山本大臣記者会見録(平成29年4月7日(金)8:44~8:50  於:衆議院分館1階ロビーぶら下がり)

1.発言要旨

 本日、私の方から2件御報告いたしたいと思います。1件目は本日夕刻から9日の日曜日まで、内閣府の原子力防災担当大臣として、長崎県、福岡県、佐賀県に出張する予定です。玄海地域における現地の原子力防災対策の状況を視察するとともに、3県の知事と面会して意見交換を行う予定です。行程等はお手元の資料のとおりです。
 次にJCM関係です。本日、ミャンマーで初めての廃棄物発電プラントが竣工します。本プロジェクトはJCM設備補助事業として、環境省とヤンゴン市が協力して実現しました。詳しくはお手元の資料のとおりです。

2.質疑応答

(問)NHKの松田です。今村復興大臣の福島の自主避難者を巡る発言についてなのですけれども、会見の中で避難については本人の責任だと、自己責任か問われたことについて基本的にはそうだというような発言をして、自主避難者や福島県からもかなり批判が出ているのですけれども、これについて大臣はどのように受け止められているでしょうか。
(答)今村大臣の発言については承知をいたしておりますけけれども、私自身の所掌の仕事ではありませんので、そのことについてはノーコメントとさせていただきたいと思います。福島に関係した仕事をしている環境省としては、与えられた役割を淡々と進めていくと、そして一刻も早く避難されている方が帰れる環境を作っていく、その役割が環境省だと思っておりますので、淡々と仕事を進めていきたいと思っております。
(問)福島からの政府に対する不信感ということにも今回つながってしまったかとも思うのですけれども、その辺りいかがでしょうか。
(答)その辺についてもコメントは控えさせていただきたいと思います。

(問)日本経済新聞の草塩です。昨晩なのですが、日本の電事連に当たるヨーロッパの電力会社の各社の共同体が、2020年以降、石炭火力の新設を止めるという声明を出したと聞いているのですけれども、それについて大臣の受け止めと、2020年以降のパリ協定に与える影響などをお聞かせ願えればと思いますけれども。
(答)いつも申し上げますとおり、石炭に対してはもう潮流は変わらないだろうと私は思っています。今の報道については私は今朝耳にしたのですけれども、私の立場としては、喜ばしいという表現がいいのかどうか分かりませんが、非常に将来期待ができる報道であったと思っております。改めて世界の潮流は変わらないという思いを強くいたしました。
(問)米国や日本を含めて、石炭はだんだんなくなっていき、よりCO2の負担が少ない発電の電源の方へ移っていくということでしょうか。
(答)石炭に関してはEUを中心にしたヨーロッパが先進的に進んでいるわけですが、今回はその一つの現象だろうと思っているのです。

(問)NHKの松田です。今の質問に関連してなのですけれども、こういったヨーロッパでの動きが、今後日本の電力業界などにどういった影響を与えると期待されるのでしょうか。
(答)私が期待するいい影響が出ればいいと思っていますけど、それぞれがお考えになるのだろうと思います。私はもう前から言っていますとおり、石炭火力というものに対しての考え方は変わりませんので、やっぱりヨーロッパのああいう動きがいい影響を及ぼしてくれるといいと思っています。

(問)共同通信の井口です。今日、経産省の方で長期戦略のベースになるような会議があるが、おそらくまとめのようなものが出てくると思いますけれども、環境省からも既にビジョンができていますが、今後どういうふうに政府案を作っていきたいとお考えでしょうか。
(答)やっぱりそれぞれの役所においてそれぞれの思想というか、役所を成す土台になっている思想があろうかと思います。環境省には環境省の、それがやっぱり今回それぞれ出てきている、そういう中で政府の統一案を作るわけですから、当然のごとく擦り合わせは大事な作業になっていくと私は思っています。十分に先立つというのがいつを指すのかよく分かりませんけれども、いずれにしても2020年までそんなには時間はないというのが正直な実感です。
(問)長期戦略を作るに当たってはエネルギーの話も当然入ってくると思うのですけれども、経産省の方でも検討が進むと思うのですが、将来のエネルギーの形はどういうふうになるのか、今後環境省としての議論を深めていくというお考えはありますでしょうか。
(答)エネルギー計画自体が見直されるというふうに聞いておりますので、その見直しの作業においてもやっぱり環境省の思想は反映させていきたいと思っております。
(問)与党の中でも環境省のビジョンをもう少し具体化して出した方がいいのではないかという意見もあったようなのですけれども。
(答)ああいうペーパーでの表現というのはそれぞれの立場の人によって受け取り方が異なってくるだろうと思いますけれども、例えば我々のような立場から見ると、かなり踏み込んだ内容になっていると評価をしているのです。

(以上)

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