大臣談話・大臣記者会見要旨

山口大臣閣議後記者会見録(令和3年12月21日(火)9:34~9:38 於:衆議院本会議場正玄関側)

1.発言要旨

私からは、騒音規制法施行令及び振動規制法施行令の改正について、お話しさせていただきます。本日の閣議において、騒音規制法施行令及び振動規制法施行令の改正が閣議決定されました。改正の内容は、規制改革の一環として、現在、両法の規制対象となっているコンプレッサーのうち、低騒音・低振動である環境影響の小さいものを規制対象から外す仕組みを導入するものです。詳細は報道発表資料を御覧ください。以上です。

2.質疑応答

(記者)朝日新聞の関根です。先日、名古屋での対話フォーラムに参加されましたけれども、参加されてみて、県外処分、30年以内ということについて、基本的にどんなことが必要だというふうに改めて感じられましたでしょうか。
(大臣)そもそも県外最終処分が2045年までにやらなきゃいけないということは、もう法律で決まっていること。このことについて知られていないわけですよね。福島県の中でも5割、福島県外に至っては2割弱。ほとんど知られていないわけですね。知っている方はそれだけなので、ほとんど知られていないんですね。したがって、まずそういうことについて理解を求める前に、「そういうことなんだ」ということを知っていただくことがまず大事だと思いますので、今までオンラインで2回やったわけですけれども、今回は実際に来ていただいて、あるいはオンラインも含めてですけれども、大体200名くらいの方に参加いただきました。東京大学の先生、上手に進行していただいて、そういう意味では、その場におられる方々、あるいはオンラインの方々からも含めて、いろんな問題提起あるいは疑問点を出していただいたんですね。そのことに、それぞれの立場から答えて、長崎大学のほうからは医療関係の先生も、もう何度も参加いただいている先生ですけれども、非常に的確に答えていただいて、理解が深まったんではないかなと思います。それから、環境省の主催でやったわけですから、環境省のほうからも、この中間貯蔵施設の状況はどういうものかということ、それも詳細に報告させていただいて、したがって、県外最終処分というのはこういうことなんだということで理解を求めました。いろんな観点は出されましたね。本当に安全なんでしょうかとか、あるいは、そもそも理解が得られるんでしょうかとか、いろんな観点がありましたけれども、安全なところまで処理しているわけですし、それから、今、飯舘村の長泥地区のように農業の土地として使わせていただいているところもあり、道路の下の部分として使っているところもあり(※注)。それから、いろんな意味で再生利用すれば、最終処分をしなきゃいけない土の量が減っていくわけですから、だから、そういうことの説明もさせていただきました。基本的には、事故が福島県だけで背負い込める話ではないから、やっぱり日本全体でどうやって、みんなで負担を分かち合っていくかというところから始まるわけですけれども、それについての理解を求めたところです。何度も何度もこれ、あるいは、場所も変えながらやっていかなきゃいけないと思っています。

※注:実際はこのような実績はなく、「道路の下の部分として使用することも可能」という趣旨で発言したものです。

会見動画は以下にございます。

https://youtu.be/K58zx3An1rA

(以上)

配付資料

騒音規制法施行令及び振動規制法施行令の一部を改正する政令の閣議決定について