大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成25年6月7日(金)10:07 ~ 10:15 於:環境省22階第1会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。私から2点御報告します。本日、今年初めてのトキの放鳥、第8回目の放鳥を実施しました。午前5時55分に網を開き、9時現在で17羽のうち14羽が自分で外に飛び立っていきました。
 もう1点、これは熱中症のポスターです。最近は暑い夏ということで毎年だいたい4万人前後の方が熱中症にかかって救急搬送されています。多いときには、平成22年なのですが、1、700人近く亡くなっています。環境省のほか、関係省庁で今年から7月を「熱中症予防強化月間」と定めて周知徹底を図っていきたいと考えています。民間企業の御賛同も得まして、色々なところにこのポスターを貼っていただいて注意喚起をするということです。これは何度も申していますが、暑いところにいる場合だけではなく、室内でも、夜間でも、若い方からお年寄りまで実は幅広く発生していますので、気をつけていただきたいと思います。肝心なことはこまめに水分を取る、涼しい格好をする、体調が悪いときは外に出かけない。この3点ですので、よろしくお願いします。

2.質疑応答

(問)幹事社の共同通信の斉藤です。この数日に政府の成長戦略ですとか、骨太の方針の素案がでていると思います。そこで環境やエネルギーの関係でも、再エネの普及ですとか、火力発電の活用、省エネ・低炭素関係のシステム整備と規制緩和、環境アセスの緩和等が盛り込まれていたと思いますが、大臣のそれらの内容の受け止めと、実現に向けてどのように取り組んでいくか教えて下さい。
(答)5日に成長戦略、6日に骨太のいずれも素案が公表されまして、いずれも14日の閣議決定になると思います。成長戦略では、これも何度も御説明させていただいています二国間クレジット、再生可能エネルギーの導入、これが大きな柱になって書かれることになりました。また、骨太は、目指すべき方向を、ちょっと緩やかな表現ですが、「低炭素・循環・自然共生を可能とする社会を目指す」と明確に明示しましたので、これにしっかりと肉を付けていくというか、血を流していくというか、そういうことをやっていかなければならないと思っています。すなわち具体化です。こういうことを主に挙げて取り組んでいきたいと思っています。

(問)NHKの横井と申します。熱中症の予防強化月間についてお聞きします。今回の取り組みというのは、予防月間というのは、地方自治体のレベルでは取り組んでいるところもあるように思いますけれども、政府として取り組む重要性をどのように考えていらっしゃるのかをお聞かせ下さい。
(答)一番目は、出来る限り先ほど言いましたように多いときに年1,700人もの方が亡くなっていますので、その被害を減らすことが一番の目的です。私もここ数年で2度かかったのですが頭が痛くなって、動けなくなって、2回とも点滴をしました。特に日中何をやったということではなくても、かかるので、先ほど言いましたように、こまめに水分補給をする、あるいは無理をしない、室内でもなるといったことをしっかりと知らしめるということが必要だと考えています。(ポスターは)暑苦しいものにしようかとも思ったのですが、ちょっと涼しげなものにしました。周知徹底していくことが大事だと思っています。