大臣談話・大臣記者会見要旨

石原大臣記者会見録(平成24年12月28日(金)9:52~ 9:58  於:(衆)本会議場中庭側廊下ぶら下がり)

1.発言要旨

 おはようございます。閣議後の会見をさせていただきます。私から若干御報告がございますので、よろしくお願いいたします。
 今回任命されました副大臣、政務官の事務分担です。田中副大臣、齋藤政務官には、総合環境政策、放射線健康管理を除く公害健康被害対策・化学物質対策を始めとする環境保健関連、地球温暖化対策を始めとする地球環境問題、自然環境の保全を中心に担当をしていただくことになりました。いわゆる横串部分です。
 一方、井上副大臣、秋野政務官には、指定廃棄物や災害廃棄物を始めとする廃棄物・リサイクル対策、放射線健康管理、放射性物資による汚染対策を始めとする大気・水・土壌環境の保全を中心に担当していただくほか、内閣府、私が原子力防災を兼務しておりますので、こちらの原子力防災に関する事務についても担当していただきます。
 昨日、もう皆様御承知のとおり、福島県庁並びに、環境再生のための事務所と県民の皆様方への情報を提供するセンタ-等々を見てまいりました。今日は早朝より井上副大臣が、大熊町、楢葉町、富岡町、広野町、四町の町長さん等々にお話を伺いに行っています。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)TBSなのですけれども、1点お伺いしたいのですが、トモダチ作戦で東日本大震災の後にアメリカ海軍、日本に派遣された空母の乗組員の方が、情報が正確に伝えられなかったとして、東電に94億円の損害賠償を求めて、アメリカで訴えをおこされたのですけれども、それについて大臣として。
(答)これは民事ですので、環境大臣がコメントする立場にはないと思います。

(問)フジテレビと申します。安倍内閣の支持率、FNNの世論調査によりますと、現在55%ということで、2006年の第一次安倍内閣の63.9%より下回っている数値となっております。それの受け止め、お願いいたします。
(答)3年4か月ぶりに政権交代をし、第二次安倍内閣がスタートしたわけです。私の記憶が正しければ、戦後、間が空いて政権をまた担うのは多分、吉田内閣以来のことになると思います。一度やった方がまた総理大臣をやるというようなことは――過去にもあったのですけれども――特殊な風に思われている方も事実だと思います。そしてまた、一番の安倍内閣に対する期待というのは景気回復です。自民党そして公明党の連立与党、そして内閣一丸となってこの景気対策に取り組んでおります。また、株価の方は堅調に推移しております。こういうものを着実に重ねていくことによりまして、支持率が、前回の2006年のときの支持率を上回るように努力をしていかなければならない。こんな受け止めをしています。

(問)受け止めとしては、数値は低い高いでいいますとどちらになるのでしょうか。
(答)今お話をしたとおりで、これは私が低い高いという話ではなくて、世論調査をして国民の皆様方の示された結果がこの数字に表れているのだと認識をしています。

(問)あともう1点。別件になるのですけれども、松井秀喜選手が引退を表明されました。
(答)残念です、本当に。阪神に入るのではないかと思っていて、私はジャイアンツファンなのですけれども、巨人阪神戦を楽しみにしていただけに残念です。

(問)印象に残っているシーンとか何かありますか。
(答)やはりヤンキースのワールドシリーズですよね。MVP。でも、現金でしたよね。あの後、放出されてしまって。あれは感動したなあ。これは森総理に聞かなければだめですよ。

(問)朝日新聞の小林と申します。前任大臣との事務の引継ぎなのですけれども、一部報道で、何か大臣のほうからお断りされたということなのですが。その辺の理由というかいきさつを。
(答)これは虚礼廃止です。意味のないことはあまり。できる限り事務的にすむことはすませればいいのではないですか。私は元行革大臣ですから、無駄をはぶいて効率の良い社会をつくることがポリシーです。虚礼は廃止しましょう。

(問)民主党政権とは一線を画すということなのですかね。
(答)いえ、虚礼廃止が私のポリシーですから。そういう報道もあったことは承知しております。

(問)共同通信の太田といいます。今の関連なのですけれども、実際、除染であるとか、中間貯蔵施設の問題とかで、市長さんとも直接会われたり、長浜大臣、されてきているわけですよね。長浜さんにしか分からない部分で、石原さんにお伝えしたいこともあったかもしれないなとも思うのですけれども、実際、意見交換とかという必要は今のところ感じていないということなのでしょうか。
(答)ですから、あれは儀式ですから。意味のあるものならばいくらでも。政治家同士ですからこれからもできますし。ただサインをして、何をやりました、かにをやりましたという儀式は、私は過去にも大臣をさせていただきましたけれども、あまり意味のあることではない。今おっしゃられたようなことをやるほうが、私は意味があると思います。ああいうふうに衆人環視の下では、だれが何を言ったということは言えませんから。そういう会議なら意味があると思います。