大臣談話・大臣記者会見要旨

齋藤・秋野大臣政務官就任会見録(平成24年12月27日(木)21:47~21:53 於:環境省クラブ会見室)

1.発言要旨

(齋藤政務官)皆さんこんばんは。この度、大臣政務官を拝命いたしました齋藤健でございます。
 野党で3年3か月過ごしてまいりまして、環境部会長とか自民党で拝命いたしておりましたが、この度、与党になって、今やもう幅広く、そして深くなっている環境行政の一翼を担わせていただくことになりました。責任の重大さをひしひしと感じているところでございます。どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。
(秋野政務官)皆さんこんばんは。本日、環境大臣政務官を拝命いたしました秋野公造でございます。
 本日の政務官の会合におきまして、総理より、福島の再生は国が全面に出て国の責任で実現をすると。そういう基本方針を胸に、微力を尽くして、それでも全力を尽くしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

2.質疑応答

(問)幹事社の日経の吉野です。よろしくお願いします。
 すみません。それぞれの御担当、御所掌についてお伺いしたいのですがよろしいでしょうか。
(齋藤政務官)私は地球環境、それから秋野さんのほうが原子力とか除染とか、あと廃棄物リサイクル関係を担当されて、私はむしろ、それ以外の地球環境ですとか生物多様性ですとか、そういうのを担当するのですね。

(問)先ほど齋藤政務官のほうが、今や幅広く、深くなっている環境行政の一翼ということをおっしゃったのですけれど、今日も指摘廃棄物のことで、候補地にあげられているところから陳情に来られて、こういったことを今後どのように進めていかれるお考えでしょうか。
(齋藤政務官)私も野党のときに、実際に視察に両地域、既に行っております。そして、市長さんたちとも会ってきたし、現場も、もう既に見ております。大事なことは、やはりコミュニケーションをきちんと取って、信頼関係を築いていくということですが、残念ながら今、過去の経緯があって、それがうまくできていないという現実にあろうかと思いますので、まずは信頼関係を構築していくということを、政権も代わりましたので、きちんとやっていくということに尽きるのではないかなと思っております。そこから先どうするかは、過去の経緯もよくよく検証してみた上で、私どもなりの結論は出していかなくてはいけないなと思っております。

(問)読売の吉良と申します。秋野政務官にお尋ねしますが、今日、石原大臣が福島で、皆さん除染とか放射能のことについて大変不安を感じていると。そこで、お医者さんを政務官として入れてくれということを私が言ったというふうな御説明がありまして、先生の経歴を見ると、長崎大学、放射能とかも非常に関係が深いところの医学部でいろいろとやってこられたということで、今、放射能の説明で地元の人が納得するために何か足りないこととか、先生がお考えになっていることをちょっとお聞きかせいただけますか。
(秋野政務官)長崎という被爆地に育ちまして、長崎大学の原爆の研究所で博士号をいただきました。ずっとそういう放射能による偏見、あるいは差別というような環境の中で過ごしてまいりましたので、正しく知るということが、やはり非常に重要だと思ってます。ただ、こういう科学的な見地だけで説明をして安心安全が確信できるかというと、必ずしもそうではないと思っています。そういった意味では、先ほどの齋藤政務官のお話と通じるところがあるのだと思うのですが、できるだけ、やはりコミュニケーションをしっかりとっていくということが一番重要であると思っています。診察室の中においても、信頼関係に基づいた説明と、信頼関係に基づかない説明というのは、受け取る側も変わってくるのだろうと思っています。そういった意味では、福島の方々が何を御不安に思われているかということも十分踏まえた上で、しっかりとしたコミュニケーション、広報というものも必要ではないかと思っています。