石原大臣記者会見録(平成26年5月20日(火)9:44 ~ 9:55  於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。本日の閣議ですが、当省に特段関係のある案件はありませんでした。私からトピックスを1件御報告します。昨日ですが、今年2羽目となるトキのヒナの巣立ちが確認されました。今年は、既に12ペアから27羽のヒナが生まれています。これは、一昨年の8羽、昨年の14羽を大きく上回る数となっております。今後、順調に巣立っていくことを期待するところです。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今月幹事社のNHK横井と申します。よろしくお願いいたします。指定廃棄物について1点御質問させていただきます。宮城県内の処分場の候補地として、3つの市と町を提示されて以来、4ヶ月ぶりとなる関係者の会談が今月26日に開かれると昨日発表がありました。候補地の自治体は建設に難色を示していて、まだ現地調査も行われていませんけれども、この会談の場で調査の開始に向けてどのように理解を得ていくお考えか、大臣の御所感をお聞かせ下さい。また環境省としては、雪解けの後速やかに調査に入る考えだったと思いますけれども、調整が難航してることもあり、今後どのくらいの時期までに調査に入ることを目指しているかあわせてお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
(答)今回の会談は、村井宮城県知事が骨を折って下さって、国と県と3市町の話し合いの場を調整していただき、開催することが決まったものです。昨日既に皆様に御報告していますが、国会のお許しが出れば、26日に井上副大臣、浮島政務官が出席して今御質問の中にありました選定経緯、調査の詳細な内容について、御説明することになると考えております。後段の御質問ですが、やはり迷惑施設はどんなものでも、そんなに簡単にできるわけではありませんから、地元からの御意見に応えるためにも、まずは環境省の説明に対する3市町長さんのお考えを伺うことが重要と考えています。丁寧な説明を行いまして、詳細調査の実施に向けて御理解が得られるよう、これからも努力していかなければならない案件だと認識をしています。

(問)朝日新聞の奥村と申します。よろしくお願いします。福島第一原発事故時に所長でいらっしゃっいました吉田昌郎さんの政府事故調査委員会の調書が私どもの取材で明らかになりました。現物は内閣官房に保管されているそうですけれども、大臣はそれをお読みになったことはありますでしょうか。もし読んでいなければ、それはなぜでしょうか。続けてもう1点、事故後4日後に9割の職員の方が第二原発に一時待避したことが、この調書の中に書いてあるそうです。政府事故調査報告書に載せない判断をされたのは、政権交代前の民主党の内閣ですが、政権交代後も対外的に全く明らかにしていなかったことは適切だとお考えでしょうか。
(答)この案件は非公開を前提に政府事故調に対して、当時の吉田所長が答えたものです。どこのメディアの方々がどのような手段で何を見て、ものを言っているのかは、残念ながら現物が無いので私からコメントすることは何もありません。
(問)御覧になったか御覧になっていないかも教えていただけないでしょうか。それから、併せて調書の中では吉田さんが公開されて構わないという御意向をはっきりおっしゃっておられたそうです。それでも公開する予定がないということだと思うのですけれども、なぜ公開されないのでしょうかということも教えて下さい。
(答)しつこいようですが、どんなものを入手されて、何をもとにどう話しているかということを確認しようがない上では、やはりコメントできないということは当然なのではないでしょうか。
(問)内閣の官房に現物があるそうで、政府の一員である大臣は御覧になろうと思えば御覧になることも可能だと思うのですけれども。
(答)どこのセクションにどのようにしまわれているのかにかかわらず、非公開を前提で調書をとったものに対して、私がそれをどうこう言うことはやはりおかしいのではないでしょうか。
(問)今の日本の法制度では、こういった大きな事故が起こった後に誰が事故収束に責任を負うのか明確になっていないと考えています。今後、調書の教訓が放置されたまま再稼働に向けた手続きを、規制委員会であるとか規制庁が進めておられることは適切だとお考えでしょうか。
(答)そもそも論で恐縮ですが、皆さん方が入手したものが本物か本物でないかも確認できない以上、そのことに対して、私がそれに基づいてどうであるということは言えないということが行政を預かる者の責任だと思います。

(問)東京新聞の蒲です。昨日発売された「美味しんぼ」のマンガの関連なんですけれども、都内にもやはり自主避難されてきてですね、鼻血が出ましたという症状のお子様がいらっしゃって不安だという方が実際にいらっしゃるわけで、こちらでも確認してるんですけど、そういう訴えに対して、例えばそういうものを環境省として調査して拾い上げていくというような強いお考えがあるのか、ということと、あと環境省の環境保健部のほうでは、確定的と認められないという理由で、住民多発、鼻血が多発しているとは考えられませんというように、そういうことで不安の声に応えるという文書を発出してますけども、学識者の間では、いわゆる確定的影響でなくても例えばストレスとか、要するに関連的影響においてもこれは放射性、要するに福島第一原発事故による影響による症状であるという風にこれは認められるのではないか、というような声もございまして、そういう環境省が確定的影響は無いということで何もしないということなのか、あるいは関連があるのであれば調べていくのか、そのへんのお考えをお伺いしたいです。
(答)これも何度もお話ししていますが、個別のマンガの描写について、コメントは差し控えたいと思います。いずれにしても、環境省として除染や健康に関する正しい情報が、しっかりと伝わっていくように努めていかなければならないと考えてます。
(問)調査とかないんですか、そういう声に対する。
(答)そういう声というものが、どういう声かわからない以上は、どうするかということについて行政の責任者が発言することは、控えるということになるのがやはり当然なのではないでしょうか。

(問)共同通信の角と申します。よろしくお願いいたします。福島の中間貯蔵のお話なのですけれども、環境省は今のところ来年1月に施設の使用を開始という目標を掲げて頑張っていらっしゃると思うのですけれども、先日テレビ番組で自民党の大島副総裁のほうから、来年1月は厳しそうで今年度中にはなんとかという御発言があったようですけれども、これについて大臣のお考えを教えて下さい。
(答)大島副総裁がどのテレビで何を言ったのかという情報を持っていません。これもまたわからないことに対してのコメントは差し控えたいと思います。
(問)続けて関連するのですけれども、今月末から住民説明会が始まると思うのですが、そうしますと十数回するとなるとなかなか受け入れの是非、決定までも更にかかるでしょうか、なかなか来年1月に使用開始というのは厳しくなったきたのではないかと思うのですけれども、その目標について今のところ特に見直すというお考えはないでしょうか。
(答)月末から十数回に渡って、住民説明会を開催するというところまで理解を得てきました。地元並びに関係者の努力があったからこそ、ここまで来ましたので、私はその結果をしっかりと受け止めて、丁寧に説明していく以外解決方策は無い、この立場にはなんの変わりもありません。

(以上)

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