大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成26年6月20日(金) 8:37 ~ 8:42 於:(衆)本会議場議食側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 本日の閣議では、当方に関係する案件として、先般議員立法で成立した、いわゆる「地域自然資産法」の公布を決定しました。あと1点、私から御報告ですが、度々お話している、いわゆるJCM、二国間クレジットの具体的なプロジェクトの候補案件を7件、決定しました。JCMの署名国の中でもCO2排出量の多いインドネシアで5件、ベトナムで2件です。内容は、廃熱利用やバイオマス活用、さらには工場での省エネなど、多岐にわたるプロジェクトで、支援をしっかりとしていきたいと思います。今回採択したプロジェクトは、各国において今後の広がりが見込まれるものを中心に選定しました。引き続き、具体的なJCMプロジェクトの実施を通じて、世界全体の温室効果ガスの削減に貢献していきたいと思います。先程説明しました、インドネシアのセメント工場における廃熱利用の発電は、年間のCO2削減量が12万2千トンとかなり大きいものです。こういうものが広がっていくと、インドネシアでかなりのCO2削減が可能になるのではないかと思っています。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)代表カメラ、テレビ朝日です。よろしくお願いいたします。大臣の御発言についてなのですが、国会終了後速やかに福島に行かれるという件なのですが、いつ行かれるか、どなたと会われるか、この辺りは固まってきましたでしょうか。
(答)具体的な内容は今調整していますので、固まり次第皆様方にもしっかりと公表したいと思います。
(問)大臣自身のお考えとして、説明すべきは、例えば知事、首長なのか、それともやはり住民に会って直にお話されるべきなのか、その辺りはどのようにお考えでしょうか。
(答)訪問させていただける方については、先方の予定等もあり、調整中でもありますので、決まり次第速やかに御報告します。
(問)もう1点伺います。民主党が今日委員会に提出する予定の資料によりますと、去年大臣が沖縄に国際会議に行った際にダイビングをしていたのではないかと。これは公費を使ってのダイビングではないかとの指摘があるのですが、この事実関係をまずお願いします。
(答)これはもう皆様にも公表している案件ですが、御存じの通り国立公園の海域公園地区はこれまで最大海域5kmでしたが、慶良間の国立公園は、7kmまで拡大をしました。私は慶良間の海は従来から潜っていますが、一時サンゴ礁が壊滅してしまいまして、沖縄全体においてもですが、地元の方々がサンゴを育成しています。サンゴを育成することによって海が蘇った。そして、その蘇った海を是非国立公園にという形で話が進んできました。以前に潜った所でもあるので、座間味村長と一緒にどの程度サンゴが回復しているのか、この目で見て、しっかり実感して確かめたということです。この件については既に会見等でも皆様にお話しています。
(問)沖縄以外にもツバル、フィジーそしてパラオに行かれた際にもフリーの日程がそれぞれ一日あってそこでもダイビングをしていたのではないかという声が上がっています。
(答)ダイビングはしていません。夜の便の飛行機に乗る場合ダイビングはできません。

(問)(東京新聞)例の御発言の関係で、今日も福島県の浪江町から汚染された牛を連れてきて、石原大臣に抗議の声を届けたいという予定もありまして、今後、中間貯蔵施設の交渉に当たって大臣の御発言自身がデッドロックになってしまうというおそれがある中で、この解決に向けて御自身で辞任して決着を図るとかのお考えは無いでしょうか。
(答)これも昨日、答弁していますが、今、御紹介されたような地元からの大変厳しい意見があるということは承知しています。私の品位を欠く表現によって、誤解を生じさせるような事態になり、不快な思いをされた方々がいらっしゃるということについてはお詫びを申し上げます。誠心誠意これからも努力していきたいと考えています。