「車座ふるさとトーク(長崎県対馬市)(平成25年8月28日)

 平成25年8月28日、石原環境大臣は、長崎県対馬市で開催した「車座ふるさとトーク」に出席し、地元の15名の方々と対話しました。

 「車座ふるさとトーク」は、安倍内閣として、大臣・副大臣・政務官が地域に赴き、現場の方々と少人数で車座の対話を行い、生の声をつぶさに聴いて政策に活かそうという取組です。

 今回は、「ツシマヤマネコが暮らす対馬の自然と地域づくり」をテーマに、ツシマヤマネコの保全活動に関係する方々や対馬の自然環境や地域づくりに関連する方々と意見交換を行いました。

 参加者からは、「対馬の約9割が森である。貴重な生態系も対馬の森が育んでくれている。次世代にこの大切な森を引き継ぐために私たちも環境に配慮した生活を毎日がんばらなければならない。」「シカ、イノシシの食害で、山の中の植物がほとんど無いような状態になっている。」「日本在来馬の対州馬を文化財、生物多様性の面から見ても絶やすこと無く、守り続けなければならない。」「ツシマヤマネコの保全活動や対馬の生物多様性を担う人材が不足している。補助金による支援というのは非常に充実しているが、人による支援について、環境省も検討、努力を非常にしているが、更に理解、支援いただきたい。」「ツシマヤマネコ米を作っているが、減農薬の米を育てるのは、本当に大変。ぜひ環境省の皆さんも買ってほしい。」「ツシマヤマネコは里山の減少によって減った。」「ツシマヤマネコの交通事故対策は、事故がよく発生するポイントを重点的に改善することや轢いてしまったとしても、すぐに獣医等に連絡があれば、生存の可能性が高まる。」

 など、対馬で活動して普段感じていることや、対馬の自然を活かした活動への意気込みなどを率直にお話しいただきました。

 「シカ、イノシシの捕獲を重点的にお願いしたい」という参加者の要望に対し、石原大臣は、「環境省では委員会をこの春に立ち上げ、どういう形で駆除していくか検討している。特にシカは今、北海道を除く全国で260万頭いるが何もしないと10年後には500万頭に増えてしまう。環境省としては、これは大変な事が起きると認識している。早急に対応する。」と述べ、島内に31頭しかいない日本在来馬の対州馬が減少している現状に対して、石原大臣は、「絶滅させるわけにはいかない。関係する省庁間の調整を行う。」と述べました。

 そして最後に、「これからもツシマヤマネコとヤマネコ米とこの対馬の自然を守っていただきたいと思う。」と感想を述べ、閉会となりました。

 環境省では、いただいた様々な御意見を参考に今後の取組を進めていきます。

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