石原大臣記者会見録(平成26年2月28日(金)8:09 ~ 8:18 於:(衆)本会議場議食側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

本日の閣議では、当方に特段関係するような案件はありませんでした。私から1点御報告します。明日からですが、北海道斜里町に出張し、鳥獣被害対策の視察と――これはエゾシカです――併せて、知床国立公園の保全管理状況の現況把握、地域住民の皆様方との意見交換を行います。今国会にも法案を提出予定ですが、全国的にシカ、イノシシ等の増加により、樹木や希少植物の食害、あるいは絶滅危惧種の減少等々が深刻化しており、知床でも大きな被害が広がっています。しかし、知床では全国に先駆けて総合的なシカ対策が実は講じられてきています。捕ったシカを加工して、食物として供給するようなこともしています。先程話しましたように鳥獣保護法の改正案を国会に提出しますので、知床で行われている、シカの効率的な捕獲法、こちらはオリが中心のワナだと聞いていますが、そういうものをしっかりと見てきたいと思っています。また、これも御承知のことだと思いますが、ナショナルトラストなどによる市民の皆様方による自然保護運動なども先駆的に進められている地域でもあります。ヒグマとかシマフクロウなど、野生動植物の宝庫として世界遺産に登録されていることは皆様御存じのとおりです。また各地で雪害が報告されていますが、先般の暴風雪で知床でも住民や宿泊客が2日間に渡って、道路が閉鎖されたことによって孤立する事態になっていたというようなことも、併せて町民の皆様からお話を伺いたいと思います。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)幹事、テレビ朝日から1問お伺いします。PM2.5に関してなのですが、今週日本国内でも高い濃度を示しまして、特に九州以外でも高い濃度になったということが1つ、特徴かと思います。この受け止めと、あともう1点は省内でも昨年末に政策パッケージを発表しまして、現在進行中のものがいくつかあると思うのですが、今後の取組について。この2点をお聞かせ下さい。
(答)重複しますが、事実関係から説明したいと思います。25日から27日にかけて日本の各地でPM2.5の濃度の上昇が観測されました。25日が1県、26日が10府県、27日が1県で注意喚起がなされました。このうちの7件が午後になされており、昨秋の運用改善によって、5時から7時までの3時間ということでやっていましたが、5時から12時までの8時間で午後に予報を出すことができるようにしましたので、その効果がでているのではないかと思います。今回の濃度上昇について国立環境研究所の専門家に聞いたところ、発生源がここの工場だとか、どの車だとか、特定できないところがこの問題の非常に難しいところ、すなわち有害化学物質が大気中において太陽光線等々で化学変化を起こすというようなこともあります。しかし、地域的にみると、日本海側の新潟、石川、富山、福井の4県で出たり、そういうことを考え併せると、原因は何かということですが、総合的に判断すると、言われていることですが、中国からの越境汚染と、日本も工業国家ですが車や工場等クリーンになっていますが、国内から出るものが化学変化を起こしていることも考えられるということで、今の段階では断定することはできませんが、複合的な要因の可能性が高いと専門家の方から伺いました。
 今後どうするかということですが、国民の皆様方の関心が大変高いと思っています。昨年末にまとめた政策パッケージを踏まえ、これから予報と予測の精度を上げていく。そして、情報提供を充実していく。去年はインターネットのそらまめくんにアクセスしたけれども、見ることができないという御批判がありました。今朝も見ましたがすぐにアクセスできました。これからはもう少し内容を充実させて、急がせておりますが、年度中くらいには全国のもの(注意喚起情報)もわかるようなシステムにブラッシュアップをしていかなければならないと考えています。また、昨年の日中韓の環境大臣会合で決まりました政策対話が、3月20日、21日に開かれることになりました。このような場所を使ってアジアにおける地域的な推進、特に中国に大きな発生源がある可能性が高く、北京等を見ると日本の比ではないわけですので協力をして問題の解決に取り組んでいきたいと思います。また、これから偏西風が強くなる春先が、皆さん御存じのとおり――触ると車が東京でも真っ黄色、真っ白になることがあります――濃度が高くなる状況が予見されますので、濃度が高いとされる日には、今はテレビのニュースでやっていますし、ローカルでも九州等は非常に細かく報道されていますので、こういうものを国民の皆様方に注意して見ていただいて、不要不急の外出を控えるように、特に臨床例として、小児ぜんそくを持っている小さいお子様が症状がでたという報告もありますので、屋外での長時間の運動(は控えるように)、子どもは学校、幼稚園、保育園に行けば、外で運動するのは当然ですが、濃度の高いと言われる、また高くなるであろうという日は出来る限り屋内の運動に切り替えていただくなど、注意をしていただくことが肝要ではないかと思っています。

(以上)

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