北村副大臣記者会見録(平成27年6月18日(木) 11:00 ~ 11:14 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)環境省は、公益社団法人日本植物園協会と「生物多様性保全の推進に関する基本協定書」を6月25日に締結することといたしました。具体的には、6月25日に京都で開催される日本植物園協会の50周年記念式典において、本協定の締結に効力を持たせるための署名式を予定しております。この協定書は、絶滅危惧種の栽培・増殖や、外来種対策、普及啓発等に係る取組に関して、環境省と日本植物園協会が一層の連携を図り、我が国の生物多様性保全を推進することを目的とするものです。同協会には、長年にわたり、小笠原の希少植物の栽培・増殖など、様々な事業で協力を頂いておりますが、本協定書の締結を契機として、日本植物園協会との連携をより一層強化していきたいと考えています。
 環境省は、今年も5月13日から熱中症予防情報サイトを開設するなど、熱中症対策に努めております。環境省としては、自治体や民間における熱中症や暑さへの対策をより一層推進していくことが大切と考えております。そのため、今年度から初めて、夏の暑さに対する適応策や、熱中症対策に関する商品・サービス等の紹介を行う「夏の暑さ対策展」を、環境省の後援により、昨日から19日(金)まで、北の丸公園の科学技術館で開催することといたしました。
 また、例年は自治体の職員を主な対象に開催していた講習会を、今年度からは「熱中症対策シンポジウム」として、一般の皆さまも対象に、また、インターネット配信も行う形で、本日から20日(土)まで、全国11カ所で開催いたします。このシンポジウムは、東京では「夏の暑さ対策展」と同じ科学技術館でも開催いたします。たくさんの皆さんに「対策展」や「シンポジウム」に参加いただき、熱中症や暑さへの対策が一層進むよう、メディアの皆さまの、引き続きの御協力を、よろしくお願いいたします。

2.質疑応答

(問)産経新聞の緒方と申します。先日の中間貯蔵・環境安全事業のコンピューターのウイルス感染ということで、ネットワークの停止と中間貯蔵の試験搬入の中断があったと思うのですが、影響の部分と事態の公表について本省の方での発表が遅れた部分があったということに関して副大臣の受け止めを教えてください。
(副大臣)JESCOが不正通信の疑いに関する情報を入手した12日から環境省への連絡があった16日午後9時まで、連絡がきわめて遅れたことは遺憾であり、JESCOに対して速やかに対応するよう大臣から強く指導されたところです。また、大臣や私が一報を受けたのは17日午前10時頃であり、環境省の事務方の対応にも約半日のタイムラグを要したことは、危機対応として問題があったと考えています。大臣より、一報を受けてすぐ、JESCOが取り扱っている情報に関する被害状況の確認や今回の不正通信に関する原因の究明、情報セキュリティ管理体制の強化等を指示されています。環境省としては、事件に関し、早急に原因究明に努めるとともに、再発防止のための対策について徹底していきたいと思います。
(問)もう1件は植物園協会との協定について、具体的にどういった事業を行うのか教えてください。
(副大臣)本協定書の締結により、絶滅危惧種の栽培・増殖などについて、日本植物園協会が果たしている役割をより一層明確化します。環境省のレッドリストでは、500種以上の植物について、野生での絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧ⅠA類に選定しており、保全対策が必要な種は多いと認識しています。今年中にも、対策の優先度を検討した上で、日本植物園協会に絶滅危惧種の栽培・増殖や野生復帰などの取組に協力いただく段取りとしています。

(問)テレビ朝日の吉野です。昨日の中間貯蔵の件ですが、対応の遅れとおっしゃっていましたが、昨日の14時30分くらいに報道各社に回されたメールの資料「JESCOネットワークの停止によるパイロット輸送の一時停止について」という紙があるのですが、この紙を見るとトラブルのトの字も書いていなくて、ウイルスのウの字も書いていなかったです。つまり、一回このシステムを止めました、問題が無いことを確認しましたので動かしましたということが書いてあります。つまり、本件で一体どんなことが背景に問題があったのかということが一つも述べられていない訳です。このような紙を報道にまいているということは、隠蔽ではないかと言われても仕方が無い訳です。このようなことについて、どうお考えでしょうか。
(事務方)事実関係でございますけれども、この14時30分の発表につきましては中間貯蔵施設担当のほうから行いました。その時点で中間貯蔵施設担当として、JESCOにおけるウイルスの状況などの詳細については把握が出来なかったので、その確認が出来ないことを書くわけにはいかないということで、中間貯蔵の担当としてわかる範囲でまずは発表させていただいたということです。
(副大臣)国民、関係自治体、マスコミの皆様にご迷惑をおかけしたことは間違いございません。心よりお詫び申し上げなければならないと思っております。今回の事案については、事務方が事態の把握を優先して対応して参りましたが、結果として、関係者への周知が後回しになった事実は誠に遺憾で有ります。環境省としては、事件に関し、早急に原因究明に努めるとともに、再発防止のための対策について徹底していきたいと考えております。
(問)お言葉を返すようですが、中間貯蔵施設を対応する部署としては事態がわからなかったから、このような紙をまきましたと。ただその一方において昨日午前9時に福島に報告されているわけですよね。どこの部署か知りませんけれども。中間貯蔵を担当する部署もウイルスのことをきちんと把握して紙をまくのが当然ですよね。そのような縦割りがおかしいじゃないですか。ウイルス感染はわかっていましたよね。
(事務方)その件につきましては、JESCO担当の方で事実解明を進めていたのは事実でございまして、それについてはJESCOの14時30分の発表の時点で、時間をなるべく空けないうちに発表をする準備をしておりました。その時点で、中途半端なよくわからないところで発表するのも問題であるので、第一弾として14時30分の急ぐべきこれを発表しまして、引き続き少し時間は遅れましたが第二弾ということで今回の不正送信について発表するという、二段階をとらせていただいたのが事実関係でございます。
(問)14時30分の段階ではレクをすることなんて決まっていなかったわけじゃないですか。あまり細かいことは言いませんが、ウイルスに感染していないということはこの段階でわかっているわけじゃないですか。わかっていなかったのですか。
(事務方)現在もウイルスに感染したかどうかは、わかっておりません。専門家に調査をしていただいておりまして、その疑いがあるという時点で発表したということでございます。
(問)しかし、このバックグランドに何があるかということは話すべきですよね。
(事務方)はい。
(問)要するに、停止しました、動かしましたではなくて、ではどうしてそうなのかと。現在ウイルス感染の疑いがあるから調べていますくらいのことを、どうして書かないのですか。
(事務方)その日のうちに、出来るだけ時間を空けずに我々としては発表しようと考えておりまして、そこを二段階に分けたのは、ご指摘の通り問題があったかと。その辺の対応についても今回検証して、このようなことが起こらないように考えたいと思います。第一弾を発表したときにそのような疑いがあって、把握をして、出来るだけ速やかに対応しようとしていたのは事実でございます。
(問)昨日もこのような説明があって、どうしてこのようなことを詳しく言っているかといいますと、政府の方に危機感を持っていただきたいと思っているからなのですが、今までの話を聞いていらっしゃって副大臣はどう思われましたか。
(副大臣)先ほども申し上げましたが、私どもも最初にお聞きしたのは昨日でありまして、これまでの対応については事務方でしてきたと思うのですが、そのようなテクニカルな問題について、私どもも実は昨日まで承知をしておりませんでしたので、大臣からはこの対応について厳しく、環境省が受けてからもタイムラグがあることも含めて、きちんと対応しなければいけないという強い指示が昨日あったことは間違いありません。厳粛に受け止めております。

(問)共同通信です。今の続きとなるのですが、大臣の強い指導があったということですが、直接JESCOの社長なり幹部の方に伝える場はありますか。
(副大臣)JESCOから連絡があり、本日14:30に、谷津副社長が望月大臣を訪問し、今回の一件について説明と謝罪を行う意向であると伺っております。なぜ副社長なのかということを聞かれるかもしれませんので予め申し上げますが、すでに6月2日の閣議で次期社長となることが了解されている方が副社長だということでございまして、今日大臣を訪問されてお詫びをすると伺っております。
(問)あくまで次期社長ということで。
(副大臣)現副社長であり、次期社長です。
(問)その方に直接大臣から指導されるということですか。
(副大臣)はい、そうです。

(以上)

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