大気環境・自動車対策

(参考1)毒性等価換算濃度(TEQ)について

(参考1)

毒性等価換算濃度(TEQ)について

 今回のとりまとめにあたり、PCDDs・PCDFsの濃度については、測定により得られるダイオキシン類の各異性体の濃度値に国際毒性等価係数(I-TEF;International Toxicity Equivalen-cy Factor;表参照)を乗じて、毒性等価換算濃度(TEQ;Toxicity EquivalencyQuantity)により表した。

表 PCDDs・PCDFsに関する国際毒性等価係数

PCDD異性体I-TEF PCDF異性体I-TEF
2,3,7,8-TCDD 1 2,3,7,8-TCDF 0.1
1,2,3,7,8-PCDD 0.5 1,2,3,7,8-PCDF
2,3,4,7,8-PCDF
0.05
0.5
1,2,3,4,7,8-HCDD 0.1 1,2,3,4,7,8-HCDF 0.1
1,2,3,6,7,8-HCDD 0.1 1,2,3,6,7,8-HCDF 0.1
1,2,3,7,8,9-HCDD 0.1 1,2,3,7,8,9-HCDF
2,3,4,6,7,8-HCDF
0.1
0.1
1,2,3,4,6,7,8-HCDD 0.01 1,2,3,4,6,7,8-HCDF
1,2,3,4,7,8,9-HCDF
0.01
0.01
OCDD 0.001 OCDF 0.001
その他のPCDD 0 その他のPCDF 0

(参考2)

モニタリングを行った物質の発がん性の評価、大気環境基準等

物質名IARC
(国際がん研究機関)
の発がん性評価
大気環境基準等(単位:μg/m)
(ダイオキシン類の単位はpg-TEQ/m)
EPA10−5WHO欧州環境庁
アクリロニトリル 2B 0.1 0.5    ※1,3 -
アセトアルデヒド 2B 5 - -
塩化ビニルモノマー 1 - 10     ※1,3 -
クロロホルム 2B 0.4 - -
1,2−ジクロロエタン 2B 0.4 700    ※3 -
ジクロロメタン 2B 20 3000    ※4 -
ダイオキシン類 1,3 - - 0.8
テトラクロロエチレン 2A - 250    ※2 200
トリクロロエチレン 2A - 23     ※1,2 200
1,3−ブタジエン 2A 0.04 - -
ベンゼン 1 1.3〜4.5 1.7     ※1,2 3
ベンゾ[a]ピレン 2A - 0.00011  ※1,2 -
ホルムアルデヒド 2A 0.8 100    ※4 -
水銀及びその化合物 3 - 1      ※2 -
ニッケル化合物 1 0.04 ※a
0.02 ※b
0.026 -
ヒ素及びその化合物 1 0.002 0.0067   ※1,2 -
ベリリウム及びその化合物 1 0.004 - -
マンガン及びその化合物 - - 0.15    ※2 -
六価クロム化合物 1 0.0008 0.00025  ※1 -
  • 「大気環境基準等」の「環境庁」の欄は、環境基本法第16条に基づく大気環境基準値又は中央環境審議会答申に基づく指針となる大気環境濃度
  • IARC発がん性評価
    •  1  人に対して発がん性を示す物質
    •  2  人に対して発がん性を示す可能性のある物質
    •   2A 可能性の高い物質
    •   2B 可能性の低い物質
    •  3  人に対して発がん性を評価するには十分な証拠が得られていない物質
  • ダイオキシン類のIARC発がん性評価は、2,3,7,8-TCDDについては1、その他の異性体については3
  • 「EPA10−5」の欄は、米国環境保護庁が設定したユニットリスクの10−5リスクレベル換算値
    ※a
    nickel refinery dust
    ※b
    nickel subsulfide
  • 「WHO欧州」の欄は、WHO欧州地域事務局のガイドライン値
    ※1
    ユニットリスクの10−5レベル換算値
    ※2
    WHO欧州地域事務局(1996)の改定ガイドライン値
    ※3
    WHO欧州地域事務局(1996)の改定ガイドラインのリストにない物質
    ※4
    ジクロロメタンは24時間平均値、ホルムアルデヒドは30分平均値であり、これ以外のユニットリスクで示されない物質は年平均値を示す。
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