大臣談話・大臣記者会見要旨

望月大臣記者会見録(平成27年2月3日(火)8:41 ~ 8:49 於:(参)本会議場議食側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 まず、湯川さんと後藤さんが殺害されたと見られる動画が公開されましたが、御家族の御心痛を思いますと言葉もありません。心から哀悼の誠を捧げたいと思います。また、このテロ行為に対して断固非難をしていきたいと、そして我が国がテロに屈することがないように、政府一丸となって進んでいきたいと思っております。
 一つ御報告があります。本日の閣議で、「グリーン購入法に基づく基本方針」の変更について、閣議決定いたしました。グリーン購入法は政府が率先して環境に配慮し、物品やサービスを調達することを推進する制度でして、今回は、スマートフォン、金属製ブラインド、合板型枠の3品目を追加するなどの変更を加えています。以上でございます。

2.質疑応答

(問)幹事社から2点お伺いします。1点目は、中間貯蔵施設に関してです。今日、中間貯蔵施設の保管場の着工が始まるということで、改めて大臣の御所感と搬入の開始見通しについてお伺いできますでしょうか。
(答)先日申し上げたとおり、ストックヤードの工事を本日開始をすることになりました。工事の着手は、この施設への搬入開始に向けた大きな重要なステップでありまして、関係者の皆様に改めて感謝申し上げたいと思います。引き続き1日も早く搬入が開始できるように、工事の着実な実施と、5項目の確認についてこれを最大限、1日も早くできるように努力してまいりたいと思います。
(問)もう1点は指定廃棄物に関してですが、昨日栃木県塩谷町の近くに住む住民の方々の反対等で着手できないという状況になりました。これを受けて、今後の進め方等をうかがえますでしょうか。
(答)お話がございましたとおり、昨日、栃木県の詳細調査候補地におきまして、現地確認の実施を予定しておりました。しかしながら、現地に見形町長、田代町議会議長を始め、多くの方々がいらっしゃいました。そして、和氣同盟会長らから「そもそも反対なので入ってほしくない」などのご意見をいただきました。このため、予定しておりました現地確認を見合わせるというような形にさせていただきました。環境省としては、やはりこれからも、地元の御不安や御質問に対し、丁寧に説明をして、その不安の払拭といいますか、御理解がいただけるように粘り強く続けてまいりたいと思っております。

(問)朝日新聞の奥村と申します。指定廃棄物についてお尋ねします。宮城県の中でも分散保管について、国の考えが変わったと、市町村会議が必要だというふうな発言があったそうです。これについて大臣がどういうふうにお考えになっているかというのを教えて下さい。
(答)これは一義的には、一箇所に集約して処理をしていくということは基本方針であり、大前提で進めております。そういった御意見もあるということは聞いておりますが、一義的には先程申し上げましたとおり、市町村長会議で話を決めて、決まった場所についてはその方針で行くと。今までの経過があって決まったところはその方針で行きたいと思っております。
(問)市町村長会議を開いてそういうことを御発言なさるということはないですか。それからもう一つ。今のようなお考えが先程もありましたけれども、環境省は丁寧に説明していくというところと、ちょっと矛盾するのではないかと思うのですけれども。
(答)これはそういう御意見があったということで、我々の方針を変えたということではありません。ただそういう御意見があったということで、我々も参考にさせていただくということはありますけれども、既に市町村長会議で選考の仕方を皆様で決めていただいたところについては、その方針でやっていくということでございます。

(問)河北新報ですけれども、そうすると宮城県や栃木県の場所はもう決まっているというふうに環境省では認識されているということでよろしいですか。
(答)地元の皆さんの市町村長会議で決め方も決めていただき、そこに候補地を絞っていただきましたので、詳細調査を行っていきたいと進めております。
(事務方)決まっているのは詳細調査の候補地でございます。

(問)下野新聞の須藤です。塩谷の件に戻るのですけれども、現地確認出来なかったわけですけれども、次のスケジュールや見立てを教えてください。
(答)まだこの日というのは決まっておりません。粘り強く、現地確認を進めていきたいと思っております。
(問)現地確認に入れなかったこと自体の御所感をいただけますでしょうか。
(答)皆さんの誤解が解けるように粘り強く進めていきたいですし、皆さんから質問がございまして、例えば面積が足りるとか足りないとかございます。そのことを払拭するためにも、我々がそこに行って確認をして、皆さんにしっかりと申し上げたいということでございます。今後とも皆さんによく説明をしてそういったことが御理解いただけないのかなと、もう少し説明をしっかりしておいた方がよかったといろいろありますけれども、そのための現地確認でございますので、しっかり説明をし続けていきたいと思っております。