望月大臣記者会見録(平成27年10月2日(金)10:32 ~ 10:47 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 グリーンカーテンプロジェクト絵本贈呈式の出席についてご報告します。環境省では、CO2削減・節電対策として、ゴーヤやアサガオなどを育てて作る「グリーンカーテンプロジェクト」を進めており、このような取組をお子さんにも分かりやすく伝えるための絵本を作成しています。こうした中、従来から環境活動に取り組んでおられる清水エスパルスさんの働きかけにより、この絵本を静岡市のこども園や保育園にお贈りすることといたしまして、本日、静岡市で行われる贈呈式に出席してまいります。
 次に、福島県川俣町への出張についてご報告します。川俣町の古川町長から稲刈りにお招きいただきましたので、10月5日に小里副大臣とともに行ってまいります。川俣町の山木屋地区では、農地除染の終了後の水田で、昨年までの作付試験を経て、今年度から順次営農が再開されています。環境省としても、除染後の営農再開への取組を後押ししたく、5月には私も田植えのお手伝いをいたしました。今回は、同じ水田で稲刈りのお手伝いをいたします。

2.質疑応答

(問)NHKの橋本です。まず、気候変動、地球温暖化についてなのですが、昨日までにインドが削減目標を提出したということでして、主要排出国の1つのインドが提出したことに対する受け止めをまず伺いたいということと、それに関連してインドを含めて各国からの提出が昨日までに相次いでいまして、排出量の8割くらいをカバーするまでになっていますけれども、COP21を2ヶ月後に控えてこうした提出が相次いでいるという状況についての受け止めと併せて2点をお願いします。
(答)インドは、非常に多い排出量を出しているという国でありますけれども、大国でありますから、そういった意味では我々としては提出したことは評価をさせていただきたいと思っております。それから排出量の点がありましたけれども、世界のCO2のおよそ9割近く、2、3日前までは8割近くということになっていたのですが、実は今日までに148カ国・地域ということでございまして、急に増えてきたということです。それだけ多くの国が約束草案を提出したということは、今年のCOP21の成功に向けて後押しをするものであって、インドも出していただいたということで歓迎したいと思っております。引き続き、未提出の国もありますので、早期に約束草案を提出してもらうことを期待していきたいと考えております。
(問)関連して削減目標についてもう1問なのですが、こうした提出が相次いでいる一方で、この提出の目標を総合しますと、まだまだ2℃目標の達成には厳しいという評価・分析がいろいろなNGOや研究機関から出ていますけれども、これについてどう受け止めるのか、そして目標の引き上げについて日本として今後貢献できることは何なのかをお願いいたします。
(答)これは条約事務局において、10月1日までに提出された約束草案の効果を総計した報告書を作成するということになっておりまして、これを総計したところでどういう形になるのかということをもう一度、我々のほうも確認したいと思います。いずれにしても、世界のCO2排出量の9割近くを占める国が約束草案を提出したことは、年末のCOP21の成功を後押しするものとして、歓迎したいと思います。今、2℃目標の問題もありましたが、この目標等の長期目標と整合的な低炭素社会に向けて、世界が行動を加速化させていくことが重要です。このため、パリ合意において、将来にわたって継続的に、削減に向けた野心を向上させていく仕組みを作ることが必要と考えています。もちろん我が国も26%削減を出しております。これに向けてしっかりと自分のやるべきことをやっていくと、それからまた条約事務局が出してくる数字を見ながら対応していきたいと思っております。

(問)日本テレビの杜です。指定廃棄物の関連で栃木の話なのですが、塩谷町に対して環境省の方で住民の意見を受け止めるダイレクトメールを出されていると思うのですが、これに対して町側が二つ言ってまして、一つはなぜ塩谷町だけに送るのかという話と、もう一つが送る時に塩谷町の方に何も説明が無くダイレクトメールを送ったと、この2点について不満というか、どうなっているのだろうというわけなのですが、これに関して望月大臣のお考えを聞かせてください。
(答)まず、どうして塩谷町だけなのかということですけれども、9月29日付けで、塩谷町の皆様に、指定廃棄物に関する簡単なご説明のほか、ご質問・ご意見をお寄せいただく際の用紙を添えて、お手紙をお送りさせていただきました。これは、塩谷町の反対により説明会を開催することができない現在の状況を踏まえ、少しでも、塩谷町の住民の方々がお話をしたいとか、聞いてもらいたいという方もいらっしゃると思いますので、そういうご不安やご懸念に直接お応えしたいという思いから、お送りさせていただいたものです。環境省としましては、今回のお手紙を含め、職員が現地に出向いてお話をお伺いすること等により、引き続き、丁寧、かつ積極的な対応に努めてまいります。それから事前に報告をしなかったという点ですが、なかなか難しい問題がありましたけれども、塩谷町は、これまで環境省が打診してきた説明会の開催に反対してきたということがありまして、今回、どちらにしてもお手紙をお送りすることについても、それだったらこういう方法でどうだろうかと、例えば相談してもご了解いただけないだろうと考えました。しかしながら、環境省としましては、少しでも、塩谷町の住民の方々のご不安やご懸念に、ただ手をこまねいているということではなくて、直接お応えしたいという思いから、お送りさせていただいたものです。

(問)静岡新聞の福田と申します。先日環境省が、発表した富士山の登山者数が3、4年前に比べて、いまだに減少しているという傾向がありました。地元では世界遺産の効果は徐々に薄れつつあるのではないかという声があるのですが、大臣としての受け止めをお願いします。
(答)5万人減少というのは様々な要因があったのではないかと思いますが、登山者数が減少した要因の一つとして、悪天候の日が多かったことが影響したと聞いています。私も今日ここへ来るのに、晴れてよかったなという天気が比較的少なかったように思うと、そのようなことも要因のひとつだと思います。しかし、今年も23万人の方々が登られており、多くの方々に愛されている根拠があると思いますし、ここ数年、それほど増えたとか減ったとかいうことではなくて、今年は台風などの悪天候や箱根の噴火など不安定な状況などを見て、観光客が様々な要因で減ったのかなと思いました。富士山を保全していく上での課題として、し尿処理の問題がありますが、バイオトイレなどへの改修が進み、平成18年度までに富士山五合目より上の全てのトイレが環境配慮型となりました。登山者には様々な配慮をしておりますので、皆さんにとっては登りやすいとは思います。また、特定の日や時間帯に富士山頂を目指す登山者が集中しないよう、利用の分散や「すその」を含めた富士山の多面的な利用を推進する必要があります。世界文化遺産「富士山」の様々な魅力を、海外の方も含め、より多くの方々に知ってもらうため、富士山麓周辺のビューポイントの選定や展望施設の整備、その他標識の整備等を進めております。これらの取組を通じ、富士山の保全や総合的な魅力の向上に努めてまいります。たまたま今回このような天候不順で減ったということでありますけれども、今後は安定的に様々な皆さんが登山をするのではないかと考えております。

(問)千葉日報の石井です。毎回同じ質問で申し訳ないのですが、千葉の指定廃棄物の関係なのですが、昨日、千葉市議会が閉会しまして、熊谷市長が、以前環境省に持ちかけた協議の回答について、いただきたいのだけれども、まだいただいていないという回答でした。理由については国の方に伺ってほしいというような発言があったようなのですけれど、大臣のご所感をお聞かせください。
(答)6月10日に熊谷市長からいただいた、指定廃棄物排出自治体内で保管を行うための再協議を求める申入れにつきましては、あちらこちらに散らばっているということで、一つの地域だけではなく県全体の問題でございますので、県ともよく相談しつつ、その対応について検討してまいりたいと思っております。
(問)当初、9月議会を目標にというところを話されていたと思うのですが、遅れの理由というのはどういった点にあると思いますか。
(事務方)特に議会中ということにこだわらず、適切なタイミングでご回答することが大事だと思っておりまして、県とよくご相談しつつ、回答後のことも見据えて検討させていただきたいと思っております。

(以上)

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