うつ病は、脳の中にある、感情や意欲に関係した場所の働きが低下することによって起こる病気であると考えられています。
私達は、普段から悩み事があったり、緊張したり多くのストレスにさらされています。睡眠を十分にとって休んだりすることによって、そのようなストレスをある程度解消することができています。これは、私達の身体が持っている自然治癒力によるものです。
しかし、悩み事や緊張がずっと続き、解放されなかったり、頑張り過ぎる状態が続いたりするとうつ病が起きやすい状態になります。うつ病、あるいはうつ病の疑いがある症状としては、次のようなことが挙げられます。
①気分が落ち込む、やる気が出ない、集中できない、考える力が落ちるといった感情や意欲に係わる症状
②寝つきが悪い、夜中に目が覚める、眠りが浅い、朝早く起きてしまうなどの睡眠に係わる症状
③食べたいと思わない、美味しいと思えない、胃のもたれやむかつきがあるなどの食欲に係わる症状
このようなことを感じたら、ためらわずに、専門機関や相談機関に電話をして相談することが大切です。
出典
・ ふくしま心のケアセンター「うつ病、うつ状態について」大江 美佐里監修
本資料への収録日:2017年3月31日
改訂日:2019年3月31日