大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成25年6月14日(金)9:35~:9:41 於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

 本日閣議に先立ちまして、日本経済再生本部の7回目の会合がありました。
もう皆さんご承知のとおりですが、「Japan Is Back」と題した成長戦略を、その後の閣議で決定しました。再生本部の中で、私からは、環境は世界の成長分野の一つであり、この成長戦略に沿って、国内で世界最先端の環境技術を磨き、その技術で世界全体の低炭素社会づくりをリードするような政策を練り上げていきたい。具体化していきたい。このような発言をしました。項目としては、洋上風力発電や再生可能エネルギー、自立分散型エネルギー、こういうことがしっかりと書き込まれています。

2.質疑応答

(問)テレビ朝日の真鍋と申します。よろしくお願いします。おととい水曜日に福島県知事の訪問を受けられました。内容としては、来年度の予算要望ということで、我々報道陣も冒頭部分を取材させていただいたのですが、その後のお話の中でどのようなやり取りがったのか。また、大臣が知事をとおして福島県民に向けたメッセージを発せられたのであれば、そのあたりをお伺いしたいというのが1点。
 もう1点は、お話の中で福島県内の除染の完了の時期、そのめどについての大臣と知事の間でのやり取りがあったのかどうなのか、その2つをお話ください。
(答)毎年各県の知事が行われている予算要望の短いお話です。様々な雑談はありましたが、本筋は要望書に沿っての要望だけでした。
(問)2つ目に関してなのですが、県内の除染の完了の時期、そのめど、もしくはそのめどに関しての発表するタイミングに関して知事のほうから何かお話は。
(答)特に具体的なお話はありませんでした。要望書の中にも、除染を進めていく中で、除染で発生した廃棄物を処分する施設を早く造ってほしい。こういう要望がありましたので、是非、双葉郡の皆様に知事のほうからも、しっかりとお願いをしていただきたいという旨は知事にお話しました。

(問)西日本新聞の安部と言います。水俣病のことで2点お伺いします。1点目は、最高裁判決から約2ヶ月ということで、1ヶ月のときもお伺いしましたが、大臣としていつくらいまでをメドに運用の具体化、在り方の具体化というものの結論を出していきたいかということが1点、ひとつきほど前の話で恐縮なのですが、例年5月1日に水俣病の慰霊式が現地であるのですけれども、そのときに大臣が述べられる祈りの言葉についてなのですが、ほぼ毎年同じような内容になっていて、いかにもおざなりではないかという指摘も地元にはあるようです。大臣のお考えをお願いします。
(答)具体化の作業については、着手をして県と相談しているというのが1点目です。2点目については、慰霊するという式の趣旨に沿って国としてどうであるかということをお話をさせていただく。その言葉について、どう受け止めるかということまで、私どもは、思われた方々に対して、言う立場にはないと思っています。
(問)確認ですが、今回大臣が述べられた祈りの言葉というものは、事務方が用意したものを読まれたということでよろしいのでしょうか。それとも御自身の思いというのも反映されているのでしょうか。
(答)行政ですので、ドラフトは事務方が書きます。私がドラフトを書いたら事務方の仕事はなくなってしまいます。ただ、私が言葉として話している以上は、私の思いが入っていることは事実ですが、それを感じろとか、感じるなとか、そういうことを私は申すつもりはありません。