、事務局、もうご意見ありますでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 ご意見ありがとうございます。

 今から、測定項目を追加できるか分からないですが、その辺も含めて、検討していきたいと思います。

【高岡委員長】 恐らく、粒子状で捕まえている物量自体は、恐らくデータとしてはあると思いますので、そこら辺りも含めて解析をお願いしたいと思います。

 ほかはいかがでしょうか。ないようでしたら、今いただきましたご意見を踏まえまして、引き続き、事務局においては、この追加の検討をしていただきたいと思います。ありがとうございました。

 では、次に報告事項の2番です。水銀大気排出抑制対策の取組の公表に向けてということで、次の資料ですね、4-2を説明いただきたいと思います。

【小梶大気環境課長補佐】 それでは、資料4-2に基づいて、水銀大気排出抑制対策の取組の公表に向けての資料をご説明させていただきます。

 まず、目的ですが、水銀大気の排出抑制のために、大防法の施行以降、蓄積された測定事業者さん等の測定結果を有効活用して、環境省の取組や我が国の取組を発信できないかということで、このようなことを考えているところです。

 公表の方法につきましては、我が国の水銀大気排出抑制対策への取組をまとめた資料集というのと、もう一つは、その概要版をリーフレットとしたものとして出すと、この二つを考えているところです。

 想定する公表対象者につきましては、水銀排出施設の設置事業者等になります。

 排出抑制対策の取組内容に関する記載事項ですが、下の4番の四角囲みにありますような形で、水俣条約とか、大気汚染防止法の経緯等を背景としまして、その後、大気汚染防止法における規制内容、水銀大気排出施設からの水銀の大気への排出状況というようなものを一つの資料集としてまとめました。

 それが別紙のほうになりますが、このような形で、我が国の水銀大気排出抑制対策の実態というような形で、一つの資料としてまとめさせていただいております。こちらにつきましては、こちらの専門委員会でもいろいろとご議論いただいた内容等も含ませていただいております。この資料集につきましては、ホームページのほうで、今後載せていきたいと思います。

 また、ちょっと本日、こちらの資料としては提示できませんが、リーフレットを作っておりまして、そちらにつきましては、今後、自治体を通じて、事業者さんのほうに配布いただくように、順次こちらから自治体へ配布していきたいと考えています。

 水銀大気排出抑制対策の取組の公表のご説明につきましては、以上でございます。よろしくお願いします。

【高岡委員長】 ありがとうございました。

 それでは、ただいまの資料4-2について、ご質問、ご意見がありましたら、よろしくお願いいたします。

 皆様、特段ございませんでしょうか。

【伊藤(茂)委員】 すみません、伊藤です。

【高岡委員長】 はい、伊藤さん、どうぞ、よろしくお願いします。

【伊藤(茂)委員】 資料4-2の別紙1でも構いませんか。

【高岡委員長】 構いません、もちろん。

【伊藤(茂)委員】 ちょっと表現上のことだけなんですけど、まず、9ページなんですが、表の中の右下の部分です。そこですね。

 既設施設に対するBATの右側の欄のところで、ポツの二つ目で、可能な限り水銀濃度が低い原料・燃料を選択するという後に、石灰石の水銀含有量が低い原料に変更することが困難な場合というところが、恐らくは、可能な限り低いのを選んでくださいということなんでしょうけど、選択するのが困難な場合に選択することというふうに読んでしまうと分かりにくいので、表現をちょっと見たほうがいいかなと思いました。

 それから13ページです。

 その部分です。アンダーラインのところで留意が必要であるという言い方になっていますけど、何をきにしているのか、このままだと、ちょっとよく分からなかったんですが。読んでいて、マスバランスがうまく取れてないところがあるというところを言いたいのか、どこを気にしているのかというのが少し分からなかったので、可能であれば、どこを留意するのかというところを書いていただくと、もう少し分かりやすいかなと思いました。

 それから、あと1点だけなんですが、図の13と図の17、20ページと23ページなんですが。非鉄金属の一次施設と二次施設のところで、これ、多分同じ図だと思うんですけれども、この図の中で、どこを見てほしいのかというのがよく分からない。とにかく、2次精錬というところに枠が囲ってあるものだから、余計なんですけれども。なおかつ、2次精錬は二次施設のことかなというふうに思いながら見ているんですが、その辺、少し分かりやすくしていただければなというふうに思いました。

 私からは以上です。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 では、3点、記載のところでちょっとご注意をいただくということで、一部修正が必要になるのではないかと思いますが、事務局、いかがでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 はい、ご意見いただきまして、どうもありがとうございます。いただいたご意見を踏まえまして、修正等していきたいと思います。

【高岡委員長】 ありがとうございます。

 ほかにいかがでしょうか。

 特段ないようでしたら、ただいま伊藤さんからいただいたご意見を踏まえまして、また修正をして、最終的に確定した後、水銀排出施設や要排出施設等への排出抑制対策の周知をお願いしたいと思います。ありがとうございました。

 それでは、議題の(5)として、その他がありますが、事務局から何かありますでしょうか。

【小梶大気環境課長補佐】 事務局からは特にございません。

【高岡委員長】 はい、ありがとうございます。

 では、本日予定しておりました議題はこれで終了ですけれども、全体を通して、皆様からご意見、あるいはご質問ございますでしょうか。

【吉川委員】 よろしいでしょうか、吉川ですけど。

【高岡委員長】 はい、どうぞ。

【吉川委員】 いろんな委員の方からコメントが出ているので、特に資料の表とか図の上に書いてあるコメントが、割と簡潔に書き、書かれてはいるんですけど、その前提だったり、裏にあるものだったりがなくて、誤解を与えるような、特に図とか表については、注釈でもいいですけれども、本文中にこういう前提ですとか、そういったことはぜひ加えていただきたいと思います。

 以上です。

【高岡委員長】 ありがとうございます。ぜひとも、そうしないと、言葉とか数字が独り歩きするところもありますので、事務局、ご注意ください。よろしくお願いします。

 ほか、いかがでしょうか。

 ないようでしたら、本日予定の議題は終了いたしましたので、進行を事務局にお返ししたいと思います。事務局、よろしくお願いいたします。

【長坂大気環境課長】 本日は、長時間にわたってのご議論、どうもありがとうございました。本日の議事録につきましては、各委員にご確認いただいた上で、環境省ホームページにて公開することとさせていただきます。

 それでは、本日の専門委員会はこれで終了いたします。本日はどうもありがとうございました。

午前11時49分 閉会

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