大臣談話・大臣記者会見要旨

井上副大臣・齋藤大臣政務官記者会見録(平成25年8月22日(木)16:05 ~ 16:11  於:合同庁舎5号館25階会見室)

1.質疑応答

(問)幹事社から2つお願いします。1つは除染の行程表の見直しですけれども、これは予定通り8月中に間に合いそうであるかどうか現状の認識を教えていただきたいのと。もう1点が、昨日大臣にもお伺いしましたけれども、2020年の温室効果ガスの削減目標についてニュージーランドが5%削減目標を立てまして、これで日本だけが残ったわけですけれども、改めて副大臣の意気込みといいますか、COP19までの目標作りに向けてお考えをお聞かせ下さい。
(副大臣)温暖化については担当の齋藤政務官からお答えしますが、除染の計画の見直しについては、従来から申し上げているとおり、今月中に発表したいと思いますので、よろしくお願いします。
(政務官)目標の件ですが、昨日大臣が詳細をかなり答弁しているとおりなのですが、確かに事故がありましたので、目標を作るのは困難な状況であることは当初からわかっていたわけですが、そういう前提の下で、それでもなおCOP19までの間に目標を含めた温暖化計画を作っていくということを大臣も国会や会見で、繰り返し表明しています。その意味では、昨日大臣が最後に話したように、「COP19までに現実的かつ野心的な目標というものを私は役所の立場として、また個人としても作り上げていかなくてはならないと考えています。」というところに全てが込められているのではないかと思います。
(問)除染のほうですが、地元の進捗状況がかなりバラバラな中で、どこまできめ細かなものを作っていけるかというところがあると思うのですけれども、そのあたりはできますでしょうか。
(副大臣)確かに、直轄だけ考えてもそれぞれの市町村との調整が不可欠ですので、これがなかなか難しい、時間がかかっているということは事実です。ただ、他方で今後の計画ですので、なるべく具体的なものを出したいという方針で、今、各市町村と調整しています。

(問)福島県内のがれき処理の計画を見直すということがあったと思うのですけれども、そちらのほうはどういう進み具合でしょうか。
(副大臣)これももちろん地元自治体との調整をしていますが、廃棄物の処理に関しては、まずは仮置き場までどう持って行くかということを中心に考えたいと思っていまして、その後の話になると、既存のものは別として、新しく焼却場を造るという話になると簡単にはいかないので、まずは仮置き場までどう処理をしていくかを中心に最後の詰めをしています。
(問)そこの今月中というのはもう少しかかりそうですか。
(副大臣)これも同じように従来から約束していることなので、今月中にしっかり出します。

(問)今の話に関連してなのですが、まず仮置き場までどう持って行くかということなのですが、その先のことも含めて今月中に計画を出すということで良いでしょうか。
(副大臣)含めてですが、先のことは先ほど申し上げたように、新しく焼却施設を造らなければならない等の難しい問題があるので、具体的なことがどこまで言えるのかということで、いろいろ問題があるということを申し上げたつもりです。