丸川大臣記者会見録(平成27年10月9日(金) 11:48 ~ 12:03 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 皆様ありがとうございます。今日、先ほど閣議がございましたが、閣議では環境省に関係のある話はございませんでした。ご報告をさせていただきます。
 まずは福島県の出張についてご報告をさせていただきます。昨日、福島県に出張させていただきまして、福島環境再生事務所にお邪魔をいたしました。職員の皆様方にご挨拶をさせていただきました。大変、頼もしい皆様でありましたが、大変ご苦労いただいておられますので、その感謝をお伝えしてきました。続いて福島県庁にお邪魔しました。内堀知事にお迎えをいただきまして、内堀知事から4点お伺いをしました。新大臣への要望ということで、1つ目は除染の推進。2つ目は中間貯蔵の話を進めてもらいたい。3点目がエコテックについて、地元の声を聞いて対応を進めてもらいたい。4点目が現場主義を徹底してもらいたい。この4点を要望として伺いました。私からは除染の加速化にまず全力を尽くしますということ、それから中間貯蔵施設への搬入の受け入れに対する感謝、大変なご決断をいただいて感謝していますという言葉でお伝えしてまいりました。同時に、今後の福島の復興に対して全力を尽くしてまいりますという私の覚悟もお伝えをしてまいりました。知事からは、実際に生活の中でどのように福島の人たちが除染の課題、被災したことについて感じておられるかという具体的な話を伺いまして、大変私も胸に伝わりました。福島の復興については、昨日からもお伝えしているところではありますが、環境大臣としての最重要課題であるというように認識しております。知事とこれからも密接に連携を取りながら、できる限り現場に足を運ばせていただいて、全力で取り組んでまいりたいと思っております。
 ここから先の福島県にお邪魔をする今決まっている予定を申し上げますが、13日の火曜日には大熊町の渡辺町長及び双葉町の伊澤町長、14日の水曜日には楢葉町の松本町長及び富岡町の宮本町長にお会いをして、ご挨拶させていただく予定です。

2.質疑応答

(問)NHKの大井です。宮城県の指定廃棄物の件なのですが、現地調査が昨日までに3日連続続いておりますが、まだ入れない状態が続いております。この状況について大臣の受け止めをお伺いしたいということと、もう1点は地元の現地での反発も強い中で、当面は毎日調査を試みられると、強引では無いにしても行かれるということを伺っていますが、その方針についても大臣はご説明願えますでしょうか。
(答)加美町で、今日もお伺いをしておりますが、4日目になろうかと思います。当面の間、継続的に現地での調査を試みさせていただくということを、私も引き継いだ方針とさせていただいております。調査の一方で説明をさせていただくということが、大事なところでございまして、前大臣もおっしゃっておりましたけれども、意見交換会のほうも何とか行わせていただきたいと思っております。現地調査も出来れば行わせていただきたいということで、まず現地に調査職員を派遣することを続けさせていただきたいと思います。
(問)ずっとこういった膠着した状態が続いているのですが、それについての受け止めを改めて伺ってよろしいでしょうか。
(答)望月前大臣が今月6日から調査に着手する際に、基本的に毎日試みるという方向でご指示をされたと承知をしておりますので、私も望月前大臣の方針を引き継いで、現地での調査につきましても、実施をしたいと考えております。

(問)日経の川口です。日曜日に温暖化の有識者会議が開かれると思うのですが、これを設置した意義はどのようにお考えでしょうか。
(答)COP21が目前に控えている一方で、2030年の目標の実現もしなければいけない。その先に2050年80%削減という更に大きな目標になりますが、これがあるわけです。この2050年の80%の削減というのは、おそらく今までの延長線上の対策では決して充分とは言えないと私も思います。個別の対策の積み上げだけではなくて、中長期的な視点で思い切った取組、社会システムの変革が不可欠です。この新たに設置する「気候変動長期戦略懇談会」においては、目標達成に向けた温室効果ガスの大幅削減と、我が国が直面する経済・社会的な課題の同時解決を目指したいと思います。環境の課題を解決すると同時に経済の課題、社会の課題も解決して皆がwin-winで2050年80%削減を達成できるような議論がこの会議でなされることを期待しております。

(問)河北新報の門田です。先ほどの幹事社さんの質問と重複してしまうのですが、前大臣の方針を受け継いだということだったのですが、それでよろしかったでしょうか。
(答)はい、そのようにご指示を出されたと、今回の現地調査を始めるにあたり、そのようなご指示を出されたと伺っております。
(問)もう1点補足なのですが、前大臣が繰り返していた、地元の理解を得る努力としては逆効果ではないかと思うのですが、常識的に考えて、調査に反対する人たちに対して誠意の見せ方、努力の重ね方として誤ってはいませんでしょうか。
(答)前大臣も強行はしないとおっしゃっておりましたが、その方針も引き継がせていただいておりますので、現地の調査と説明会を行わせていただく努力というのを双方で進めていくということは、前大臣と同様にさせていただきたいと思っております。

(問)共同通信の阿部です。福島出張の来週の話が出ましたけれども、まず4町に先に行かれることの意味と、大臣が行かれてどのような話がしたいか、意気込みをお聞かせください。
(答)大熊町・双葉町においては大変重い課題であります中間貯蔵施設の問題についてご理解をいただき、ご協力をいただいてこれからも進めていかなくてはなりません。まずもって中間貯蔵施設の問題が進んでいかないことには福島全体の復興再生が叶いませんので、まずきちんとお目に掛かって、誠意をお伝えしたいと思います。楢葉町・富岡町の二つの町につきましては、フクシマエコテックの活用について、既に申入れをいただいているところでございます。答えを出し切れるまで、十分議論が煮詰まっておりませんけれども、きちんと答えようとしている思いもお伝えしに伺いたいと思っております。

(問)千葉日報の石井です。千葉の指定廃棄物についてなのですが、望月前大臣時代の時に千葉市の熊谷市長から再協議の申入れというのがありまして、それの回答がまだない状況になっているのですけれども、大臣はこの問題についてどのように対応されていくおつもりでしょうか。
(答)6月10日に熊谷市長から指定廃棄物排出自治体内で保管を行うための再協議を求める申入れを頂いております。前大臣のもとで預かっていただいて、私もそれを引き継がせていただいているところでございますが、県とも相談をさせていただかなくてはならないことでございまして、現在環境省において、県の方とも相談をしながら、対応について検討させていただいている状況でございます。今後とも、よく状況を環境省の中で聞いてきちんと対応を進めてまいります。

(問)下野新聞の須藤です。栃木の指定廃棄物について伺います。今まで塩谷町の反対の住民で組織する同盟会は国同様、県とも距離があったわけですけれども、昨日反対住民の同盟会の代表と栃木県の幹部が会って、県との話合いについて前向きに協議をしたということですが、このことについてご所感をお伺いします。
(事務方)その件につきましては詳細がまだ確定しておりませんので、県ともよくご相談して今後の対応を考えてまいりたいと思います。

(以上)

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