大臣談話・大臣記者会見要旨

望月大臣記者会見録(平成26年12月24日(水)9:36 ~ 9:50  於:環境省第1会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。先程の閣議で安倍内閣の総辞職を決定いたしました。以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社の毎日新聞の渡辺です。よろしくお願いします。先日のことですけれども、指定廃棄物の処分の在り方について有識者会議が始まりました。いつ頃を目途に結果を取りまとめるのかというのが1点と、併せまして、今回の検討を進めていくことで候補地となる自治体が受入れ判断する上でのこちらからの環境省側からの説得材料になり得るのかどうかという、そこのところの御所感をお願いします。
(答)先日22日に開催した指定廃棄物に係る有識者会議でございますけれども、処理施設の安全な維持管理とそれに向けた技術的な課題等について、専門家の皆様に御議論いただきました。それについては、11月9日に開催された栃木県市町村長会議において、福田知事から処理施設跡地の現状回復についての御意見があったことも含めて、議論を開始したものです。今回整理いただいた検討課題については、内容が非常に多岐にわたりまして、環境省としては、それぞれの内容についてまずは整理しないと、非常にあらゆる分野からいろんな御意見が出たものですから、これを一度整理して、ある程度整理ができたところで、次回の有識者会議を開催し、引き続き議論をしていきたいと考えております。いつまでにというお話がございましたけれども、まずは整理を丁寧に進めていきたいと考えておりまして、あらかじめ期限の設定はしておりません、そういう段階であります。
(問)説得の材料になるかどうかというところの御所感は。
(答)まずは課題の整理をして、丁寧に検討していかなくてはいけないので、まだそこまでの段階ではないと思っております。

(問)おはようございます。日本テレビの天羽です。先程、指定廃棄物の問題で、なかなかその栃木にしても、茨城にしても膠着状態が続いたまま年を越すことになりそうなのですけれども、ちょっとお伺いするのは時期尚早なのですけれども、来年の上旬に向けて、どれくらいの目途で、どのような進展を環境省として期待されているのか、そのために何か新しい方策というのはあるのかというのをお伺いしたいと思います。
(答)皆様御存じのとおり、様々な皆様がいらっしゃいますので、これまでも丁寧に説明をしてまいりましたが、引き続き、地元に丁寧に説明をしていくと、これ以上のものは無いと思います。来年に向けては、結論が出ているわけではございませんけれども、たくさんの皆様がいらっしゃいますので、丁寧に説明を進めていきたいと思っております。

(問)共同通信の角です。よろしくお願いします。単刀直入に聞きますけれども、大臣は続投の意向ということでよろしいですか。
(答)これは総理が決めることですので、大変申し訳ありませんけれども、我々がそういったことを発言できるような状況ではございません。ただ総辞職のサインをしてきましたということでございます。
(問)防衛相は続投を固辞されたという報道も出ていますけれども、望月大臣はそういうことはないと。
(答)防衛相の問題は個人的な問題でございますので、それは発言は控えさせていただきたいと思います。

(問)テレビ朝日の吉野です。中間貯蔵施設に関してなのですが、1月の搬入は断念したという報道もありますが、これについて大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)地権者への丁寧な説明を環境省の総力を挙げて行っています。また、5項目の確認事項に関わる取組を進めているところであります。年内には保管場、ストックヤードのことですけれども、工事に係る入札と開札を行います。年明け早々には受注事業者が決まりますので、どれだけの準備がそこで出来るのか、人だとか機材だとか、そういった具体的なものが決まったところで話をしなければなりませんが、まだ実際には結論が出ている訳ではありません。そういったところがしっかりと決まったところでお話をさせていただきますので、27年1月の搬入開始については引き続き最大限の努力をしていくことに変わりありません。もちろん地権者のみなさんとの調整状況、受注事業者に工事の見通しについてまず確認をしていかなければいけません。そして搬入開始時期については年明けにも見極めることになると考えております。
(問)見極めるという言葉の中身なのですが、もう少し具体的に教えていただけますか。
(答)事業者が入札しますとそこで機材や人材がどれほど必要なのか、それがすぐに確認出来れば、その場で取りかかることが出来るか、あるいは、そういったものが全て揃わない場合はどういった形になるのか、事業者が決まったところですぐに話合いをしなければならないと思います。そこのところで大体の日程が分かるかと思います。もちろんその間には地権者のみなさんと、話を煮詰めていかなくてはならないのですが、総合的にいうとそこまできたということでございます。

(問)NHKの橋本です。先ほど日程の見極めについてなんですけれども、福島県や、地元の市町村にとっては非常に関心が高いと思いますが、見極めについては年明けに言及する際に福島県についてはどういった形で説明をされるお考えでしょうか。例えば知事にお会いしてそこで説明をされるのか、それともこのような記者会見の形なのか、どういった形での言及を考えておられるのか教えてください。
(答)今出来る範囲内の中で最大限の努力をすると話をさせていただきましたが、先ほどの閣議で総辞職についての署名をしてきましたので、その先のことになりますと、改めてということになります。大変申し訳ないのですが、流れとしては先ほど述べたように進んでいます。

(問)読売新聞の大野です。再任された場合の記者会見が無いかもしれないという話を聞いたので、あらかじめ聞いてしまうのですけれども、この間も出た話なので大変恐縮なのですけれども、政治と金の話で、この間伺った話でも結構なのですけれども、今一度、今回選挙と、できれば再任という前提の元で禊ぎが済まされたとお考えなのかとか、そういうことも含めて、もう一回大臣の今のお考えをお聞かせ下さい。
(答)その問題につきましては、選挙の前にも国会、委員会等で説明を一生懸命してきました。それで選挙という形になって、新たに国民の皆様に、また選挙区の皆様に、大変御支援をいただいて、再度こうやって仕事をさせていただくということですので、その責任をしっかりと全うしていきたいというつもりでございます。
(問)今、おっしゃった話は、大臣がもし再任されたとしても、気持ちはお変わりにならないという理解でよろしいですか。
(答)再任されたらというのは総理の専権事項であり、それが出ていないときに、私が再任されたらというような御質問への答えは、ちょっと差し控えさせていただきますが、国会議員としては選挙区の皆様に非常にたくさんの温かい御理解といいますか御指導をいただきましたので、そのお返しができるように力一杯頑張っていきたいと思います。