大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成25年7月23日(火)10:30 ~ 10:36  於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

 本日の閣議では、当方に関係するような案件はありませんでした。私から2点御報告させていただきたいと思います。
 明日から、フィンランド・アイスランド・フランスへ出張します。フィンランドでは、世界初の使用済核燃料の長期地下貯蔵設備として建設されているオンカロに行って、現地の話を聞きたいと思っています。アイスランドでは、地熱発電所を視察し、環境大臣、産業大臣、内務大臣と会談を行う予定です。また、フランスは、2015年のCOP21の議長国に立候補しており、現地でいろいろと話を聞きたいと考えています。
 2点目です。今年の「子ども霞が関見学デー」は8月7日、8日の両日開催します。環境省でも環境に関するクイズ、ゲームなど各種プログラムを用意し、夏休みのお子様に、環境の重要性ということを一つでも知ってもらいたいと考えています。公務の日程にもよりますが、今回は、8月8日の木曜日に、プログラムの一つとして、「環境大臣室ツアー」を開催し、子ども達に大臣室に来てもらい、皆さんから声を聞いてみたいと考えています。本日から参加者の募集を行いますので御応募いただきたいと考えています。詳細については、事務方に聞いて下さい。私からは以上です。

2.質疑応答

(問)日経新聞です。2点お願いします。まず1点目は、先般参院選の結果、衆参のねじれ状態が解消しました。これに関する受け止めと、温暖化や除染など依然課題が山積する中、今後、環境行政をどう進めていくか改めて大臣のお考えをお聞かせ下さい。
また、本日の閣議で首相から何か指示等がありましたら合わせて教えて下さい。
 2点目は、グーグル問題について処分の目途等、進捗がありましたらお願いします。
(答)参議院選挙は国民の皆様方の審判によりまして、6年間続いていた衆議院、参議院のマジョリティとマイノリティのねじれの問題を解消するに至りました。これからは責任は政府与党にある。こういうことをしっかりと自覚して、「勝って兜の緒を締めよ」ではありませんが、しっかりと対応したいと思っています。環境行政についてですが、この秋以降大きな問題がたくさんあります。水銀条約の問題。あるいはCOP19までの温暖化目標の策定の問題。また福島の除染の問題。これらの問題について真摯に向かい合い、国民の皆様方の付託に答えられるように、また、世界に対して日本が環境先進国であるということをしっかりと発信できる環境行政を司って参りたいと考えています。
 グーグル問題ですが、対策本部にて、ハード・ソフトの両面から情報管理の総点検を行っています。「霞ヶ関の非常識」としてああいうことが起こってしまった。民間ではあり得ないことが起こっていると考えています。しっかりと総ざらいして、内閣官房の情報セキュリティセンターと調整を図って、8月になりましたら皆様方にとりまとめをお示し出来るよう今督励をしているところです。処分については、具体的な対象者の範囲や処分内容について、今事実関係の精査と、人事院とも相談をしており、出来ればこれも8月の早い段階に、皆様方にどういう理由でどうであるというような話もできればと思います。今のところはそのような段階です。
(問)あと、選挙結果を受けて首相から何か指示等ありましたらお願いします。
(答)閣議の発言内容については、官房長官が一括してこの後の会見でお話すると思っています。

(問)朝日新聞の青木です。前回質問させていただいて、お答えいただいていない部分が、再度質問させていただきたいのですが。除染について東電で事前にデータ提供や話し合いなどをしていたかどうかについて再度お伺いしたいです。
(事務方)事務方がお答えしたいと思います。御質問の点ですが、東電に配慮して、判断を変えるということは全くありません。東電が認めない手法というものを認めないということです。
(問)質問に答えていません。事前に話し合っていたかデータ提供があったかどうかについて伺っております。
(事務方)さっき申し上げたとおりです。東電と相談して物事を決めるということではありません。