大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成25年12月17日(火)11:00 ~ 11:03 於:官邸3階エントランスホール)

1.発言要旨

おはようございます。本日の閣議では、特段当省に関係するものはありませんでした。12月19日の木曜日、「環境省ふくしま復興サポーター」の第5回目として、浮島政務官、職員の有志とともに、伊達市を訪問します。今回は、3年ぶりの「あんぽ柿」の出荷を応援します。この「あんぽ柿」は、伊達市の梁川町五十沢地区の伝統の品で、地域の誇りと伺っています。12月2日には、出荷再開式も盛大に行われ、これは地域の皆さまにとって、復興への大きな励みになっていると思っています。今回の訪問で、この出荷再開に尽力された地域の皆さまと、復興や、地域づくりへの思い、また、風評被害対策について伺う座談会もさせていただこうと思っています。私からの御報告は以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社から1問お願いします。来週、中間貯蔵の輸送の関係で新たな検討会が立ち上がりますが、会議に期待すること、並びにいつ頃までに結論を得てほしいと考えているか、大臣のお考えをお伺いします。
(答)(中間貯蔵施設が)建設されれば、福島県の全域から放射性物質を含む土壌等々が大量に輸送されることになります。その時に事故があったりすることのないよう、安全性の確保が、私は一番重要だと考えています。このために道路や輸送、安全管理の専門家から、どういうふうにやれば良いのかを、――ブレーンストーミングの段階ですが――しっかりと御提言いただければと思っています。検討会では、14日に地元に要請した中間貯蔵施設の案を踏まえ、輸送管理の基本的な考え方や安全対策等々を検討いただきます。もちろん、お引き受けいただいたならば、併せて、道路の整備や、ボトルネックになってしまうところをどう解消するかといったことも検討していかなければならないと思っています。スケジュールですが、ともかく1回目をスタートさせて、お引き受け等々のお話がありましたら、またさらに進めていくということになるのではないかと、今は考えているところです。

(問)毎日新聞の阿部です。イタイイタイ病問題についてなのですけれども、本日午後三井金属さんと被害者の住民団体の間で合意文書の調印式が予定されております。この間、かなり長い時間がかかったわけですけれども、最終解決が図られる見通しとなったことについて、大臣の受け止めをお願いします。
(答)神通川地域流域のカドミウム汚染被害者団体と原因企業との間で調印式が行われると聞いています。三井金属鉱業株式会社、神岡鉱業株式会社と、神通川流域カドミウム被害団体連絡協議会代表、イタイイタイ病弁護団等との間ですね。これには、知事、あるいは市長にも御同席いただくとのことです。当事者間で合意されたことに対して、長年にわたる御努力に対して、敬意を表したいと思います。