大臣談話・大臣記者会見要旨

北川副大臣・浮島大臣政務官記者会見録(平成26年7月24日(木)14:20 ~ 14:27  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)梅雨も明けまして連日の熱い中でのお勤め、大変御苦労様です。今日は私のほうから3点御報告をさせていただきます。まず、7月17日に奈良県生駒市にリユース等の先進的な取組についての視察を行ってまいりました。コミュニティーセンターでは、NPOの方々が主体となって、まだ使える陶器の再利用の取組、もったいない陶器市の視察をし、また説明も受けてまいりました。続きまして、市役所において会議における飲料としてのリユースびんの積極的な導入事例についての説明をいただき、2Rの重要性、こういうものを実感いたしました。また、市内の山崎浄水場にて、小水力発電についての説明をいただきまして、全国から多くの方々が視察に来られているという話でしたが、視察をされた方々が是非こういう再生エネルギーという、小水力というのは究極の再生エネルギーだと思いますので、実現をしていっていただければという話も当日させていただきました。その後、大阪市内にある国際環境技術センターを訪問させていただき、シュレスタ所長からセンターの活動状況についての説明をいただきました。国際環境技術センターは国内にある唯一の国連環境計画の機関であり、我が国の環境技術を途上国に展開するために、共に取組を進めていきたいと思っております。同じビルにあります地球環境センターも訪問して皆様方への激励、また意見交換もさせていただきました。
 続きまして7月29日から30日にかけて、日光国立公園及び尾瀬国立公園を視察する予定であります。日光国立公園では、天皇陛下のお考えを受けて環境省で管理している「那須平成の森」等を視察をさせていただきます。先般の国会でも参議院の委員会で質問を受けました「那須平成の森」は一般開放エリアと自然教育プログラム専用エリアとを分ける等、自然を良好な状態に保ちながら自然とふれあうための先進的な取組をされているところでありますので、是非視察をしていきたいと思っております。尾瀬国立公園では、関係機関と共に取り組んでいるシカ対策を視察すると共に、尾瀬等をフィールドに自然環境の調査研究・保全活動を実施されてこられました群馬県立尾瀬高校、先日新宿御苑で環境大臣表彰を行ったのですが、その対象にもなりました尾瀬高校を訪問させていただく予定となっております。これらの取組を現場で確認し、今後の国立公園行政の施策展開の検討に活かしていきたいと考えております。
続きまして、8月6日と7日の両日に亘りまして、「子ども霞が関見学デー」を開催したいと思います。環境に関わる実験やクイズ、ゲームなど各種プログラムを実施し、今回特別プログラムとして、子ども達が皆さんのような記者になっていただいて、子どもたちの鋭い質問を受けたいと思っております。この「子どもミニ記者会見」を実施する予定でありまして、私と浮島政務官が6日と7日両日に亘って担当をさせていただきます。多くの子ども達に参加していただいて、環境問題について学んでいただき、また、考えるきっかけとしていただきたいと思っております。特に今年はESDの大会もありますので、子どもたちがこの環境省に訪れて学んでいただくことを期待しております。私からは以上です。
(政務官)今副大臣からございました、6日、7日と子ども霞が関見学デーということで、子どもミニ記者会見ということで私も子どもの皆様から取材を受けさせていただくことになりました。大人では気がつかないいろんな視点から子どもたちというのは色んなところに目がいって気がつくところも多いと思いますので、子どもたちのいろんな意見を聞きながら勉強させていただきたいと思っているところでございます。たくさんの質問をいただけることを楽しみにしているところでございます。以上です。

2.質疑応答

(問)(朝日新聞)幹事社から1問質問させて下さい。水俣病の特措法の関係で2件お伺いしたいのですが、ここで2週間前に発表になった特措法を公健法に申請して、その審査が長引いているために特措法を受けられなかったような方たちへの対応方法についての検討状況について教えていただきたいのと、特措法を締め切って2年が経ちますけれども、その集計状況を夏ぐらいに発表されるということですけれども、そこら辺のめどについても教えていただきたいのですが。
(副大臣)先日の記者会見でお話させていただきましたし、ちょうど当日に納会長のほうから石原大臣に御連絡をいただいて電話会談をし、その中で会長のほうからの御意見というのが今おっしゃられた内容だと思います。その件については、今省内で検討している最中でありますのでしかるべき時がくれば発表させていただきたいと思っておりますし、あとの件についても、まだいつまでにということについての日程が確定しておりませんので、御了解いただければと思います。