大臣談話・大臣記者会見要旨

丸川大臣記者会見録(平成28年1月15日(金)8:28 ~8:31  於:総理官邸3階エントランスホールぶら下がり)

1.発言要旨

 環境省として特に閣議に関しての発言はございません。
 昨日、歌会始に出席させていただきましたけれども、その中で入選された方の歌の中に福島の除染作業の様子をご覧になって、復興のため人のために働く姿が尊いという思いで歌を詠まれた方の作品がございまして、私も環境大臣の立場で歌会始で聞くことができて良かったなという思いでした。私自身も作業員の皆様方が、どれほどたくさんの方が復興のために働いていただいてるのかなということを改めて思うに至って、これから政府が約束した期限に向かって、しっかりと作業を進めていこうという思いを新たにしました。

2.質疑応答

(問)TBSの阿部です。中間貯蔵施設についてお伺いいたします。先日の自民党の部会で、大熊町の渡辺町長が、用地交渉が進まない中でいつまで中間貯蔵施設ができるのかロードマップを示してほしいという発言がございました。これについて環境省としてどうかご意見をください。
(答)水曜日の自民党環境部会で、大熊町の町長、それから双葉町の町長それぞれご発言があって、今の中間貯蔵施設の進め方について地権者の方々が、とりわけ不信を持っておられるということについてご発言があったと報告を受けています。改めて私たちがどういう進め方をし、また考え方を持っているのかということについては、加速化プランとは別にきちんと環境省として両町長にご説明させていただく機会を持ちたいと思っています。

(問)共同通信の川口です。話は変わって、今国会に提出の予定の温対法の改正案についてお伺いしたいのですけれども、国民運動を推進するということを温対法の中に明示するという方向で調整されているということを伺っております。ただ、国民運動の推進も大変重要なことなのですけれども、排出量の4割を占める電力部門のところでどう対策をとっていくのか、それから炭素の価格付けについて長期的にどのように考えていくのかというのが長期的な削減に向かっては大変重要なことかと思うのですが、そのあたり大臣はどのように取り組まれていくお考えでいらっしゃるのかお聞かせください。
(答)法案については、現在政府部内で検討中ですので、確たることは申し上げられませんけれども、ご指摘のとおり電力部門がどうなるのかということは、非常に重要なポイントだと思っております。私たちの立場から自主的なルールについて、明確にお示しくださいということを望月大臣の時から申し上げておりますけれども、その内容についてきちんとした形でお示しいただくということと同時に、全体のパッケージとして電力業界がどういうものを背負っていくのかということもよく見させていただきたいと思っております。

(問)今春までに温対計画を作ることになっていて、そろそろ電力業界の皆さんからも最終的なご回答がないと間に合わないような時期なのかなと思いますけれども、その辺の目処について大臣はどのようにお考えでいらっしゃるのかをお願いいたします。
(答)できるだけ早くということは申し上げておりますけれども、全体の調整に電力業界の内部も含めてご苦労されていることはよく聞いておりますので、私たちの立場からもよく調整をさせていただきたいと思っております。