大臣談話・大臣記者会見要旨

北川副大臣・浮島大臣政務官記者会見録(平成26年1月16日(木)15:00 ~ 15:08  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)皆様御苦労様です。今年最初の浮島政務官との会見ということでありまして、7日の日には年頭の挨拶等もさせていただきましたけれども、今年最初でありますので、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
 私のほうから1点皆様方に御報告をさせていただきます。日本が提案しておりまして、2005年から開始された国連「ESDの10年」は、今年最終年を迎えるわけでありまして、11月には「持続可能な開発のための教育に関するユネスコ世界会議」が岡山県岡山市、愛知県名古屋市で開催されます。環境省といたしましては、世界会議を契機として様々な主体による国内のESDの取組が活発に行われることとなるよう、今後も環境教育の推進方策を検討するため、有識者の参画も得て、国連「ESDの10年」後の環境教育推進方策懇談会を開催したいと存じます。第1回の懇談会は2週間後の1月30日13時から15時に開催をいたしまして、全体で4回程度、懇談会を開催し、6月頃に推進方策を取りまとめ、発表を行う予定で今考えております。さらに、11月の国際会議の機会に、環境省の取組として、国内外にPRをしてまいります。懇談会メンバーにおきましては、後ほど資料を配付させていただきますので、今後詳細につきましては事務方に問い合わせをいただければと存じます。以上私のほうから今日の会見についての発表をさせていただきました。よろしくお願いいたします。

2.質疑応答

(問)幹事社の共同通信の船木です。今年もよろしくお願いします。
(副大臣)こちらこそよろしくお願いします。
(問)北川副大臣にちょっとお伺いしたいのですけれども、水俣病の認定基準に関連してなのですけれども、昨年の暮れにもですね、谷津次官が通知に関連してですね、発出のタイミングを図りたいと仰っていたのですけれども、年が明けて、なかなか言えるところ、言えないところもあるとは思うのですけれども、その辺の通知の発出のタイミング、スケジュール感をちょっとお伺いできればと思うのですけれども。
(副大臣)昨年の暮れから事務方のほうで、熊本県と調整をしているというのは聞いておりまして、早ければ1月の先週、今週あたりで熊本という流れになるかなと思っていたのですが、なかなか前に進まない点もあるように聞いておりますので、もう一度といいますか、現在事務方が鋭意、熊本県と検討中ということを聞いておりますので、ある程度の方針が出ればプロセスに則って、私のほうも対応していきたいと考えております。やはり、大臣が仰っておられますように、県との二人三脚の中でこれは進めていかなければならない問題ですので、必要なプロセスを踏むということは大事なことだと思っております。
(問)ありがとうございます。それで、今の段階ではまだできるだけ早くということで、月内とか来月までにとか、そのへんのスケジュール感というのは。
(副大臣)まだですね、一時は1月中にというスケジュールを組めるかなと思っていたのですが、なかなかそこまで至っていないような感じです。

(問)NHKの土井です。今年もよろしくお願いいたします。北川副大臣にお伺いしたいのですけれども、水俣の関係で熊本県のほうからの主張で去年の段階で蒲島知事もいろいろと御発言されていたと思うのですけれども、その1つで補償制度について検討する場をぜひ設けていきたいというようなお考えを示されたこともありましたが、これについての北川副大臣の御所感というか、お考えを何かあればお聞かせいただけますか。
(副大臣)今の段階においては先ほど来からの話、日程の件もありますが、知事のほうが公健法の補償制度についてより、より運用しやすいものとなるよう検証することを要望されていると聞いております。県のほうの発表も公健法上の補償制度について、より運用しやすいものとなるよう検証を求めたものであり、それ以上でもそれ以下でもないということを言っておられると聞いておりますので、私どもも、それも踏まえた中で今後検討していきたいと考えています。

(問)朝日新聞の香取です。よろしくお願いします。今の流れで補償制度の中で国の臨時水俣病審査会の開催も要望していたと思いますが、これについてはどのようにお考えでしょうか。
(副大臣)そこのところも含めて、大臣がおっしゃったように二人三脚というところで考えていかなければならないと思いますし、そういう点についても含めて今後の検討になると思います。

(副大臣)ESDのほうは無いですか。メンバーを見てからまた次の機会に質問しても良いと思いますけれども。前から言っておりますように、温暖化や環境問題というものは本当に意識の改革というものが大前提というか、基本にありますから、やはり子ども達のこういう教育というものは重要だと思いますし、環境省だけではなく農水省も体験教育に力を入れると言っておりますし、秋に向けて文科省も力を入れていきますので、この点において本当に有意義な会にしたいと思いますし、みなさんのお力を借りてぜひ全国的に広げていただければと思います。よろしくお願いします。