大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成26年3月14日(金)8:49 ~ 8:56  於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

おはようございます。本日の閣議では、当省に特段関係のある案件はありませんでした。私から2件御報告します。3月16日の日曜日に、相馬市と新地町で、「みちのく潮風トレイル」のイベントに参加します。このトレイルは、昨年11月に全長700kmのうち青森県八戸市から岩手県久慈市までの100kmの区間が開通しました。相馬市及び新地町というのは、その南の玄関口に位置し、今年の夏頃の開通を目指しています。地元のほうでも大いに盛り上がっているそうです。当日は、復興を支援するエコツーリズムのイベントも開催されます。

もう1件、その後ですが、第6回「環境省 ふくしま復興サポーター」として、職員の有志の皆さんとともに、福島市を訪問します。今回は30名と多くなりました。今回は、福島復興の象徴として県民の皆さんが応援する「福島ユナイテッドFC」、新しいチームですが、この試合の運営をお手伝いさせていただこうと思っています。ホームスタジアムである「とうほう・みんなのスタジアム」は、福島県が、この試合に合わせて工期を早め、除染と改修を終えられたと伺っています。また、座談会も企画しており、復興に向けて取り組む地元の皆様方の思いをしっかりと聞いてきたいと考えております。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)日経新聞の浅沼です。福島の中間貯蔵施設についてお伺いします。佐藤知事が候補地を2町に集約する要請をしてから一月が経ちました。今回福島に行かれるということですが、知事とお会いする機会もあるかと思います。大臣、中間貯蔵施設について検討作業は最終コーナーに来ているというような御発言もありましたが、年度内に何らかの回答ができるのでしょうか。
(答)事務方がだいぶ急いで作業を詰めていますので、回答できると思います。
(問)併せてですね、回答と併せて地元からは復興支援策に対する提示の要望も根強いと聞いています。この検討状況はいかがでしょうか。
(答)こちらは我が省というよりも復興庁が中心となって取りまとめていると承知しています。こちらのほうもだいぶ詰まってきているという報告は受けています。

(問)テレビ朝日、真鍋と申します。よろしくお願いいたします。除染に関してお伺いしますが、福島の飯舘村で除染した草や土などを入れる袋に、我々の取材で7カ所破れている部分が見つかっています。メーカー側に取材してみますと、袋の耐久性が最短で3年という返事が返ってきているのですが、環境省として今後の対応に関してお聞かせ下さい。
(答)御質問の主旨はフレコンバッグだと思いますので、それについてはタグを付けて管理を徹底するようにということは昨年来より言っていますが、詳細については事務方から話します。
(事務方)シートの一部出ているということですが、今回は非常に大雪が降って雪の重みということもあったと思いますが、遮蔽用に使っている土壌、全く汚染されていない土を仮置き場周辺に、一番外部に置いて、外に放射線が出ないように遮蔽しているフレコンバッグなのですが、それが6つほど破れていた。御指摘のように除染した草を入れた物も1つ破れていたということで早急にこれを詰め替えて、散らからないように回収を進めています。今回は非常に大雪の結果ということで大変遺憾ですが、きちんと管理をしていきたいと思っています。
(問)それは破損の見つかった箇所のみ入れ替えるということですか。我々の取材ではメーカー側は3年の耐久性と言っているのですが、全て入れ替える必要性は無いとお考えですか。
(事務方)基本的には3年は最低保つということなのですが、仮置き場に置いてある物はさらに上からシートを被せたりなどしていますので、非常に日光とか雨にも当たらないという原則の形になっていますので、ふつうはそれ以上保つということが今の環境の下ではそういうことがいえると思うのですが、しっかりチェックしながら破損した物があれば詰め替え等を行っていくということをやっていきたいと思います。

(問)先程ございました中間貯蔵施設の関係なのですが、まあ回答なのですが、これはやはり要望通り、要望に従って楢葉町を建設候補地から除外する方向を、受け入れるという方向で回答するということになりますでしょうか。
(答)単刀直入な御質問ですので、今までどう答えているかというと、双葉郡8町村の総意、ということですので、そちらの方向で今最終的な段階に来ているというふうに御理解を頂きたいと思います。