大臣談話・大臣記者会見要旨

望月大臣記者会見録(平成27年4月21日(火)9:06 ~ 9:14 於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 今日は、特に報告することはございません。

2.質疑応答

(問)幹事社のTBSの阿部です。指定廃棄物の長期管理施設についてお伺いします。千葉県の詳細調査候補地として、東京電力の千葉火力発電所が挙がっています。宮城や栃木では候補地の選定から地元の反発があり、詳細調査に入れない状況が続いておりますが、千葉県では今後どのように進め、住民の理解を得ていきたい考えか教えてください。
(答)千葉県における指定廃棄物の詳細調査候補地でありますが、現在作業中であり、たくさんの中から絞り込む作業を行っている最中で未だ確定しておりません。選定作業が終了し、詳細調査の候補地が確定し次第、速やかに所在地の市町村にご提示の上、その後に公表したいと考えております。

(問)共同通信の川口と申します。約束草案についてお伺いしたいのですが、政府内では13年度比と比べるのはどうかという案が一部には浮上していると聞いております。環境大臣の13年度比に関する認識をお伺いできれば有り難いのですが、仮に直近で比べると、欧米と削減の割合がそんなには変わらないというような説明の仕方はあり得るかもしれませんが、それを言ってしまうと他国の削減の努力を日本が言うような形になってしまって、国際交渉の中で受け入れられるかという面があるかと思うのですが、大臣はどのように考えていらっしゃるのでしょうか。
(答)この問題につきましては、考え方が様々あるとは思います。2013年度という話もいろいろな考え方から出てきたものだとは思いますが、我々の方では2013年度ではどうかというようなことは今のところ考えておりません。これからそのような考えが出てくれば検討の中に加えるようになるかと思いますが、世界の国々が2005年度比などの形で進んでおりますので、基本的にはそのようなものかとは思います。各国がそれぞれ可能な数字を出し、その約束を守っていくということが重要であり、2013年度比が出てきたとすれば参考になるかはこれからの問題であると思っております。今のところは、削減目標につきましては政府としてしっかりとしたものを作るということで、様々な関連審議会で丁寧な議論が行われている最中でございます。未だ2013年をどうのこうのという段階までは至っていないというのが我々の考え方であります。約束草案を作って行く上では、省エネと再生可能エネルギーを徹底的に進めていくことが重要であります。我が国は、5番目の排出国であるという認識と責任がございます。諸外国に日本の取組を理解していただけることが大事でございます。日本はどうなっているのかというようなことにならないよう、削減目標を取りまとめることが大切であり、検討を深めてまいりたいと考えております。

(問)千葉日報の石井と申します。先ほどの千葉県の指定廃棄物の問題に戻るのですけれども、大臣のお話ですとまだ確定をしていないということですけれども、どの時点をもって確定と呼ぶのか、そして今報道されているものは間違いなのかどうなのか、その点を改めて確認できますか。
(答)報道の皆さんのご努力によっていろいろ調べて報道されているということではないかと思っております。報道は報道のご努力なのかなと思いますが、我々とすれば大事なことは、前から中間貯蔵施設、指定廃の問題でも何でもそうですけれども、地元との信頼関係が構築されなければ話は進まないということになりますので、我々としては今後詳細調査の候補地が煮詰まっていった状況の中で、長期管理施設設置の候補地が決まるということになりましたら、そこの市町村の皆さんにまず第一にお知らせをしなければいけないと考えております。まだそういったお知らせをしている段階ではございませんので、まだ決定をしたとかいうことはございません。今後、速やかに選定を終え、できれば月内を目途に正式に所在市町村に提示していくような努力を重ねていきたいと思っております。