石原大臣記者会見録(平成25年3月12日(火)8:38~ 8:46  於:(衆)本会議場議食側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 昨日、東日本大震災二周年追悼式がありました。遺族を代表する3名の方のお話を聞いて、改めて、我々もしっかりとできることはサポートしていかなければならない、また被災者の方々の気持ちを忘れてはならない、と痛感しました。
 環境省が担当している除染に関して、福島県では除染や復興がまだまだこれからという地域がある一方で、市町村や住民の皆さんの協力により除染が効果的に進んで、復興に向けて新たな一歩を踏み出そうとする地域もあります。地域によってかなりの差があることも事実だと思います。
 そんな中で、福島市の話ですが、住民の皆様方が毎年毎年、憩いの場としてお花見をしている公園があります。そこでは、除染が既に完了しましたので、4月の桜の開花を控えて、地元の自治会や住民団体の方が、県外からの方も含めて一人でも多くの来訪者の方をお招きしたいということで、清掃活動を実施すると聞いています。環境省としても憩いの場を復活させるために、協力できることは協力したいと考え、私自身も参加をしたいと思っています。桜がいつ開くのか定まらないので、まだいつとは聞いていませんが、地元の方々が日程を決められたら現地に赴きます。このようなことにも継続的に取り組みたいと考えております。

2.質疑応答

(問)代表カメラのテレビ朝日です。1問よろしいでしょうか。大臣の今のお話にもありましたが、除染に関して、先週の金曜日に進捗状況のデータが出ました。今お話にもありましたように、地域によって差が出ているということがあるのですけれども、今後の行程表、このままでいいのかどうか、これも判断、決断の時期が迫っていると思います。
(答)順調に進捗していて、国直轄地のところでも、住宅地はほぼ100%完了したというところがある一方で、区域見直しが終わらなければ、あるいは補償がスタートしなければ、ということで、計画の策定にも至っていないところもあります。いざ除染を実施しようと思っても、地域の方の同意が得られなくて、また、仮置場を設置することができなくて、時間がかかっている市町村があることも事実です。環境省は、平成24年、25年の2か年間で除染をすると前政権下で定められており、これに全力で取り組むということは、安倍内閣としても当然のことだと思います。そんな中で、御質問にありました、計画期間の半年前に当たる今年25年の夏に、実施の状況というものを、――区域見直しもあと二つの自治体だけとなってきましたし、また、用地、家屋についての賠償もスタートしますので、今まで遅れていたところも進むと思いますが、――点検しまして、必要に応じて、スケジュールを見直していくこともあるのではないかと考えています。
(問)今年の夏が一つのめどに。
(答)はい。24年、25年ですから、やはり半年間くらい余裕をもって、それまでに。またこの春いよいよ、家屋とか土地の賠償がスタートします。それによって動くところも当然出てきますので、その様子を見て、夏くらいに見直すべきところは見直していかなければならないと考えています。

(問)日本放送ですが、PM2.5絡みでですね、先日は暖かくなったこともあって、PM2.5ではなかったですけれども、砂じん、煙霧が起こりました。今週もまた暖かくなって、大気状況の変化が見られる可能性がありますが、その辺は何か報告ありますでしょうか。
(答)今煙霧という言葉が出ましたが、気象庁は煙霧ではないといっているようですね。地元の気象台は煙霧だといっていますが。正確な言葉の使い分けは、分かりません。寒冷前線の通過に伴う強風により、舗装されていない土地や農地、関東の北部からPM2.5成分を含む土砂が巻き上げられたことが原因と考えられます。1立方メートル当たり291マイクログラムが観測されたというのは、今まであまりないことです。今のところ一時的に高濃度になったものだと環境省では見ております。東京都清瀬市の測定局の3月10日の一日平均値は、――嵐みたいなものは30分くらいしか続いていませんので――、1立方メートル当たり、47マイクログラムでした。警報を発する70マイクログラムあるいは85マイクログラムよりは低いということです。その他の東京都内全ての測定局においても、暫定的な指針となる値である一日平均の70マイクログラムは超えていません。東京都にも確認しましたが、今回の視界不良を伴う砂の嵐による健康被害は今のところ報告されていません。気象状況によっては、今後また同じようなことが起こることも予想されます。予報、こういうことがありますよ、ということはやはりきめ細かくですね、これは気象情報になるのかもしれませんけれども、――環境省としてもその時30分間表にいるということは、あまり良いことではありませんので――、できる限りの情報を出していかなければならないと考えています。

(以上)

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