関副大臣記者会見録(平成29年2月9日(木)14:32~14:41 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)私から1点ご報告いたします。本日15時から、第4回国立公園満喫プロジェクト有識者会議を開催いたします。山本大臣とともに私も出席いたします。会議では、昨年末にステップアッププログラムをとりまとめた8つの国立公園における取組や、2020年に訪日外国人の国立公園利用者を1000万人にしていこうという目標達成に向けたプロジェクト全体の今後の進め方について、有識者の皆様からご助言を賜りたいと考えております。

2.質疑応答

(問)NHKの橋本です。国立公園のことについていくつかお伺いしたいのですけれども、昨日、平成28年の推計が発表されましたけれども、全体で合計546万人ということで2020年の1000万人に向けてこの数字をどう評価されていらっしゃるのか教えてください。
(副大臣)2020年に倍の数にしていこうということですから、非常に積極的な数字なのですけれども、日本の魅力をこれからいろいろな方法で発信をしまして、積極的に、果敢に2020年には1000万人にしていきたいと思います。
(問)今回の546万人という平成28年時点の推計については、これはどうなのでしょう。まだまだというところなのか、これは比較的いい数字とご覧になっているのか、そこらへんの評価というのはいかがでしょうか。
(副大臣)外国の方にも聞いてみないといけないかもしれませんけれども、ビジット・ジャパンや観光庁もいろいろされていますが、日本の魅力というのはまだまだ眠れる宝物みたいなところがたくさんあると思います。そういうところを発信して、日本という国がこんなに素敵な国なのだ、すごくいい国立公園を持っているのだというのを発信して、世界の中における日本の評価というのが、いい国だな、素敵な国だなと思ってほしいという想いで、今日の国立公園の訪日外国人の数も倍近くにもっていきたいと、そういう意識でやっております。
(問)今回の発表で、各公園別で推定値が出ておりますけれども、それを結構見ていきますと、全体の半分近くが富士山の周辺というところがあって、公園によってはかなりの偏りがあるということが、これまでの有識者会議でも問題点として、課題として指摘されていますけれども、この辺の現状の課題についてはどうご覧になっておられますか。
(副大臣)有識者会議が本日行われますが、それぞれのところにおける課題と問題については、例えば交通の便が悪いとか、情報発信の仕方が悪いとか、いろいろな項目や要因がそれぞれバラバラで別々だと思っております。それをきちんと整理して、対処をそれぞれしっかりととっていきます。そのとっかかりが、まず満喫プロジェクトに選定された8つの国立公園になります。好事例を作っていけたらと思っております。
(問)最後にお伺いしたいのですが、この後会議に出席されると思いますけれども、今後の展開というのはどういうことを考えていらっしゃいますでしょうか。予算案も今できて、ステップアッププログラムもできたわけですけれども、これを来年度具体化していく、更にその先どういうふうなスケジューリングを考えていらっしゃいますか教えてください。
(副大臣)そのいい案をまとめて実際に走りながらになると思いますけれども、その発信を実行していきまして、それによって訪日外国人が本当に増えてきているのか、また何かが足りないからうまくいかないところも実際にはあるかと思います。いいところも出てきてくれば、そうでないところも出てくるのではないかと思っておりまして、その辺りのフォローを常に精緻に分析しながら、みんなが良いなと思ってどっと観光客が増えるような形にもっていきたいと思っております。その点は走りながらまた見直しも充実していこうと思っております。

(問)共同通信の井口です。国内希少野生動植物種の指定を2020年までに300種類という目標を掲げて、途中だと思いますけれども、先日の部会の方で少し指定のペースが悪く、もう少し頑張った方が良いのではないかというような意見が出たようですが、どういうふうに受け止められたのかお伺いします。
(副大臣)レッドリストに載っているのは今現在3600種ぐらいございまして、目標としまして「平成32年までに300種追加指定」という目標を掲げているのですが、そのためには、毎年40~50種を目安に指定を進めていかなければいけません。そこのところを着実に進めていきます。これから種の保存というのは非常に重要な項目ということで、世界各国の意見も共通するところでありますから、まずはこの既に附帯決議で決められております平成32年までに300種の追加指定、これにまずは全力を向けたいと思います。
(問)別のお話なのですけれども、名古屋議定書の締結を本国会で国会承認を求める方針であると思いますけれども、昨日イギリスの科学誌で「Nature」という雑誌があるのですけれども、世界保健機関が1月27日に開いた会議で、この議定書によってインフルエンザのワクチンの製造に支障をきたすのではないかと、ニュースも、やっぱりそれを基に開発したワクチンの利益配分をどうするかというのをネゴシエーションすることによって、非常に急いで作らなければいけないワクチンの製造が遅れたらどうしようという懸念が出ていますけれども、これまでの調整の中で、製薬会社の中にそういった懸念があったり、そういう心配は当たっているのかどうか、どうお考えになるのか少し教えていただきたいと思います。
(副大臣)私その「Nature」の文章を見ていないので分からないのですが、そもそも目標にしている項目は、基本的な考え方についてはそれはみんなが各国が了解が取れているような内容でしょうし、現実ベースで何か支障があればそこに対しては各国がまたいろいろ相談していきながら、良い方向に向けていかなければいけないと思いますけれども、そういう点についてはいろいろなところの段階でまたみんなで議論していかなければと思います。
(問)国立公園の満喫プロジェクトのことですけれども、重点を置いている8つの国立公園以外でも手を挙げたけれども漏れてしまったところがあると思うのですけれども、この辺りについては今後どういうふうにしていくかとか何かめどはありますでしょうか。
(副大臣)まずはそれぞれの地域で協議会を立ち上げていただいて、どういうふうにやっていこうかとか、現場の人たちと我々協力しながら進めていかないといけない点はどうしても避けられないでしょうから、そういう状況が整ったところからまずは取組を始めていますが、やはりこれから積極的に進めていく中において好事例集を各項目ごとにたくさん作っていかないといけないと思います。それをたくさん集めて他のところにも広げていく形が現実ベースだと思っておりますので、今回入った、入っていないということよりも、まずでき上がっていくところから良い事例をたくさん作っていきたいと思っております。

(以上)

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