大臣談話・大臣記者会見要旨

小里副大臣記者会見録(平成27年5月14日(木)10:07 ~ 10:15 於:合同庁舎5号館25階会見室)

質疑応答

(問)共同通信の高田です。指定廃棄物の件についてお伺いします。まず今日は栃木県で指定廃棄物のフォーラムが開かれますが、今現在それ以外の詳細調査の現地確認の目立った動きは出ていないのですが、今後どのように進めて行きたいとお考えですか。
(副大臣)施設の詳細調査候補地の選定の経緯や、施設がいかに必要であるか、またいかに安全性を確保していくかといったことを中心にして候補地自治体周辺の方々だけではなく、広く県民の皆さまに説明し、御理解をいただく必要があります。そのために今回はフォーラムを開催いたします。こういった説明をする努力をまずはしっかりと続けながら、長期管理施設の完成に向けて努めてまいりたいと思います。丁寧に説明していくということを心がけていきたいと思います。
(問)千葉県の方なのですが、先月千葉市に候補地に選定された旨をお伝えに行かれたかと思うのですが、千葉市からは丁寧な説明をしてほしいという返事がその場でありましたが、現在はどのような状況になっているのか教えてください。
(副大臣)先日お伺いしまして、まずは詳細調査候補地が選定されたということ、経緯や施設の必要性などについて概略の説明を行いました。これに対して千葉市長からさらに詳しく説明していただきたいと、それがない状態ではまだなんとも言いがたいというようなことでした。さらにまた、市当局、市議会、市民の皆さまにしっかり説明してほしいといった話でありました。さらに県知事からは理解を示しつつ、特に千葉市に対して丁寧に説明していただきたいという要請がございました。それを受けてこれから、それぞれの説明会を中心に対応していかなければならないわけです。現時点で説明会をどこでいつ行うといったことは決定しておりません。

(問)朝日新聞の小坪と申します。よろしくお願いします。最初の幹事社さんから質問に加えてなのですけれども、候補地となっている塩谷町の関係では別の場所で集まりを開くというような話も入っておりますが、これについてのお受け止め、どのようにお考えでいらっしゃるかお聞かせいただけないでしょうか。
(副大臣)地域の皆様がいろいろとこの施設の現地調査とか更に今後の取組に対してご心配をいただいているというお気持ちはよくわかります。この集会そのものについて私がどうこう申し上げることは差し控えたいと思いますが、ただ一方では環境省主催のフォーラム等によりまして、なるべく地域の皆様を含めて県民全体に説明を申し上げたい、理解をいただきたいということでございますので、もしそちらへの参加者が特に地域の方々が少なくなるとかいうことに通ずるとすればこれは残念なことであると思います。

(問)千葉日報の石井です。千葉市の先ほどの幹事社さんの質問に続いてなのですけれども、千葉市の方の地元の反対をする団体からは主に液状化に対する不安と東電の施設が選ばれたということで日本中の指定廃棄物が千葉に集まってくるのではないかという恐れを声高に訴える方がいるのですけれども、この不安に対してどのように説明していくか、お考えがあればお願いします。
(副大臣)液状化については、詳細調査の中で必要な対応策を検討していくということになろうかと思います。
 また、詳細調査の候補地が東電の敷地ということで、県外の指定廃棄物まで千葉に集まるのではないかとのご懸念があるということですが、他の四県も含めて、それぞれの県内で処理をするという方針がありますので、これは堅持されておりますので千葉にそれが集まってくるというのはあり得ない話です。また福島の原発施設内での廃棄物については、これはそもそも指定廃棄物ではないわけでして、これもまた当然、今回の千葉県の候補地とは無関係の話であります。