大臣談話・大臣記者会見要旨

井上副大臣・牧原大臣政務官記者会見録(平成26年4月9日(水)14:48~14:58 於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(政務官)動物愛護の関係ですけれども、犬、猫の殺処分が無くなるということを目指して、昨年11月に「人と動物が幸せに暮らす社会の実現プロジェクト」を立ち上げたのですが、この度、そのプロジェクトを広く周知し、推進していくためのロゴマークを公募させていただきます。本日から公募いたします。殺処分を減らし、無くすための具体的な対策について現在検討を行っておりまして、今年の6月上旬にプランを発表することを予定しております。その時に同時に、対応するロゴマークも発表させていただく予定でございます。多くの方に応募をお願いしたいということでございます。

2.質疑応答

(問)4月の幹事社、毎日新聞の阿部です。よろしくお願いします。まず、井上副大臣に。今日、午前中に栃木県の福田知事がいらっしゃっていましたけれども、指定廃の最終処分場について、栃木県内では概ね1、2ヶ月中に選定、提示をしたいというようなお話があったと福田知事はおっしゃっていましたけれど、その辺りのやりとりを改めて御説明いただきたいのと、提示の仕方についてどのようなお考えで今いらっしゃるのかお聞かせ下さい。
(副大臣)福田知事がぶら下がりでおっしゃったとおりのことだと思いますけれども、私どものほうとしては、なるべく早く候補地を選定して、そして公表したいというふうに思っております。具体的にはどれぐらいかという御質問でしたので、2か月程度を考えていますということで、お話をしてお願いをしたところです。ただ、具体的にどういう形で発表するのかというところに関しては、これから少しまた県と相談をさせてもらいながらと思っています。
(問)犬、猫の殺処分を無くすためのロゴマークですが、これは発表というか採用されたあかつきには、どういうふうな場面でどう活用してもらうというようなお考えでしょうか。
(政務官)今のところ6月の上旬にエコライフ・フェアというものがあるのですが、そこでプランを発表したいと思っていますけれど、その時に同時に発表して大賞を受賞した方には図書券5万円分をお渡しするというようなことをやります。
(問)このマークを誰にどう使ってもらうのですか。
(政務官)このプランを発表すると同時に、例えば、今まだ具体的に決まっているわけではありませんが、バッジにするとかですね、ポスターにするとか、今後殺処分ゼロを環境省として取り組んでいく時に、それを象徴的なシンボルマークにしていきたいというふうに考えております。

(問)栃木の下野新聞の山崎です。よろしくお願いします。先ほどの指定廃棄物の関係なのですけれども、石原大臣と福田知事の会談の後のぶら下がり会見の中で地域振興策と風評被害対策の未然防止で、関係する5県で計50億円の予算を確保しているといった説明が知事からありまして、これについて、具体的な金額がそれでいいのかということと、メニューについて副大臣に教えていただきたいのですが。
(副大臣)それは知事のおっしゃったとおりです。栃木県のほうからも、とにかくそこをしっかり対応してもらいたい、充実してもらいたいという御要望をずっといただいておりますので、それに向けて政府としてどれくらいのものを御用意するかということでいろいろやっていました。これは平成26年度予算でありますから、予算も成立したということで具体的な金額をお伝えしたということになります。これはあくまで栃木を含む指定廃棄物の最終処分場をつくる5県の合計ということになりますので、単純に計算すれば1県あたり10億円ですが、そういった単純な計算にはたぶんならないものですから、そういう意味では具体的にはこれから協議しながらということになると思います。中身につきましては、これも地域振興なり風評被害というものはやはり地元の御要望があって、具体的にどういう事業に充てていくのかという話になるかと思いますので、なるべく自由度の高い形で、基金を設けて、その中から支出をしていただくというような形を想定しております。

(問)50億の配分なのですが、今関係する5県の中で候補地選定の進捗というのが差がでている状況かと思います。その中でいつ頃にどういうポイントで50億というものを振り分ける形になるのでしょうか。
(副大臣)最終処分場そのもの自体、出来るものからなるべく早く進めていきたいと思ってますから、当然のことながら進捗具合に応じて、進んでいるところから先に具体的な話をしていくということになるのだと思っています。進捗状況もそうですし、あるいは地域の事情も違います。建設すべき施設の規模とかそういうところは今後それぞれ地元と相談しながらということになると思います。
(問)先ほど候補地提示の時期をあと1、2ヶ月というお話の御説明があったかと思うのですが、それは石原大臣のほうからそういうふうな説明があったと理解していいのでしょうか。
(副大臣)そうですね。知事のほうから今後の見通しがどうなんだと御質問がありましたので、私どものほうからそれをお伝えしたということになります。

(問)関連して、河北新報の門田ですけれども、今のお話の中で50億というお金の話が出ましたけれども、これはどういうふうな理由で50億となったのかということを教えていただきたいのと、基金というお話がありましたが、仕組みというのはそれぞれ各5県にお金をまず渡して、それを基金として設けるか、50億という大きな基金の中からそれぞれの割合で振り分けるのか、どういうスタイルになるのでしょうか。
(副大臣)通常の事業費、施設の建設費とかあるいは用地買収費ですか、必要があればということになりますけど、そういった事業費との割合で大体これくらいの事業であれば、これくらいの地域振興費になるであろうというような考え方で、財政当局とも相談をしながら用意をさせていただいたということになります。基金の話でいうと、それぞれ県によってまったく状況は違いますから、各県ごとに基金を設置させていただいてということになると思いますが、それも含めて各県と御相談ということになると思います。