石原大臣記者会見録(平成25年8月2日(金)9:38 ~ 9:45  於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。閣議の案件に関して当方に関連するものはありませんでした。私から2点ほど御報告します。
 7月24日の水曜日から昨日まで、フィンランド、アイスランド、フランスへ出張しました。フィンランドでは、世界初の使用済み核燃料の長期地下貯蔵設備として建設されているオンカロの視察を行いました。アイスランドでは、3か所の地熱発電所の視察、また、環境大臣、産業大臣、内務大臣と会談をしました。フランスでは、7月2日に就任されたマルタン・エコロジー・持続可能な開発・エネルギー担当大臣と会談を行いました。(前任の)バトさんと既にお会いしていたのですが、マルタンさんに代わられました。COP21の議長国ですので、お話をしてきました。今回の成果を、放射能に汚染された廃棄物の対策、地熱利用の推進、2020年以降の気候変動対策の国際枠組に向けた議論に活かしてまいりたいと考えています。これが1点目です。
 2点目、御存じの方もいると思いますが、北海道の羽幌町の天売島だけで繁殖する絶滅危惧種のウミガラス。今年の7月末までで9羽の巣立ちを確認しました。ヒナの巣立ちの成功は3年連続です。環境省では平成13年から種の保存法に基づく保護増殖事業を実施しており、これは天敵のカラス対策などが効果を上げてきたと考えています。今後もヒナが無事に巣立つように努力して参りたいと考えています。大変可愛らしい鳥ですので、是非インターネット等で見ていただくと、守っていかなければいけないということがよくわかると思います。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)幹事社の毎日新聞、阿部です。よろしくお願いします。2012年度の復興予算のうち、除染関連の予算の執行率が32.1%と非常に低かったという数字が出ましたけれども、その理由についての受け止めと、一方で地元の福島県から更なる除染の徹底というものを求める声が出ておりますが、来年度の概算要求に向けて、除染関連でどう対応していくか、大臣のお考えをお聞かせ下さい。
(答)御質問の趣旨は復興庁の資料に基づいての御発言かと思います。御存じのとおり(除染)計画を各町々ごとに策定する。あるいは除染したものを保管する。いわゆる仮置き場を設置しなければなりません。これはもちろんその地域の理解なくしてできませんので、その調整に時間がかかっているところは、やはりどうしても遅くなるというのは事実だと思います。現在では理解も進みまして、状況も改善しつつありますが、今後も予算の執行が順調に進んでいくように努力をしたいと考えています。進捗状況の点検や、各市町村との意見交換会も行っています。いずれにしても、除染の加速に向けて政府一丸となって取り組んでいくという姿勢に変わりはありません。

(問)朝日新聞の小林です。麻生副総理のナチス発言についてなのですが、そもそも大臣としてこの発言をどう考えたかということと、国際社会における日本の立場や影響、安倍政権の今度の政権運営の影響があればお聞かせ下さい。あと、もう1点外遊なのですが、今回、御夫人が同行されたということで伺っておりますが、同行の目的ですとか、念の為、旅費は公費ではなくて私費だったのかどうかその辺の確認をお願いします。
(答)後段から申しますと、もちろん私費です。ヨーロッパは夫婦で行くのが常識です。
前段は官房長官が話されていますし、私は(出張で)おりませんでした。報道されている事実しか承知していませんので、コメントする立場にないと思います。

(問)NHKの横井と申します。今年の8月15日の終戦の日なのですけれども、靖国神社へ参拝されるお考えがあるか、大臣のお考えをお聞かせ下さい。
(答)これは何度もお話していますが、この四半世紀、8月6日の日の出とともに西の空に向かって手を合わせています。多くの犠牲者の方に対して、――特に私の祖父は招集されて中国で亡くなっています――そういうことも含めて、しっかりと哀悼の誠を捧げています。

(問)西日本新聞の重川といいます。水俣病の認定基準の運用の見直しについて、最高裁の判決が出た後、指示されていると思うのですけれども、その進捗と今後の見通しについてお聞かせ下さい。
(答)現在も検討中です。

(以上)

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