伊藤副大臣記者会見録(平成29年3月23 日(木)15:32~15:42 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)私の方から2点御報告申し上げたいと思います。1点目は福島事務所職員の起訴のことでございます。収賄容疑で逮捕されておりました福島環境再生事務所職員が、昨日、起訴されました。大変私どもとしては、重く受け止めております。逮捕の際にも大臣から直接のコメントがあったと思いますけれども、福島の皆様方及び復興に取り組まれて来られた多くの関係者の皆様方、国民の皆様の信頼を大きく揺るがせる事態が生じてしまったことについて、改めて深くお詫びを申し上げる次第でございます。環境省といたしましては、再発防止に向けた改善策を進め、改めて綱紀粛正、適正な業務執行に取り組み、信頼回復に努めてまいりますことを改めて申し上げたいと思います。
 もう一つは、3R運動の一環としてのRe-Styleという言葉があるのですが、このRe-Styleロゴデザインの表彰等につきまして、御報告を申し上げたいと思います。このロゴですが、なんとなく緑のなかに新しい種が芽生えるといいましょうか、多分、そういうイメージで、これを描かれたのだと思いますが、今月17日金曜日に循環型社会の構築や3R取組の促進に関する情報を発信する環境省ウェブサイトRe-Styleの新しいウェブデザインの応募のあった54の作品の中から、決定をさせていただきました。これを踏まえて27日月曜日にロゴデザインを制作をした友野明士さんや、審査委員長を務めていらっしゃる夏野剛さんらをお招きして、私から表彰を行わせていただきます。また、全国の自治体から応募のあった3Rの取組を伝える映像をつなぐことにより、3R応援ソング、「巡り循った環の中に」のミュージックビデオを制作をいたしました。ミュージックビデオは26日の日曜日より、株式会社第一興商の協力をいただきまして、全国の通信カラオケDAMで「巡り循った環の中に」を選曲した際の背景映像として使われることになっております。4月からはビッグエコーの店頭ビジョンや、首都圏7カ所の街頭ビジョンでも放映されることとなります。このような取組を通じて、3Rへの関心が高まることを期待をしております。

2.質疑応答

(問)朝日新聞の小堀です。福島第一原発に汚染された汚泥といいますか、廃棄物なのですけれども、新潟県の方で8,000ベクレル以下のものについて、県外、千葉県などに運ぶというような動きがあります。8,000ベクレル以下ということなので、環境省の基準では普通の産業廃棄物として処理できるようになっているのですが、県外に持っていくということについて、環境省としてどのように御覧になっているのか所感をお願いします。
(副大臣)8,000ベクレル以下の汚染汚泥は、今、小堀さんがおっしゃっていただいたとおり、通常の処理方法で安全に処理できるものでございまして、排出事業者の処理責任のもとで処理をしていただくことが原則でございます。一方これまで処理されずに一時保管が続いてきた廃棄物の処理が進むことも、我々としては望ましいことだと考えております。自治体から廃棄物処理に関して、相談があれば必要に応じて助言等を、私たちも適切に行ってまいりたいと考えています。
(問)新潟県内の保管、処分とかの容量の関係で、県外に持ち出すということのようですが、一方、持っていく先の千葉県などでも8,000ベクレルがたくさんあると思うのですが、県外に持ち出すことについて、県内での処分が原則だと思うのですけれど、環境省として相談を事前に受けられたりされていたのでしょうか。
(事務方)県外に持ち出すことの是非とかではなく、一般に技術的な観点からの助言を受けたいのですがということについては、事務方で相談を受けております。
(問)是非ではなくて、技術的に安全に運ぶにはどうすれば良いかなど、そういうことでしょうか。
(事務方)はい
(問)今後もこういう、新潟県以外で8,000ベクレル以下の土を県外に持っていきたいということは出てくる可能性はあるのでしょうか。
(副大臣)出るか出ないかのことについては、そのときそのときのいろいろなことが起きますので、そのこと自体について言うことはないのですが、ただ基本的に8,000ベクレル以下の廃棄物を県外に搬出して処理をすることを禁止する規定はないわけですから、法令上の問題があるのかないのかという点では、ないわけです。あとは技術的な御相談を受けつつ、適切に処理を行っていただけるかどうかということだと思います。いずれにしても、国民の方々の生活に不安を及ぼすようなことのないように安心していただけるように私たちも努めてまいりたいと思っております。

(問)時事通信の今泉です。冒頭発言のあった、福島の再生土壌の除染の汚職の起訴されて被告になった職員の方ですけれども、環境省としての処分はまだ特にされていないのでしょうか。
(副大臣)昨日の起訴を受けまして、今後、裁判でいろいろなことが明らかになっていくと思いますので、そうした事実に基づきまして、人事院の方針等も踏まえて、厳正に対処してまいろうと考えております。
(問)起訴というタイミングで処分をするというわけではないということでしょうか。今後の公判を見てからということでしょうか。
(副大臣)そうです。

(問)環境新聞の小峰です。伊藤副大臣の直接の所管ではないと思うのですが、先般、中部電力、JFEスチールの蘇我石炭火力について環境アセス配慮書、環境大臣意見で「再検討を求める」という厳しい内容でした。次の大きなアセスの環境大臣意見というのは6月に出されると予想される武豊石炭火力計画ですが、伊藤副大臣の担当ではないとはいえ、地球環境問題として挙げられてます。副大臣としての全般的なお考えと、武豊火力というのは伊藤副大臣の選挙区である愛知8区にあります。環境問題を除けば、地域振興に設備投資に数千億円かかるなど、地域の活性化にもなるという観点から、自民党選出の国会議員としてのお考えをお聞きしたい。それから石炭火力を抑制しようという環境省の副大臣のお立場でいろいろ苦しいところはあると思うのですが、あえてお伺いいたします。
(副大臣)武豊火力にかかる環境影響評価については今後審査を行った上で環境大臣意見が述べられる予定と承知しております。現時点では審査は開始されておりませんし、環境大臣意見の内容について予断ができる状況でもございません。また予断を持った発言をする立場にもございませんので、この件については発言を差し控えさせていただきたいと思います。ただ、私は今環境省の副大臣として、環境省が一丸となってCO2削減を目指しております。一方、内閣総理大臣は予算委員会におきましても経済成長と環境の問題、特にCO2削減の問題を国民全員で進めていくことについて、両輪としてやっていこうと申し述べておられます。私は環境省の一員として、CO2の削減について皆さんと一緒に一丸となってこれを進めていく立場でございますので、精一杯仕事に対して忠実にやってまいりたいと思っております。
(問)それに関連して、中部電力はその御発言を大変残念に感じると思いますけれども、その辺は中部電力に対して何か御意見はございますでしょうか。
(副大臣)中部電力も含めてですが、今の電力会社の皆さんが私の今の発言を聞いて、残念に思うかどうかということについて、相手に任せるところだと思いますが、私は相手が残念に思っているとは思っておりません。私が申し上げることは何度も言いますが、温暖化対策と経済成長は両輪であると、両方がうまくいくのだということを貫いていく知恵を出すと、あるいは努力をするということを、環境省の一員として日本の経済にそうしたことを知ってもらいたいし、やってもらいたいということを申し述べる立場として精一杯の仕事をし、成果を挙げたいと思っておりますので、そのつもりで見守っていただければありがたいです。

(問)朝日新聞の小堀です。また別件なのですが、国会で森友学園の問題で籠池氏が証人喚問を受けていろいろ話されておりましたが、もし御覧になっていたら御所感と、籠池氏御本人が「とかげのしっぽ切り」のようにこれで終わらせないでほしいと、私以外の人にも証人喚問してほしいと発言されていたのですけれども、どのように御覧になっていたのでしょうか。
(副大臣)実は今朝ほども私は在日のアフリカ各国の大使をすべてお招きをいたしまして、去年のTICAD6に参加をさせていただきましたときに、我々環境省として、是非廃棄物の処分と管理ということをもっとしっかりアフリカでも進めていく準備をしようということで、「アフリカのきれいな街プラットフォーム」というのをこれから4月の終わりに立ち上げていくための会議を主催し、そこで慣れない英語でスピーチをし、また慣れない英語で皆さんのお話を聞いたりしていまして、ほとんど朝の証人喚問を観ておりません。午後も本会議の後こうして皆さんをお迎えするに当たって、ない頭をきれいにしっかり整理するために勉強しておりましたので、ほぼほぼ観ておりませんので、正直言って私にコメントを求められたとしても、何もコメントはありませんが、正直言って全く事実関係を承知しておりませんので、この件に関してはコメントを差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)

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