大臣談話・大臣記者会見要旨

望月大臣記者会見録(平成26年12月19日(金)9:49 ~ 9:59  於:官邸3Fエントランスホール)

1.発言要旨

 本日の閣議において、鳥獣法の一部改正法の施行に伴う関係政令の整備に関する政令を閣議決定いたしました。平成27年5月の改正法の施行に向けて、ニホンジカ等の鳥獣の管理と、捕獲等の担い手育成を図るため、法改正を踏まえた必要な省令の改正等を引き続き進めてまいります。今日の御報告事項は以上です。

2.質疑応答

(問)NHKの大井です。よろしくお願いします。中間貯蔵施設についてお伺いします。来年1月の搬入開始の目標をずっと進めてきていますけれども、もう1ヶ月あまりという時期の中で、この目標についてのスタンスは変わらないでしょうか。そして、その目標をもし見直すとしたら、その判断の時期についてお伺いできますでしょうか。
(答)中間貯蔵施設については、今までも皆様にお知らせしていますが、地権者への丁寧な説明や搬入受入れに向け、お約束した5項目の確認事項に係る取組をしっかりと今、進めている最中でございます。いくつか決まってきたものもございます。また、年内に保管場、ストックヤードですけれども、この工事に係る入札と開札を予定しております。年明けには受注事業者が決まる見込みです。27年1月中の搬入開始については、引き続きその実現に向けて最大限の努力を継続していくことに変わりはありませんけれども、地権者との調整状況や受注事業者との工事の見通しに係る確認などもこれから踏まえて、年明けにも見極めていきたい、ということを考えています。
(問)目標の見直しというのを年明けに行うことも検討するということですか。
(答)見直しということではなくて、さらにまだ努力を積み重ねておりますけれども、着々と工事の業者を決めておりますので、そうしますとやはりその事業者がどれだけの人を集めてどういうものを進めて行くのかというものもございます。地権者の皆様への説明は徐々に進んでおりますし、それらの見極めが終わったところで決めていきたいと思っております。

(問)熊本日日新聞の高橋と申します。水俣病の認定なのですけれども、先日鹿児島県の方で水俣病患者として認定されました。これはいわゆる環境省が今年の3月に新しい通知を出した後の初の認定になりますが、それについての受け止めと、熊本県だけまだ認定審査会を開いていません。そのことについて今後どういう働きかけをするのか、この2点を教えて下さい。
(答)今回、公健法の認定者が出たことについては、審査会において丁寧に審査が行われ、総合的検討がなされた結果であると我々は受け止めております。引き続き、公健法の適切な運用を積み重ねていくことが何より大切だと思っております。今後も、関係県・市と二人三脚で連絡を取りながら、水俣病対策に取り組んでいきたいと考えております。熊本県のお話がありましたけれども、認定審査会の再開については、各県においてそれぞれ判断していただくべきことでございまして、熊本県においても、今後の状況を見つつ、認定審査の準備を進めていくという話を聞いております。

(問)朝日新聞の奥村と申します。先ほど中間貯蔵の搬入について年明けにも見極めるというお言葉ありましたけれども、見極めるというのは具体的にどういうことなんでしょうか。1月の末の搬入ができるかどうかをお考えになるのか、例えばいつ頃の搬入を目指すのかもう少し詳しくお聞かせ願えますか。
(答)早期に搬入をやっていきたい思いはありますが、まず5項目これはJESCO法などいろいろありますがこれが一番進んでいるところでありますし、それから先ほど申しましたように、初めてですけど事業者を決める入札を開始します。決まったところで準備がありますので、そこで全てが出来るわけではありませんので、その状況の打ち合わせをしながら、1月にそういった状況をみながら、搬入がどの時期に出来るか見極めたいと思っております。今回初めてみなさんに入札がこうして行われるという判断を示させていただきました。
(問)加えてなんですが、先ほど5項目についていくつか決まっているものがあるとおっしゃいましたが、思い出すのはJESCO法の施行が決まっていることなんですけれども、ほかにも決まっているものはありますか。
(答)使い勝手のいい予算だとか、交付金の自由度が2つ目ですね。これは今回の予算でしっかりと決めていきたいということもありますし、搬入ルートについても周辺対策の明確化などの話合いが出来てきつつあるところです。それから輸送に関する安全性についても大体の内容が決まっています。丁寧な説明をしているところでありますし、最終的には大熊町や双葉町と安全協定をしっかり結ぶと、大分話が進んできておりますので、入札をして業者に決まり、どれだけの時間とどれだけの予算がかかるか話を詰めなければいけません。そこで我々の思うような形になるのか、若干ずれるのかそこで決まることになると思います。引き続き丁寧な説明と段取りを踏んで、みなさんに発表できるようにしていきたいと思います。

(問)共同通信の角ですけれども、中間貯蔵施設の件で御質問します。今、廃棄物の輸送の実施計画を詰めてらっしゃると思うのですけれども、浪江町とか広野町とか、復興が始まり、復興・帰還に向けて動きだしている自治体さんから、自分のところの道路をばんばん走られると、復興・帰還に非常に影響があるので困るというような意見も出ているようですけれども、そのあたり、輸送の計画については環境省としてはどのように今進めてらっしゃるのでしょうか。
(答)もちろん、始めたら1日でも早くスピーディな形で、そしてまた地域住民にご迷惑がかからないように、そういったものをトータル的に含めて、道路の改良工事をしなければいけない、あるいは時間帯をどういうふうにしていかなければいけない、といったことを住民の皆様に丁寧に説明をしていかなければいけません。それが無ければなかなか搬入、運送が大変なことになりますので、その時までにしっかりと丁寧な説明をしていきたいと思っております。地元の要望も様々来ておりますので、今それをしっかり精査をしている段階です。

(問)今の質問に関連して、輸送実施計画は年内に取りまとめという方向で今、動いてらっしゃるのでしょうか。
(事務方)今、年内に向けてということで、取組を進めているところです。