伊藤副大臣記者会見録(平成28年8月31日(水)15:16~15:33 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)私の方から、先般、アフリカのケニア・ナイロビで行われましたTICADVIに参加をさせていただきましたところからご報告させていただきます。私は25日から29日までの5日間、ケニア・ナイロビに出張させていただきました。第6回のアフリカ開発会議ですが、TICADは1993年に始まって以来、初めてアフリカで開催されました。私も議員初当選の時から、日本・アフリカ連合(AU)友好議員連盟のメンバーでもございまして、これに関わってまいりましたものだけに、大変感無量な思いで参加をさせていただきました。私は2回発言をさせていただく機会を持たせていただきまして、一つは、気候変動に関して強靭な社会づくりですとか、様々な環境分野の人材育成に関しまして、このABEイニシアティブを使って協力をしていくことについての話をさせていただきました。大変緊張した英語でしたので、本当にどうかなと思ったのですが、最後に南アフリカのズマ大統領の奥様が南アフリカの代表としてAU(アフリカ連合)のコミッティの会長でありまして、その彼女が私の英語はよくわかったよと言ってくださいまして、なんとなく学校のテストに通ったかなというような思いで、話を通じさせていただきました。あともう一つ私どもの大事なテーマとしては、環境省としても深くコミットメントをこれからもしてまいりたいと思いますが、廃棄物の管理につきまして、これを発展するアフリカに届けてまいりたいと、こういうことをさせていただきました。JICAと一緒にカンファレンスを一つ持ちまして、私からもキーノートスピーチをさせていただきました。今回の既にTICADVIでの開催までに、JICAがアフリカ54か国のうち7か国で、様々な形で廃棄物関連について実践的なプロジェクトを少しずつ展開をいたしておりまして、関係各国からもそれぞれ来ていただいて、今の現状なんかも含めて報告をしていただきましたし、私の方から提案をいたしましたのは、今度のTICADVIについてはABEイニシアティブの中にこの廃棄物の管理についても日本に学びに来ていただき、そして様々な知見を持っておかえりいただいて、現場で活かしていただけるようにしていきたいということを申し述べました。また、TICADVIIに向けてJICAそして環境省ともよく相談をしながら、さらにJICAがこれから3年の間に様々なことをしていくと思いますが、環境省としても現場の廃棄物管理について、より良い輸送パイロットのプロジェクトみたいなものを作り上げることができれば、そうしたものを今度は届けながら都市化していく、さらに発展していくアフリカに対して、安倍総理のいう質の高いインフラの提供ということをさせていただきたいものだというふうに思って申し上げてまいりました。以上が環境省の副大臣といたしまして、TICADVIに参加をさせていただきました私の活動とこれからのことの報告でございます。
 もう一つ、私の方から今週末の福島の出張についてお知らせしておきたいと思いますが、9月4日(日)に楢葉町の町制60周年の記念式典に出席をいたします。また、広野町の遠藤町長をご訪問申し上げ、ご挨拶をさせていただくとともに、広野町が放射線に関する住民への情報提供等を行うために設置している放射線相談室を視察させていただく予定でございます。
 私からは以上ですが、最後に一言、昨日と今日の台風のことで一言申し上げます。今回の台風によりまして、亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げますとともに被害にあわれました方々にお見舞いを申し上げます。そしてまた一刻も早くこうした困難から立ち上がっていただけるように我々としても努力をしてまいりたいと考えているところでございます。

2.質疑応答

(問)時事通信の今泉です。本日、環境省の予算の概算要求が正式発表されましたけれども、帰還困難区域の復興について事項要求になっていますけれども、政府の方で帰還困難区域の取扱いを復興推進会議で決定するとのことですが、副大臣として帰還困難区域の復興についてどのようなお考えをお持ちなのか、あるいはどのような考えで取り組んでいかれるのか聞かせてください。
(副大臣)私ども環境省といたしましては、従来から申し述べていますように除染でございますとか中間貯蔵施設の整備、そして汚染廃棄物の処理等、所管をしている我々の立場として、より一層、この役割を果たしてまいらなければならないと思っておりますが、関係各省とそれぞれの地域と調整をさせていただきながら、実行に移してまいりたいと思っております。

(問)NHKの松田です。今の質問に関連して、除染を所管している環境省ということだったのですが、具体的に除染について帰還困難区域内の除染についてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。
(副大臣)これから様々な調整をしていかなければなりませんが、いずれにしても除染とインフラ整備というのは極めて重要であるという位置付けを、党の方からも6次提言が出ておりますし、こうしたことを大切に考えながらどのようにしていくかということについては、地域ともよく相談をして、本当に何度もここでも申し上げましたけれども、寄り添う気持ちでやってまいりたいというふうに考えている次第でございます。
(問)復興拠点の除染とインフラ整備というような文言が提言の中にはあったと思うのですが、復興拠点については少しまだ具体的にイメージが見えていないと思うのですが、どういうふうにあるべきだとか、どういうところを続けるのか、そういうことはお考えになられますか。
(副大臣)復興拠点というのは、まさに地元の声を集約していかなければなりませんので、我々としてはその呼び名は呼び名としてございますが、復興拠点そのものは地域、地域の声を集約した形で、どうしていくのかということをよく耳を傾けながらやらせていただきたいと思っております。したがって、私のところでこうですとか、これが決まっていますとか、ということを申し上げる段階にはないと思います。
(問)今後は地域と話し合うことになるのですかね。
(副大臣)そうですね。大事なことをいろいろと聞かせていただきながらということになろうかと思います。

(問)朝日新聞の小堀です。先ほどの質問に関連して除染のことについてなのですが、閣議決定で除染にかかる費用が大体2.5兆円という数字が出ていたのですが、大体足し合わせていくとその数字を越えてしまうのではないかと思うのですが、今後も東電に請求していくということになると思うのですが、国が負担しなければいけないお金が出てくると思うのですが、今の時点でのお考えはいかがでしょうか。
(副大臣)そこにつきましては、まずこうするということを政府として固めた事実はございません。いろいろな意見があるということは承知しておりますが、基本的には私どもが今言える言葉は、求償していくといくという仕組みの中で、実施をしていくということでございますので、今の段階では私たちが申し上げられることはそういうことでございます。

(問)産経新聞の緒方と申します。4日に楢葉町に行かれるということなのですが、楢葉町は5日が避難指示が解除されてちょうど1年となるかと思います。今年度中に除染が計画中のところは完了を目指して解除も進んでいるかと思います。解除後の復興の支援についてはどのようにお考えでしょうか。
(副大臣)これまでもそうですし、これからもそうですが、楢葉町の皆様方の気持ちをよく聞いていかなければならないと思っております。当然のことながら、その地域に寄り添った形で我々ができることを、ベストを尽くしてまいりたいと思っております。
(問)具体的には、環境省として支援していく形としてはどのような形ですか。
(副大臣)私どもが具体的なことを申すよりも、地域の皆様方により具体的なことを申していただいて、具現化していくのに我々の努力を重ねていくということでございます。できうる限り万能な形で、対応していけるように、いろんなことがあると思いますが、できるだけご要請に応えられるような努力をしてまいりたいと思っております。

(問)共同通信の津川です。指定廃棄物のことでお伺いします。先日、井林政務官と共に栃木、宮城を訪問され知事とお会いになり意見交換をされたかと思いますが、改めて指定廃棄物の処理についてどう取り組むお考えでしょうか。
(副大臣)指定廃棄物ですので、それにかかわるルールというものはございます。我々は政務官、副大臣替わったばかりでございますが、これまで積み上げてきた努力というのがございますし、これまで地域との会話を積み重ねてきたことがございますので、是非ともしっかりとそこを踏まえながら、さらに地域にも理解をいただいた上で早くこうしたことが解決していけるように努力をしてまいりたいと思っております。

(問)下野新聞の小野と申します。栃木県の塩谷町に副大臣が入られて、現地視察される予定はありますでしょうか。
(副大臣)塩谷町につきましては、日程調整を行わさせていただいているところです。

(問)千葉日報の石井と申します。概算要求の関係で、指定解除の取組の中で、人員の予算がついているかと思います。千葉市のほうで、指定解除後の廃棄物についてはどのようなお考えでしょうか。
(事務方)今予算の話がございました。指定解除後の処理について、国が全額補助をするという仕組みがございます。それに必要な人員ということについても、要求をしております。ただ、今千葉市で解除後どう処理するかは検討中でございますので、直ちに具体的なお話があるということではありません。

(問)河北新報の小木曽と申します。概算要求でも指定解除に関して、予算や人員とか盛り込まれたわけなんですけれども、現状として千葉市が申し入れている他はないわけで、どれくらいの地域を見込んでおられるのか。
(副大臣)少なくとも、みんなそれを解決していきたいと考えているわけですから、解決に向けていくために、いろんな人員の配置ですとかも考えておりますので、そういう意味でいうと今度の予算については、皆さんそれぞれ地域の問題を解決していきたいという気持ちを吸収して作った予算であるというふうに考えていただければと思います。
(問)当面必要な千葉市以外の予算というのも盛り込まれているという理解でいいですか。
(事務方)予算についても人員についても、当然予想しながら要求してございます。今、具体的に千葉市以外で解除があるわけではありませんので、今後を見据えてという要求でございます。

(副大臣)私から最後に一言申し上げます。先ほどの台風被害のことで、申しそびれたことがございますのでご報告いたします。本日の官房長官のご発言で、政府の調査団を出されるということがあったと思いますが、環境省からも廃棄物対策課から職員を1名派遣をさせていただきまして、本日夕方から現地調査をさせていただくことになっております。ぜひ、一刻も早く地域復旧のために努力をさせていただきたいと思いますので、そのことについてご報告をさせていただきました。

(以上)

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