大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成25年10月18日(金)9:38~9:43  於:参議院本会議場議食側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

冒頭、台風26号で大勢の方が日本全国でお亡くなりになり、まだ伊豆大島では多くの方々が行方不明です。お見舞を申し上げるとともに、亡くなられた方々に哀悼の誠を捧げたいと思います。私、個人的にも伊豆大島には大変ご縁がありまして、私の知人にもまだ行方不明者がいるというような報告も受けております。明日は古屋防災担当相を団長に政府の調査団もまいります。1日も早い行方不明者の救出を、心から願う限りです。
 御報告ですが、日曜日に川内村で、「2013かわうち復興祭」が開催されます。環境省の有志によります「ふくしま復興サポーター」の第4弾として、職員の皆さんとともに、このイベントの応援に私も駆けつけたいと思います。川内村が主催するこのお祭は、村の復興・再生をテーマとして、村民や関係団体が参加されると伺っています。全国各地に避難している村民の方々に向けてふるさとの状況を発信し、また、福島県内外からの来場者を迎えて、村の復興をPRするものだと思っています。川内村では、2012年1月31日に遠藤村長さんによる「戻れる人から戻りましょう!」という帰村宣言を受けて、(今年4月)現在、全人口2,816人のうち1,299人が帰村をされているということです。環境省としては、川内村の国直轄の除染を今年度中に終了すべく、鋭意進めていますし、それに加え、今回のような福島の復興を応援するための活動を継続していきたいと考えています。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)代表カメラのテレビ朝日です。よろしくお願い致します。大臣の冒頭のお話にもありましたが、台風被害に関してなのですが、現在も、警察・消防・自衛隊による懸命の救助・捜索活動が続いていますが、その行く手を阻む形で大量の土砂であったり、がれきが存在して障害になっています。環境省としての具体的な支援に関してお聞かせください。
(答)やはりまず行方不明者の方の救出があって、その後が環境省の仕事だと思っています。重機が足りなくて、今日防衛大臣から御報告がありましたが、輸送艦の「おおすみ」が横須賀から出て重機を運んでいく。その重機により行方不明者の捜索というものが行われると思います。それから、環境省としては災害がれきの除去をしっかりとやらせていただきたいと思います。補助金と地方交付税と合わせて、9/10は国が支援することになると思います。やはりともかく今は1日も早く行方不明者の元気な顔が見られるようにということに尽きるのではないかと思っております。もちろん、古屋団長の調査団には、がれき処理の仕事をする実務レベルの人間にも参加をさせようと思っています。

(問)朝日新聞の神田ですけれども、温室効果ガスの削減目標について伺います。先日、再エネ・省エネの割合などについてさらに詰めているというお話だったと思いますが、その後の検討状況と、あとCOP19まで近づいてきていますので、その目標設定についてのお考えを改めてお聞かせください。
(答)これはもう何度もお話させていただいていますが、1月の段階で総理から指示が出て、また私どもの参議院選挙のJファイルの中にも、「実現可能な最大限の削減目標を含め新たな地球温暖化対策の計画を11月のCOP19までに策定すべく」、というくだりがございます。関係省庁としては、経済産業省と我が省が中心になってきます。今かなりのところまで話が詰まってきた。この間も茂木大臣からだいぶいいところまで来ましたねというようなことを耳打ちされました。最終的なところにきていると思います。また森林吸収ということもあります。そのトータルのパッケージが今御質問があった形になってCOP19までにお示しできるのではないかと思っています。