田中副大臣・秋野大臣政務官記者会見録(平成25年9月11日(水)10:28 ~ 10:39  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.発言要旨

(副大臣)9月1日から4日までですが、マーシャル諸島共和国を訪問いたしまして、太平洋諸島フォーラム「気候リーダーシップに関する専門家パネル」に参加いたしました。世界の気候変動対策をリードする閣僚、国際機関、研究者等の方々と、太平洋諸国における気候変動への適応や再生可能エネルギーの導入促進等について,具体的かつ前向きな議論を行うことができまして、誠に有意義であったと思います。また、今回の訪問の機会を利用し、マーシャル共和国大統領とバイ会談を行うとともに、島嶼国が抱える様々な課題の実態の視察をいたしました。今回の訪問により、環境副大臣として我が国の気候変動対策に一層取り組む決意を新たにいたしました。
 9月12日から福井県福井市にて開催される「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ第4回定例会合」の総会に出席いたします。本会合では、SATOYAMAイニシアティブの目指す生物多様性の保全と人間の豊かな暮らしの実現に向けた「自然共生社会」のあり方について検討を行い、行動計画の採択に向け、議論をする予定です。今般、里山保全に熱心に取り組み、本会合をホストしていただいた福井県の皆様に感謝を申し上げるとともに、参加者の里山保全の経験も踏まえた議論が展開され、国際的に発信されることを期待しています。私のほうは以上です。


2.質疑応答

(問)幹事社の読売新聞です。よろしくお願いします。除染の計画の見直し、昨日発表されましたが、やはり被災地のほうから、どうして早くできなかったのかとか、帰還が遅れるのではないかという不安が出ていますけれども、改めてそれに対する見解をお聞かせ願えますか。
(政務官)除染の見直しは、2年間の予定期間が終わる半年前の夏に行うということは申し上げていましたので、予定通りに見直しをすることができたと思っています。市町村の皆様方と一緒に新たな除染の実施計画を、これから立てていくことになりますので、市町村の皆様方としっかり連携をしながら、御意見を良く聞いて新たな実施計画を立てていきたいと思っています。
(問)もう1問ですが、副大臣にお尋ねしますが、マーシャル諸島の会議に出られたということで、日本としては島国丸ごと支援というのが石原さんのほうから、そういうことで日本が支援していくということを表明していますが、マーシャルの大臣とバイ会談をしたりする中で、島国丸ごと支援ということに対する評価というのはいかがでしたでしょうか。
(副大臣)私たちの姿勢というものについては、島嶼国の国々で高く評価されていると思っています。国によって違いますけれども、既に具体的にいろいろな対応をしていることもあります。また今後、国々それぞれの立場からいろんな要望が出てくることもあると思っています。大臣自身も島嶼国に行かれるわけで、非常にベリーグッドの事業ではないかと思っています。ただ、一般的に議論の中にあるのは、海水面が上昇して低い島はどんどんと浸食されている。ヤシの木がまっすぐ立っていたのが横倒しになり始めている。こういうことが実際にありますし、私自身も視察をさせていただいたわけでして、島嶼国というのは土地は国有地という考え方はなくて、王様の人たちが自分たちの領地を持ち寄って国を作っているという考え方なので、その一番基を成す人たちの土地がどんどん消えていく、人が生活できなくなっていくということがありますので、CO2の排出をする先進国の、あるいは大量排出国に対する責任を求める声が各処に出てくるわけでして、私たちもそういう中で、できる限りの支援をしていくということをお話しし、実行もしているわけです。特に私は、マーシャルの議員連盟の会長でもありまして、とりわけ二度目の訪問でもあり、戦地での亡くなられた我が国の人たちが2万人近くいらっしゃるわけでして、この遺骨御帰還の事業も含めてですね、私どももお願いをさせていただいたという経緯があります。マーシャルは財務大臣の名字はモモタロウというかたでもありますし、日本のネーミングも非常に残っていまして、大統領とのバイ会談ではそういうことも含めていろんなお話をさせていただいたところです。
(問)具体的に島国まるごと支援の中で、こういうことをお願いしたいとか、そういうプランとか何か出てきたりしましたか。
(副大臣)ありとあらゆるものですね。例えば、風力発電でもありますし、ソーラー発電の拡大でもありますし、漁業支援等々もあります。建物が崩れればリニューアルの要望もありますし、本当に数が多すぎて、逆に我が方がしっかりと整理していかなければならないということだと思っています。まるごと支援といえばそうなのですけれども、本当に大変多くの要望が出てきます。
今日の新聞にも少し報道されていますけれども、川崎市で世界で初めての水素発電所の建設計画が進められつつあります。これは横浜市に本社のある、千代田化工建設が世界で初めてトルエンに溶け込ませる、常温、常圧での水素の運送、取り出し、利用が技術的に確立したということで、非常に大きなインパクトのある水素エネルギーの、しかも値段も天然ガス並の値段で使えるだとうといういうことで始まろうとしているのですけれども。この話を今回の出張で島嶼国の皆様方にいろいろな場面でお話させていただきまして、大変皆さん驚きつつ、期待するというお話もありましたし、是非日本に確認してみたいというお話もありましたので、併せて申しておきたいと思います。

(以上)

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